久しぶりの「barbera - バルベラ」 @関大前
イタリアン&自然派ワインの店。
お気に入りのイタリアンが、
家の近所にあるというのは、何ともシアワセ。
泡で乾杯♪
▶︎SPUMANTE METODO CLASSICO EXTRA BRUT MILLESIMATO 2010
TAMELLINI
fromヴェネト州。ガルガネガ100%
スキッとシャープな酸がいいね。スターターにふさわしきスプマンテ。
▶︎肉ミンチを詰めたオリーブ フライ
繊細な衣の中から、
塩梅程よいオリーブのエキスと、肉汁の旨みがジュワリ。
泡とばっちりやん。
▶︎スキャッチャティーナ 春野菜とラルド
薄焼きピッツァ「スキャッチャティーナ」は、
パリッカリッと軽やかで、アテに最高なの。
しかも。春野菜のホロ苦さ、ラルドの油分とその旨みが、
香ばしい生地と相性ばっちり。この一品も唸ったねー。
「天然酵母の手作りフォカッチャ」はしみじみ旨いんだ。
▶︎飯ダコとオリーブとトマト
飯ダコの身はぷっくり。卵とともに、ピュアな旨みを撒き散らす。
トマトは、フレッシュとセミドライの2種。そこにオリーブという
シンプルな組み合わせゆえ、各素材の個性がくっきり際立ってた。
▶︎アオリイカとタイラギと自家製ボッタルガ
カラスミは塩味やらこく、風味がキレイだ。
タイラギは表面をさっと炙ってて、イカと共に濃い〜甘みを放つ。
まずは「Delica Cinquanta Filari / Marco Colicchio」を。
その後も白、赤…とナチュール、あれこれいただくことに。
▶︎河内鴨の田舎パテ
厚みしっかり。味濃く、かつクリアな風味が心地よく
するする胃におさまる。
▶︎チエッポ はまぐりと春野菜
そら豆は甘やか。チーマディラーパ的・菜の花はほろりとした苦みを放つ。
ぷっくり肥えたハマグリ、そののエキスが全体をまとめあげる。
春のあたたかな風が、吹き抜けたなぁ。
▶︎神津牧場ジャージー牛 サーロイン(赤身)ビステッカ
歯がすっと入るやわらかさ。噛むほどに旨みがじわじわ押し寄せ
草のような青く清々しい風味が、微かに広がる。
「バルベラ」の契約牧場、群馬「神津牧場」は、生まれてきた雄牛を
2歳まで放牧中心に育て、肉牛として提供しているんだとか。
その取り組み、素晴らしいこと。
赤がススム。エミリア・ロマーニャ州
「Ravaldo 2015 Stefano Berti」サンジョヴェーゼ100%、と共に。
そして〆バスタ。
▶︎太スパゲティ ペコリーノチーズ・黒コショウ・バター
オイル×ニンニクの香りづけ、そのえも言われぬ香しささにはじまり、
チーズ、コショウ、バターというシンプルな構成がゆえの凄みを感じた。
この太スパゲティ、無言で食べ続けていたい(笑)
そして別腹ドルチェへと。
▶︎ティラミス
ふるふるしつつも、このエッジ。そそられるわ。
生クリームのコク、深く清々しい。
▶︎メリンガータ
さくさく、エアリーなメレンゲ生地に、アイス。
その温度差や、食感の違いが楽しい。
▶︎チョコラータ サラータ
密度も味もぐっと濃い、ビターなチョコラータ。
塩味がすばらしきアクセント。
これでまだ、サンジョベーゼが飲める幸せったら!
グラッパで本当の〆。「Graduata Grappa Di Barolo Sibona」
ナポリで居候させてもろてた頃の、
夜ご飯で腹パンの上にドルチェ。ラストにグラッパ。
という毎夜の楽しみを、懐かしく思い出したのでした。
春らしさとその妙味を楽しませていただき、
これちょっと壮大かもしれないけれど
魂が入った料理というのは、人を元気に、幸せにするもの。
心に響く料理とは、こういうことなんだ。と
この日、この場所を共にしたメンツで、つくづく感じるひとときだった。
浦岡シェフ&マダム、Grazie mille!
「barbera - バルベラ」
大阪府吹田市千里山東1-10-1
06-6337-0235
open :11:30〜13:00LO、17:00〜21:30LO(土曜、祝日は16:00〜21:30LO)
close:日曜、月曜
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