「食創造都市 大阪推進機構」とはーーーーーーー
大阪=食の街としてのブランディングを行う新組織であり、
「大阪商工会議所」と「公益財団法人 大阪観光局」が共同で設立したもの。
①多様性のある大阪の食の魅力発信、
②ハイエンドな食に焦点を当てた取り組みの推進、
③料理人、料理店、美食家などと連携したプログラムの実施を
主たるミッションとして、オール大阪で取り組んでいくという。
めちゃワクワクする組織やないの。
最近、ニュースで話題になってる
「困った時ほど美味しいものを!」と題された
有志料理人たちによる、医療現場に届けるお弁当プロジェクトも
この『食創造都市 大阪推進機構』が事業主体になっている。
さて、その「食創造都市 大阪推進機構」が
料理人・飲食関係者向けに、学びの場を開講した。
その名は「シェフズアカデミー ”Break an egg”」
先日、第1回目の会が開かれ、シェフやないのに私も参加させていただいた。
参加者は事前に応募した、
大阪府内や奈良など、関西エリアの飲食関係者の皆さん。
シェフズアカデミーのコーディネーターは、
『食創造都市 大阪推進機構』のディレクターを務める鈴木裕子さん。
食ビジネスの起業・創業を支援する日本初のフードビジネスインキュベータ
この日は、簡単な自己紹介の後、
きっちり感染防止対策をした上でのグループ・ディスカッションが行われました。
第1弾のテーマは
「2025年大阪・関西万博に向けて実現したいこと」。
「食のまち・大阪」は何をすべきか?自身の目標は?といった内容で
ざっくばらんなディスカッション。
オーナーシェフ同士、現場の切実な想いが浮き彫りに。
「サスティナブルな食の追求」など、
今すべきことは何か?を議論されてたのが印象的でした。最終的には
「万博が開かれる2025年まで、いかに生き延びるか」に落ち着いた、とのこと。
老舗の看板を背負う、経営やオーナーシェフの姿も。
「2025年の万博がゴールではなく、そこを最高の状態で通過して、世界へ発信しよう」
って言葉が印象的でした。
若手のオーナーシェフたちの姿も。写真中央が、コーディネーター鈴木裕子さん。
経営、ウイルス対策……課題が山積みの中、
「コロナ禍の中、現状をどう維持するのか、万博までにどう生き残るか。
ほとんどその話でしたね」。
・日本全体で飲食業の単価が低い。全然儲からない。そこをどうすべきか。
例えば「チップ作ったら?」など、いろんな意見が出ていた。
・関西らしさ、大阪らしさという料理は何か。
全体的統一できてない、しなくてもいい。
2025年までに具現できることがれきでば、という話も。
ここでは書ききれないけれど。
緊急事態宣言などあり、飲食関係者にとって本当に大変な状況の中
未来へ向けた発展的なディスカッションが繰り広げられていました。
今月、シェフズアカデミー ”Break an egg” 第2弾が開かれる予定。
テーマは「セルフプロモーション講座~海外に自分を売り込むために~」。
対象者は、第1弾に参加したメンバーとのことです。
もしご興味ある方がいらっしゃれば、第3弾以降の開催をくまなくチェックしてくださいね。
誤解ないようにお伝えすると、
シェフズアカデミーに参加した関係者が、万博に出店…などではないです。
『食創造都市 大阪推進機構』の関係者いわく、
「せっかっくですから地元の経済団体が接着剤になり、
事業者の皆様を束ねて何かできたらいいなと思っています。
実際に事業をされている方が万博で何をやっていきたいか、そんな自由な発想を
アシスト・ご支援したいというスタンスです。
我々がお手伝いできることを、導き出すことができればと思っています」
鈴木さんの言葉がすごく印象に残ってる。
「大阪って高級店から酒場まで食のレベルが高く、
現場を支える人も魅力的。彼らがチャレンジできる舞台づくりを仕掛けていきたい」。
今、本当に苦境に立たされている飲食業界だけれど…
少しでも明るい未来へ進みゆくことがれきればいいな、という思いも込め…。
「シェフズアカデミー ”Break an egg”」など
「食創造都市 大阪推進機構」についての情報を
これからも発信していきたいと思ってます。
「食創造都市 大阪推進機構」