「Fusible」の夏。

緊急事態宣言先日の、おいしいハナシ。

神戸・元町「Fusible」にて。

誤解なきようお伝えしておくと

「Fusible」では8/2㈪〜8/31㈫の期間

●20:00までの時短営業

●期間中の酒類提供を自粛、との情報、Instagramより。

以前の日記でも伝えたように　

この店のノンアルコールペアリングは

酒飲みを唸らせるくらい、考え抜かれている。

「TXAKOLI REZABAL ROSE 2020」

うだる暑さで火照った体を、チャコリでクールダウン。

▶︎pike conger トマト/柑橘

pike conger＝鱧

軽く炙った鱧に、キュッとくる冷たいトマト、冬瓜

トップにはリモンチェッロのグラニテ。

温度差楽しく、後味には清々しい透明感。

▶︎ayu キュウリ/クスクス

鮎はすり身を加えてローストに。

キュウリのジュースをかけて味わう。質感、味わいの広がり共に新感覚。

ミントを利かせたクスクスとキュウリの和え物がいいアクセント！

甲州種100%「KIZAN WINE White 2019」と共に。

ジュワリ広がる果実味、すっと切れる酸を感じ、

鮎料理の清々しさと合うね。

続く料理に合わせる一杯は、

「Mikkeller SD Illusions of Sorts」

めっちゃワイン！でもビール。

ブドウやラズベリーの果実味が広がり、

ビールであることを忘れるくらいミクスチャーなサワーエール。

これめちゃどハマり。

▶︎soup de poisson キャベツ/川津エビ

魚介とスパイスが奏でる深くも清々しいエキス感、堪らん……。

キャベツは、マダム・ナオミちゃんのお父さんが和歌山で自家栽培。

そのピュアな甘みが、川津エビの香ばしさにすっと寄り添っていた。

スープ・ド・ポワソンおかわり。自家製パンが止まらん。

▶︎chorizo パイナップル/パプリカ

チョリソにパイナップルて！（驚）

いやはやこの料理にも唸った……。

豚肉の旨み、スパイスの刺激に、パイナップルの甘酸っぱさという調和。

スモークパプリカのピュレが、さらに両者を繋ぐ。

チョリソには、ギリシャの赤を。品種はXinomavro(クシノマヴロ)

「Jeunes Vignes de Xinomavro 2018 / Domaine Thymiopoulos」

▶︎iberico pork 炭火トウモロコシ/マスタード

豚好きにとって、この流れ（チョリソ→イベリコ豚）は嬉しすぎるんだけど！

脂サラサラ。だから厚みあるイベリコが、するする入ってゆく。

ソース・ポルトの滋味にも唸った。

炭火で焼き上げたトウモロコシをピュレに。

その甘みと香ばしさが、豚とタッグを組む。

▶︎peach ヨーグルト/ココナッツ

黄色い桃に、赤い桃のソルベ。

ココナッツソースとヨーグルトの爽やかさがこだまする。

プロセッコに、梅と桃のジュ。

食後に清々しいペアリング。

この日は、いつもにこやかん女性スタッフが焼いてくれた

レモンケークが登場。

緻密ながらしっとり。レモンの香りの余韻が清々しかった。

fusibleの夏。

日本の夏と、欧州のエッセンスがクロスオーバー。

室之園シェフならではのセンスに、この日も魅了されました。

食後は、シェフたちによる昆虫談義！

ルリボシカミキリとか、ハンミョウ、ヤマトタマムシetc…

私の左右に、香川照之さんがふたりいらっしゃいました（笑）

「Fusible」

神戸市中央区北長狭通5-1-13 ベルビ山手元町1F

050-3204-3196

open:通常は[木・金]18:00～23:00、

　　　　　　[土・日]12:00～15:00、18:00～23:00

close:月・火・水曜

https://fusiblekobe.com/

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