東心斎橋「もめん」にて新年の美味時間。
▶︎河豚白子と百合根の茶碗蒸し
「スプーンでかき混ぜてどうぞ」と木綿さん。
白子はもったり、舌に絡んだかと思いきや蕩けた。
何とも清らかな味わい。
後からじわじわと、百合根が質朴な甘みを主張。
「春鹿 純米吟醸 活性にごり生酒しろみき」と共に。
(奈良・今西清兵衛商店)
シュワッと気持ちいい喉越し。
華やかな香り、ナチュラルな甘みに
茶碗蒸しのダシの、澄んだうま味が呼応する。
▶︎伊勢海老かき揚げ
香ばしく甘やかな、おかきから顔を覗かす
王者の深い甘みに魅了されっぱなし。
ミソや脚身も旨し。
「春鹿 木桶純米吟醸生原酒」29BY 氷温熟成
稀少な品を。。。
ふくよかな香り、米の旨み、深みのある熟成感。
伊勢海老との相性、その妙味に酔いしれる。
▶︎鯛 かぶら お雑煮
はぁ〜。幸せのため息。
だしの滋味深さに浸りながらも、
煮含め、少し塩味を利かせた、かぶらの甘みに心奪われ
ふっくら繊細な鯛。そこから滲み出る旨みにより
味わいに変化が生まれる。
▶︎平目 車海老 甘草
透き通った甘みがじわじわ押し寄せる平目、
そしてブリッと張りある車海老、濃密。
「春鹿 純米 超辛口生原酒」がぴたり寄り添う。
コクとふくよかな旨みを感じつつ、このすきっとした余韻、堪らん。
▶︎風呂吹き大根
目を細め、吐息をもらす。
大根の甘み、だしのうま味、
さらに。大量に使うというある高級乾物の奥ゆかしさが渾然に。
白味噌あんの優しさに包まれながら、
堂々、主役級存在感。
「春鹿 鹿鳴 純米吟醸原酒」の熱燗をツィーッと。
そしてまた一口。
ハァ〜ッ。カラダがとろけそうなくらい幸せでした。
▶︎焼き河豚
ムチッとした身は、焼きにより濃厚な甘みが際立つ。
一味がアクセントとなり、骨まで愛してな旨さ。
「春鹿 純米大吟醸生原酒 神授」と共に。んもう唸りっぱなしだった。
てっぴで、クイッと。嗚呼、エンドレス。
そしてクライマックス。
もめん定食の主役は、年に2回ほどしかやらない「出汁巻き玉子」
上品さと、奥深いだしの味わいがいきかう。
ツヤ甘で透明感あるご飯を欲する、出汁巻き玉子。
ハフハフご飯、ハフハフ出汁巻き、またご飯…。
ご飯止まらぬだし巻き、最高峰。
▶︎いちご、牛乳のムース 黒豆
凛とした品だ。
「春鹿 延壽 屠蘇酒」を。
山椒果皮、みかん皮ほか、漢方の原料入り。
その芳しさ、優しい甘さ、とろ〜りとした舌触り
食後酒にふさわしい存在感でした。
食後はみんなで「ヤァ!」(笑)
今西さん、ご一緒させていただいた皆さん、
いつもありがとうございます☆
「もめん」
大阪市中央区心斎橋筋2-1-3
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