私が関わっている、美味しいプロジェクトがひとつ。
小豆島でオリーブを栽培・オイルを製造しています。
「コンパニョーニファームズ」
荒れ果てていた耕作放棄地を自分たちの手で開墾し
作り上げたオリーブ農園。
話は1980年代後半にさかのぼります。
小豆島の南西にある山のふもとで、豊かに実っていたみかん畑は、
後継者不足により荒れ果てた地へ…。
「コンパニョーニファームズ」は耕作放棄地となった2ha弱の地を開墾。
オリーブの畑として蘇らせました。
これは昨年、収穫シーズンの光景。
眼下には瀬戸内の多島美という、たまらんロケーション。
毎年、地元の友人やそのファミリーと一緒に、一粒一粒、手摘み。
そのオリーブは、程よい辛みとフレッシュ感がある「ミッション」と
バナナのような甘い香りが印象的な「ルッカ」、
この2品種をメインに栽培。
新漬けオリーブや、エキストラヴァージンオイルを作っています。
もちろん、小豆島産100%。
友人T氏のオカンが、農協のエプロンをリメイク。
これを腰に巻き、摘んだオリーブを入れてゆく。ワイヤー入りですごい丈夫なの。
さて、畑はというと……
オリーブオイルはワイン同様、土地そのものをボトルに詰めたもの。
それゆえに、除草剤などは用いず、自然に寄り添う栽培方法を心がけている。
堆肥は小豆島の信頼の置ける畜産農家より。
また、畑で生えた雑草を粉砕して肥料にしたり、
土壌内に棲む微生物の力を借りるなど、循環型農業を実践。
地元在住・友人T氏は、システム開発のプロ。
彼が「農家の“経験と勘”をデータ化して次世代につなぎたい」と
農業のIoTソリューションを開発、そして導入。
今まで可視化されていなかった小豆島の風土、そして栽培のノウハウをデータに。
デジタル分析に基づいたスマート農業を実践している。
っと小難しいことはさておき…。
この畑で手塩にかけて育てたオリーブ。
今まで、自家用だったエキストラヴァージンオリーブオイル。
その販売を始めたことを、告知できてなかった!(笑)
まだ作成中だけど、通販は「BASE」で。
新地「ル・シュクレクール」でも取り扱っていただいてます。
うん、ウチんとこのオリーブオイルは、加熱調理には向かず、むしろ
味わい深いパンとともに、
さらに、赤身肉グリルのセルバチコがわりオリーブオイルを垂らして…。
魚屋で料理家のK友さんは、「このオイル飲める!」って、
生牡蠣にドバっと、生しらすにドバっと、オイルを楽しんでくれてました。
ということで、かけるだけ、漬けるだけ、
そのまま味わっていただくのがオススメです。
ちょっと宣伝でしたー!
「コンパニョーニファームズ」