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オカンのツボ『木之本 暮らしの中の発酵』展


ここは滋賀・木之本。
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駅から目的地までぷらぷら散歩。
古き良き街並み。石畳の通りにはBook Cafeがあったり
レトロな本屋さん、和菓子屋さん。
サラダパンで有名な「つるや」もありで、街歩きが楽しい。


七本鎗でその名を馳せる「冨田酒造」も。
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もちろん、お気に入りの酒をゲット。


目当ては、
冨田酒造から徒歩すぐの場所にある「きのもと交遊館」。
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先日、発酵をテーマにした企画展が封切りになった。
その名は、“オカンのツボ『木之本 暮らしの中の発酵』展”

日本で、海外で「発酵」が注目を集めている今、
国内外のシェフたちに、ぜひ知ってもらいたいイベント。
だから、へべれけ日記で紹介することにしよう。


「オカンのツボ」って名前がいい。
そういや昭和時代、どの家庭にも壺があった。
懐かしいなぁ。幼少の頃を思い出すわ。
壺には味噌や糠が入っていて、オカンが手を突っ込んだら
なんか美味しいもん出てくる、魔法のような壺だった。

で、本題。
それって「発酵」やないか、と。
滋賀って、鮒ずしに代表されるように昔ながらの発酵文化が根付く地域。
しかも木之本には、発酵食品がたくさんあるという。



施設内に掲げられた「発酵日記」に、もう目が釘付け!
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そこには(霜月)鯖のなれずし、(霜月)ニシンの糀漬け
(霜月)白菜下漬け、白菜本漬け
(師走)赤カブ酢漬け (師走)沢庵漬け……などなど
木之本における、発酵の歳事記が詳しく楽しく丁寧に紹介されている。
隣県出身のワタシにとっては、懐かしい発酵食品があったり
「滋賀ならではやなぁ」と興味津々の品があったり。


なんと。この日は、オープニングイベントに運良く参加させて頂けた。
“発酵&田舎バイキング『湖北の食卓』”
なにがすごいって、地元のオカンによる発酵おかずが約15種。
さらに、木之本の郷土料理とおもてなし料理が約15種、ズラリ。


「懐かしい〜!」と叫んだ一品が、「タクアンの贅沢煮」。
古い沢庵の塩分を抜き、だしや醤油、トウガラシなどと共に煮た一品。
小浜に住んでいた頃、冬になると食卓に登場したなぁ。。
そのほか「茄子の贅沢煮」「淡海酢をつかった大根と柿のなます」
「鮒ずし」「オカンの漬物各種」「金時山椒」「甘糀ゼリー」など。


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いがぐりのような風貌の品は「鮒ずしコロッケ」。
「レンコンのバター醤油&味噌をつかった発酵炒め」、「味噌づけ卵」
などなど、地元の主婦たちによる発酵料理は、本当に味わい深いものばかりで。
郷土料理のコーナーからは「丁子麩の辛子和え」「カボチャのいとこ煮」
おもてなし料理「しろみのみのシフォンケーキ」も何個頂いたんだろ。美味でした。


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滋賀らしいなぁ〜。串おでん「赤こんにゃく&大根 柚子味噌ダレ」。
ほかにも、「実山椒 塩こうじ鶏ハム」や「塩こうじから揚げ」などなど
炊きたての新米ご飯、そして木之本ならではの「打ち豆汁」とともに
たっぷりいただいたのでした。


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食後は、このイベントのコーディネーターも務める
「ハッピー太郎醸造所」のハッピー太郎こと池島幸太郎さんと、
なれ寿司職人 小林さん、ニシンの麹漬けやエビ豆がうまいと評判の
「いわね書店」のふみ子さんによるトークショー。


ハッピー太郎さんは、彦根に工房を構え
糀づくりを軸に、味噌・鮒ずし・甘酒など発酵食品を自らが手がけておられる。

発酵の達人たちの話をお聞きするだけで
ほんと勉強になったのでした。
木之本はもちろん、
いろんな地域に発酵の達人は存在している。
そういえば私のオカンも
自他共に認める「鯖へしこ」漬けの達人だ(笑)
この冬は、へしこの仕込み、
手伝おうと思う。


会場の展示品にも注目。
発酵作業を盛り上げる道具がずらり並ぶ。
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「ハッピー太郎」さんの「発酵香り体験コーナー」
これはひとつひとつ、ゆっくり嗅ぐ価値あり!


ちなみに11月9日(土)は
『地酒bar & 発酵マルシェ』が開かれる。@文室邸
「冨田酒造」、「山路酒造」の日本酒がいただけるBar、
ハッピー太郎さんはじめ、発酵をテーマにした料理屋台もあるそうで、
また行きたいなー。原稿〆切がなければめっちゃ行きたい。(笑)


ともすれば途絶えてしまいかねない
地域の伝統的な食文化を、掘り下げ、伝え続ける。
その取り組みに感銘を受けた。
郷土料理の伝承が、地域の絆をさらに強めるだろうし、
「発酵」に注目している、国内外のトップシェフたちが
この地域へ足を踏み入れたら、ある意味どんな発酵が起きるのだろう。
考えただけでワクワクするね。


木之本ならではの発酵的食文化に影響を受けたワタシ。
発酵ライフにますます拍車がかかりそうだ。




■企画展示「木之本 暮らしの中の発酵」展
日 時:11月2日(土)~11月24日(日) 9:00~17:00
会 場: きのもと交遊館 1Fホール


■発酵マルシェ&地酒Bar
日 時:11月9日(土)11:00~16:00
会 場:文室邸
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by writer-kaorin | 2019-11-08 19:36 | =プライベート= | Comments(0)  

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