商店街から、人ひとり通るのやっとな細路地を入りゆき
大阪・野田の地獄谷に潜入。
昭和の名残を感じるこの路地裏。
私的には、浪速のスパッカ・ナポリやなぁ。
目的地はココ。
「DAIGAKU」
かつて「ル・ヌー・パピヨン」を営んでいた
名ソムリエ・関本大学さんが開いた酒場だ。2019年10月open
赤い階段をあがった2階に、その店はある。
階段横にはルイ・ジュリアンの空ボトル、そそられるわ。
コップワインてのが嬉しいね。「ソレイユ クラシック 赤」
自然な果実味が広がる、なんかほっとする味。
でもって、ぐびぐびいける。
自分がいいなと感じる店には価値観一緒な人が集まる。で「まいど〜」な方々の姿も。
「ご自由にどうぞ」な落花生。嬉しいネ。
▶︎牛モツ煮込み 玉子入り
大ぶりのモツはぷるんと食感楽しく
クリアかつ深い味わい。コップの赤が合うわ。
▶︎鶏せせり塩焼き
ぷりんぷりん。肉の旨み濃い。
「キンミヤレモン」の甘やかさが、せせりの塩味と好相性。
▶︎鯖きずし
脂のっててエッジが利いてて、見てるだけで飲める(笑)
艶やかな身は〆具合ほどよく、さらりとした脂の甘みが印象的。
品書きには、これら和の肴から
田舎風お肉のパテ、豚のリエットやビフカツなんて洋系まで。
酒選びに悩うアテ揃い。
季節のサワー「金柑」もたまらんねー。止まらん。
これにて〆となりました。
大学さんのあくなき酒場愛は、あまから手帖「酒場上手」企画で以前、
じっくり取材させていただいた。
だから、人気のビストロをクローズし
酒場を開くと聞いたときは、合点がいったものだ。
そして新たな城には、「ワインを気軽に楽しんでほしい」という
大学さんのかねてからの想いと、
日本特有の大衆酒場の文化、そして世界共通の「酒場」カルチャーが
いぃ具合に混じり合っている。うん、ここにしかないスタイルだ。
「DAIGAKU」
大阪市福島区吉野2-13-7 川田ビル2F
06-6459-7797
open :16:00〜24:00(日曜は14:00〜21:00)
close:月曜
U2 - Where The Streets Have No Name (Official Video)