ロックナイツ定例会。
ずっとずっと行きたかった神戸「中餐 福星 -fuxing-」(フーシン)にて。
小山シェフ、ありがとうございます✴︎
4人が集えば、マニアックなロック談義と
食の最前線のネタしか出てこないw
アペにオレンジワインを。喉通りよく、瞬時にグラスが空に。
「Pinot Gris 2017 / Laurent Bannwarth」
蜜のようなまろやかさと、瑞々しい果実味に続き、キレのある酸を感じるね。
こちら「福星」は、中国料理とワインと黄酒のお店。
オーナーシェフ平井伴憲さんが、ひとりで切り盛りしている。
料理はおまかせコースのみ。
まずは前菜が5皿。
●イチジク豆腐
芝麻醤やナッツの香ばしさと、
イチジクのやさしい甘みとのコントラストがたまんない。
むっちゃおかわりしたい衝動にかられた!
●キクラゲ クラゲ頭の黒酢和え
コリコリ食感心地よく、
黒酢のコクと、スキッとした酸味がいいね。
●ピータン ししとうのソース
トロリンとしたテクスチャー。それはコク深く
ししとうのシャープな辛みとすこぶる合ってる。
Pinot Grisを口に含めば、蜜っぽい甘みに膨らみが生まれた!
●稚鮎の五香粉風味
ほろほろ繊細な身質から、五香粉の香りがふうわりと。
その、キツすぎず弱すぎずの利かせ方が絶妙。
●広東風 焼き豚
ぐっと旨みを感じつつ
ほんのりとした甘さ、これもクセになる味でした。
次の皿にあわせ、ルーションのシラー(ロゼ)を。
薔薇の香り、強いエキス感。
●ゴーヤと豚ミンチの詰め物 海老味噌衣揚げ
ザクッサクッと軽やかな衣、これだけでもテンション上がる。
ハンバーグの肉汁と、ゴーヤの瑞々しい苦みが見事にマッチ。
●冬瓜 金華ハムのスープ
冬瓜は平麺状になっていて、トゥルン、シャキッと異なる食感楽しい。
そこに、どこまでもクリアな上湯スープの滋味。至福。
「Sancerre Akmenine 2009/Sebastien Riffault」の
複雑味とふくよかな旨み、合うね。
●アシアカエビと春雨の煮込み
湯気立ち込めるそれは、エビの香り強烈!!!
春雨をハフハフ頬張れば、
エビの濃厚な旨みとそそられる香りが、勢いよく押し寄せる。
ゲヴェルツのオレンジとともにfromアルザス。
「Gewurztraminer Maceration sec sans sulfite/ Pierre Frick」
果実のエキス、みっちり詰まってて、しかもなんてエレガンテ!
●但馬地鶏とレモン塩漬けの蒸し物
これもそそられるビジュアル〜!
但馬地鶏はふわぁとろっ。そのパンチある旨みに
自家製レモン塩漬けの穏やかな酸味と
パクチー、バイマックル、レモングラスなどタイ産ハーブの、アジアな香りが絡むの。
しかも、レモンのほのかな苦味で、肉そのものの味わいがぐっと引き締まるかんじ。
「Le P’tit Blanc du Tue-Boeuf 2018/Le Clos du Tue-Boeuf」
ほんのり広がる甘やかな果実味が、レモン塩漬けの塩梅にピタリ、はまった。
●スイートコーンと香住のカニ、焼き豚のチャーハン
コーンのピュアな甘み、カニの清い香りに焼き豚のコク。
それらのバランス見事。ハラハラ軽やかで、なんぼでもいけそうでした。
オーナーシェフ・平井伴憲さんの味と技に、惚れたわ。
それは、素材の個性をダイナミックに引き出したものから
ハーブなどの香り、食材がもつ酸味や苦味などを巧みに生かした品まで。
喉通りいい、エキス感たっぷりのナチュールなワインが止まらない味でした。
間髪開けずしてまたおじゃましたい(笑)
「中餐 福星 -fuxing-」
神戸市中央区下山手通4-12-8 フォルム下山手1F
078-958-6533
open :17:30〜22:00LO
close:不定休
彼らのセッション、超感動した〜♪@Billboard Live Osaka
ACA SECA TRIO (ENSAYO) : FORMAS (Hugo Fattoruso)