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winestand №2 @ガレットとナチュラルワインと焼菓子と。

ガレットとナチュラルワイン、焼菓子のお店
「winestand №2」(ワインスタンド ニュメロ・ドゥ)
時間をみつけては、ひとりフラッと伺っている
実は教えたくないワインスタンド(笑)


その店は、大阪の街中をたゆたう東横堀川沿い、
本町橋のたもとにある。
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店主の山口さんがひとりで切り盛り。
「ふらっと来てワイン一杯だけでもOK」ってノリなので
立ち飲みにスタイルにしたんだとか。
(まぁ私は1杯だけで終わったことないんだけどね)



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ガメイ好きなもので。この日のかけつけ一杯は
「Laurence & Rémi Dufaitre Brouilly/Brouilly」
艶やかでピュアな果実味、なめらかな喉通りが好き。


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いつもカウンターの上には、フランスの郷土菓子が5〜6種ほど。
私、酒飲みであり甘いもんにも目がない。だから
ナチュラルワインと焼菓子を同時に楽しめる、この店の存在が偉大なのだ。



●マカロンダミアン、パンデピス
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マカロンダミアンは、フランス北部アミアン発祥の焼き菓子。
13世紀後半から存在していたとは凄い。
表面ザクッと、なかはねちっとした食感。
アーモンドの香ばしさ感じる、何とも素朴な味わい。
そしてパンデピス。
シナモンやナツメグやクローブなどスパイスの香りと
粉の素朴な味わい、芳しさがじんわり馴染んでいて美味。


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ラングドック・ルーション。カリニャン、グルナッシュ主体の
「Jolly Ferriol Va Nu pieds/Jolly Ferriol」と共に。
ふくよかな果実味。旨味すごいね。そして深い余韻。



●ガレット・コンプレット
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定番のコンプレットを。この潔い焼き色に、惚れてまうわ(笑)
生地には蕎麦粉の甘皮も入るとか。
あえて雑味も加えることで、複雑な旨味とたまらん香りが押し寄せる。
自家製ハム、その塩味の程の良さもいい。卵とチーズで名トリオ。そして
はらりかけられたケイパーが、より一層、ワインを進ませるのだ。


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「Moonologue/Jean Marc Brignot & Anders Freedrik Steen」とともに
至福時間を過ごすことができたのでした。



別日は、焼菓子に照準をあわせて(笑)


●ファーブルトン
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この大胆な焼き込みたるや!
カリリッ、ねっちり。苦味も香りもじつに深く・・・

カーブドッチ「やまどり 舞う」。その心地よい酸と、程よいボリューム感に
ファーブルトンの魅惑的な味わいが絡み合う。そしてカラダに染み入る。
はぁ〜シアワセ。


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山口さんが作る
クラシック・プリンの大ファンでもあるワタシ。
聞けば「焼いて、3日寝かせてキャラメルソースを馴染ませてから提供」するそうな。


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このどっしりとした重厚感と、漆黒色したソースの潔い苦味!
甘すぎずキレのある味わいだから、山口さんセレクトのナチュールとともに唸る。

このプリンも、ファーブルトンも、ほかのお菓子もそうだけど
売り切れ終了なので、出会えたらラッキーだ。

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シリルさん(Cyril Le Moing)のワイン、「Grolle Noire」とともに。
シリルは山梨・北杜でのワイン会でお会いして以来、
彼のワイン造りと味わいに惚れた。


この店へおじゃますると、誰に気を使うこともなく、
自分が自分のままでいられる気分。
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なにしろ東横堀川をボーッと眺めながら
無になれる時間ってのがとても貴重。

店内に貼られたポスター(おもに映画)
LPレコードのセレクト
棚になにげに並べてある文庫本、いずれもワタシのツボにはまるものばかりで
店主としみじみ語り合うのも楽しいの。


あえてナチュラルなワインを謳ってないさりげなさが好きだし
でも知ってるひとは知っているから
「ルーシー マルゴー」のアントン ファン クロッパーさんが
名を明かさずにふらり飲みにきていたり(!!)
そんなワインの造り手さんや、自然派ワイン好きはもちろん
甘いものに目がない方や、ご近所のネクタイ族などなど
いろんなお客さんを虜にしている。山口さんいつもありがとう。



「winestand_№2」(ワインスタンド ニュメロ・ドゥ)
大阪市中央区本町橋5-2 本町橋ビル1階102
open :月曜〜金曜17:30頃〜25:00(L.o24:00)
土、日曜は16:00頃〜24:00(L.o23:00)
close:不定休
https://www.instagram.com/winestand_numero2/


Donny Hathaway - Jealous Guy [Studio Version]



by writer-kaorin | 2019-10-04 07:07 | winestand №2 | Comments(0)  

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