大阪・福島「韓国食堂 入ル」
鶴橋で40数年間、完全予約制を貫いた
韓国宮廷料理店『韓味一』にルーツをもつ。
『韓味一』といえば、韓国調理技能士一級の免許を、
女性で初めて取得した女将・朴 三淳さんの存在が大きい。
三淳さんの手による、蔘鷄湯をはじめとした
あの店にしかない、後世語り継がれるであろう料理の数々に、何度感動したことか。
詳しくはヘベレケ日記アーカイブをcheck
▶︎韓味一 別館 @完全紹介制にて奇跡の復活。韓国宮廷料理を味わう
▶︎韓味一 別館 @韓国宮廷料理の凄み
ここ「韓国食堂 入ル」は、三淳さんから味を継承した
息子であり店主・山崎ハジメ氏が営む
「韓味一の蔘鷄湯」専門店であり、
女将直伝の一品料理も多数そろう。
ビール、グビリ。
付き出しは「海苔佃煮」
やや甘めの味付けで、ほんのりピリ辛。ビールが進む。
▶︎入ルのポテサラ
ややウェットな感じがいいね。じんわり広がる甘みにホッと。
海苔佃煮オンザポテサラ。これは堪らんかった!
油脂、糖分、旨みによる、やみつきの味やね。
千葉産コシヒカリ、韓国の麦麹で醸した
生マッコリ「white monday」。
ナチュールなワインに通ずる、喉通りとキレイな味に
クイックイいってまう(笑)
▶︎ナムル盛り合わせ(徳島産わかめ・もやし・ほうれん草)
「わかめ」は肉厚!海味がふわっと広がり
「もやし」は太く、食べごたえある。水っぽくなく、味わいに凝縮感がある。
「ほうれん草」も葉に厚みがあり、味が濃いわ。
▶︎キムチ盛り合わせ(白菜・大根・きゅうり)
白菜の、スキッとした辛味に、マッコリ止まらん。
大根もきゅうりもそう、
三淳さんから受け継いだ味づくり、至るところに。
醤油ベースのジャンに活ワタリガニを漬け込んだ
「カンジャンケジャン」に、なななななんと…
イクラ醤油漬けをこれでもか!っと!
こうなるワケで!
ケジャンの濃厚な甘みに、スキッと醤油のコク
プチッと弾けるイクラの旨みの三重奏。本能のまま貪り食う。すると…
甲羅のなかには白ご飯とミソが!
えぇ感じにこぼれたイクラが表面を覆い、
これぞ「カンジャンケジャン・イクラ丼」。
禁断の味やわこれ!ってヒートアップしたわ(笑)
▶︎生センマイ
ごま油と塩で、センマイの清々しい風味を楽しむ。
「蒸し豚(ポッサム)」も素晴らしかった!
皮付きってのが、まず嬉しいし、
肉はどこまでもしっとり繊細。味わい深かったなー。
豚ラヴァーの私、これ3皿いっときたい気分でした。
そして「韓味一の参鶏湯」へ……となるワケなのだが
ワタシ、別件ありにつき、ここらでタイムアップ!
くくく悔しい…。毎日でも食べたいあの味。次の楽しみに残しておく。
三淳さんの息子であり、この店の主・山崎ハジメちゃん。
彼のアツい想いについてはまた別の機会に紹介させていただくとしよう。
「韓国食堂」というカジュアルなスタイルの中で
代々継承されてきた、ほんまもんの味を楽しめるのが「入ル」ならでは。
キビキビ気持ちいサービスが印象的だったスタッフのみなさん
ありがとうございました。
「韓国食堂入ル」
大阪市福島区福島3-8-10
06-4256-6910
open :17:00〜23:30(23:00L.O)
close:不定休
※緊急事態宣言中の営業時間は~20:00
※京都や東京に支店あり
京都・烏丸御池「韓国食堂 入ル ゴショミナミ」
東京・恵比寿「韓国食堂 入ル 坂上ル」