人気ブログランキング | 話題のタグを見る

UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを

2020年7月
北新地にて開業したホテル「Zentis OSAKA」。
パレスホテルが展開する新ブランドだ。
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10061163.jpg
木々に囲まれ、深呼吸したくなるくらい気持ちいい。
ここが新地ってのを忘れさせるロケーション。朝や昼間はなおさら。
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10064913.jpg

UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10070117.jpg
家具、雑貨ひとつをとってもストーリーを感じ、センスあるの。



この日は「Zentis OSAKA」2階にある、レストラン&バーラウンジへ。
「UPSTAIRZ Lounge, Bar, Restaurant」
(アップステアーズ)
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10081715.jpg
オールデイ・ファインダイニング。
ライティング暗めでいい雰囲気(ここ重要!日本は明るすぎる@照明)
新地なのに、海外のレストランにやってきたみたい。



UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10090391.jpg
テーブル席に着く。QRコードを読み取り、どのメニューにしようか悩む悩む。

UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10091321.jpg
シャンパーニュを飲みながら、
「コース(8000円〜)にしようか、
いやアラカルトにもそそられる料理名多いな」ひゃー決めきれない。
なぜなら、東京・中目黒のミシュラン一つ星「CRAFTALE(クラフタル)」
大土橋 真也シェフがプロデュースを手がけているから。
さらにはヘッドシェフ・山田泰司さん筆頭に
「敏腕スタッフ揃いです」とは大土橋シェフ。

ってことで、ジェネラルマネージャー・木山光崇さんに相談しながら
あれこれ単品で組んでいただいた。



▶︎国産素材のカプレーゼ
鹿児島県産“甘照トマト”、北海道産モッツァレラチーズ、国産バジル、
小豆島産オリーブオイル、鹿児島県産塩“坊律の華”
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10095991.jpg
カプレーゼのイメージを覆すカプレーゼ。
コロンコロンとした可愛らしさや盛り付けだけでなく
トマトは凝縮感ある甘みだし、モッツァレラは小粒ながらすごくコクが深い。
そしてバナナのような風合い&程よい刺激を持つオリーブオイル、その香りに唸る。
2杯目、ナチュールの軽めソーヴィニヨン・ブランと共に。


UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10101725.jpg
お箸があるのは(しかもお持ち帰り用)、痒いところに手が届く感じ。
「最近のレストランは、こまごました料理多いから、フレンチでもお箸や」と、
同行者が喜んでおられた。



▶︎フォアグラと鴨のテリーヌ
ダークチェリーのレデュクション ピンクペッパー風味
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10104048.jpg
フォアグラはエッジは利きつつ、サラリと清々しい口どけ。
長野パープルの甘酸っぱさ、イチジク・ピュレのコクが
鴨肉の旨みに、生き生きとしたアクセントを添える。



▶︎うなぎの炭火焼 枝豆のブランマンジェ、湯葉クリーム、うに
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10105058.jpg
堪らん組み合わせー。うなぎの皮はバリバリッと香ばしく、
ふっくらとした身とのコントラストが美しい。
まずは、白焼きうなぎのクリアな風味を楽しみワインをグビリ。
続いて、ウニを1切れでまたワイン。
さらには両者を組合わせれば…
ウニの濃厚な甘みと、うなぎの脂の清々しい甘みのハーモニー。
ブランマンジェの甘み、湯葉クリームのまろやかさで
味変も楽しく、はー。おかわりしたいくらい美味(笑)



「SAUVIGNON BLANC RESERVE 2017/FOLIUM」
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10110151.jpg
おー好きな一本が目の前に。
NZはマールボローで、
日本人醸造家・岡田さんが手がけるソーヴィニヨン・ブラン。
厚みのある味わいだけど後味は繊細。美しい。
GM木山さん、ナイスなワインセレクト。



▶︎ポルチーニのフリカッセ
 半熟卵、サマートリュフを添えて
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10111689.jpg
バターソテーしたポルチーニはすこぶるジューシー。
半熟卵の絡みがたまらんのです…。


この日は、大土橋シェフが来阪していた。
大土橋シェフ筆頭に、山田シェフ、スタッフの皆さんの機敏な動きに惚れ惚れ。
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10112961.jpg
大土橋シェフと初めて出会ったのは、
東天満「La Kanro」(2020/9/14、東天満に移転オープンしましたよー!)

シェフ、私、食通女史のT畑Eさん
3人それぞれが「La Kanro」ひとりディナーの夜で
おひとりさま同士めっちゃ意気投合し、
その後なんやかんや交流がはじまったという感じ(笑)




▶︎千葉県産 花悠仔豚のロースト
 茗荷のピクルス、白桃、タイ生姜のソース
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10150490.jpg
ミルクフェッドとな…。
淡いピンク色した肉は、じつに歯切れがよく、驚きの極柔感。
そこに、皮目のザクザクッという香ばしさが重なり合い
ピュアな甘みすら感じさせる余韻。

豚のジュに、タイのスパイス・ガランガルを組み合わせて
「ジンジャーポークです」と大土橋シェフ。
ナイスな発想と、メニュー名からは想像もつかない味やねー。
しかも、見事に咲き誇る茗荷の花(ピクルス)。美味しいは美しい。



UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10154090.jpg
「La Mercareccia Cuordileone/La Mercareccia」
トスカーナのナチュールとともに。しみじみ味わい深い。



▶︎欧風カレー
UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10155128.jpg


UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10160228.jpg
私は、ひと口カレーにして、ビールとともに(笑)
コク深く、なんというかクラシカルな旨みがじんわーり広がるのだ。
欧風だけに、今、街で流行りのスパイス ガツンとは一線を画す
リッチで端正な味わい。しかも肉ゴロゴロ。
そしてリンゴの福神漬けが、かなりいい仕事してました。



UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10163113.jpg
エグゼクティブシェフの大土橋さん(左)と、GMの木山さん。
フレンチの伝統、そして現代の技をクロスさせながら
日本の素材や食文化へのオマージュ、
日本人としてのアイデンティティを感じさせる
美しく楽しく、味わい深い料理たち。
そのクリエーションにも触発されたなー。



UPSTAIRZ @新地の異国で、名シェフのクリエーションを_b0118001_10164463.jpg
次はバーラウンジで、飲もうか(そそられるカクテルも多かった)。
ランチミーティングにも使えそうだし、ゆったりカフェ時間も良さげ。


「“新しい上質な感性”を体験できる場所」というレストランのテーマに共感。
今年は北米も欧州もコロナでお預けだろうから、
UPSTAIRZで異国気分を楽しもう。
「Zentis OSAKA」にステイして、プチ贅沢ってのもいいかもね。



「UPSTAIRZ Lounge, Bar, Restaurant」
大阪市北区堂島浜1-4-26 「Zentis OSAKA」2F
06-4796-3200
open:
朝 7:00-10:30(10:00LO)、昼11:30-15:00(14:00LO)
夜17:30-23:00(22:00LO)、カフェ10:00-24:00 (23:00LO)
バー14:00-24:00 (23:00LO)
close:なし
https://zentishotels.com/ja/osaka/dining/
【Zentis Osaka Instagram


The Who Tommy Overture Live 1989

by writer-kaorin | 2020-09-18 07:01 | UPSTAIRZ | Comments(0)  

<< 徳山鮓 @「窯」お披露目会へ やすきよ @玉造、飲兵衛の聖地にて。 >>