神戸「fusible」。シェフとパティシエ夫婦の最強タッグ。

神戸・元町「fusible」でいつもの皆さんとの時間。

お隣にはドラマー＆作詞家、DJのお姿も。

いつもの音楽談義にワクワク。

「Cremant D'Alsace Brut Nature /Marc Tempe」で乾杯。

■foie gras チコリー/アプリコット

鰹節のようにスライスした、フォアグラテリーヌは

クリアな甘みを撒き散らす。

アプリコットの酸味、ピスタチオやピンクペッパーがいいアクセント。

Marc Tempeの泡のふくよかな果実味が、冷たいフォアグラの旨みとマッチ。

■mackerel カブ/リンゴ/ソレル

スッとナイフ入れる。鯖のレア感、堪んない。

リンゴの甘酸っぱさとカブの甘みと共に。

ソレル（すいば）の酸味で締まりのある味。

ここにスペインのオレンジ「LAS BAIRETAS 2019 BODEGAS SENTENCIA」の

爽やかアロマティックな余韻を。

■shiitake サーモン ムース

サーモンムースに、原木椎茸の旨みと泡のエキス。

「ソレイユ ロゼ（山梨・旭洋酒）」の適度な渋みと旨みが和音を奏でる。

自家製パン、相変わらずしみじみ旨いんだ。

■scallops ムール フリット

ホタテはしっとりウルウル。

ムール貝のソースの凝縮感ある旨みに、

サクフワっと軽やかなジャガイモのクルスティアン。

味重ね、食感のコントラストが美しい。

アリゴテのまぁるい酸味が心地よく寄り添う。

Bourgogne Aligote Les Petits Poiriers 2019 / Domaine Chavy-Chouet

■canard ナス/ミルティーユ/カカオ

シャラン産の鴨肉に、ソースの滋味。

ミルティーユの野生味ある甘酸っぱさ、カカオの香りが生きる。

ペアリングは「Bourgogne Rouge 2018/La Gibryotte」。

そしてデザートへ。

■pear レモングラス/新ショウガ

新ショウガとバイマックルでコンポートした桃に

レモングラスのアイス。

アジアにも和にも寄りすぎない、ハーブの利かせ方が見事でした。

ポモー･ド･ノルマンディー（リンゴ果汁＆カルヴァドス）に、

洋梨のエキスとパパイヤ茶を配合。

その食後酒と、デザートとの相性にも唸った…。

小菓子は、小さなフィナンシェとリンゴのクリーム。

ホッと和みの時間。

室之園シェフと

パティシエールでありペアリング担当・マダムのナオミちゃん。

揺るぎない夫婦のタッグ、ふたりのセンスに酔いしれた……。

「Fusible」

神戸市中央区北長狭通5-1-13 ベルビ山手元町1F

050-3204-3196

open:通常は[木・金]18:00～23:00、

　　　　　　[土・日]12:00～15:00、18:00～23:00

close:月・火・水曜

https://fusiblekobe.com/

Cat Stevens - Morning has broken