日記更新、滞ってますが、私は元気そのもの。
毎日のお酒がハイオクガソリンです。
この日は、肉料理とワイン「遊山-YUZAN- 南船場」へ。いつメンと。
■ジビーフ(完全放牧野生牛)ホルモン トマト煮込み
パルミジャーノの風味が、泡を誘う。
そしてホルモンの清々しい風味が広がる。
■炙り黒毛和牛のカルパッチョ遊山風
鹿児島の黒毛和牛の雌ウチモモ。
ねっとり艶やか。そしてクリアな脂の旨みがじんわりと。
五徳味噌と酢橘酢、りんご酢からなるソースの
コクと爽やかさが共鳴。そして野菜がいちいち旨いんだ。
ワインにあうアテをあれこれ。
リエット、テリーヌ共に牛100%。
豚を使っていない。
その「リエット」は、バゲットと共に。清々しい後味がいいね。
「テリーヌ」は、甘やかなスパイスの香りとマスタードがいいアクセント。
「牛タン赤ワイン煮込み」はすっきりしつつ飲ませる味わい。
[Bourgogne Blanc Jean de la Vigne]の安定感ある味わいを楽しみつつ
お待ちかねの真打、登場。
左上から、かの『サカエヤ』より。
鹿児島黒毛和牛リブロース「母牛」
新保吉伸さんが手当てした、
9歳の経産牛である。
その隣は、35日熟成の近江牛イチボ、
さらには、鹿児島特選黒毛和牛のヒウチ、そしてヒレミニョン。
肉食いの魂揺さぶる和牛がズラリ。
これら「本日のおすすめ和牛」の塊肉は
マスターこと店主・安田さん自らが焼いてくださる。
肉焼きマイスター自ら。だから、最も旨い状態の肉たちを
ただひたすら慈しみ味わう愉悦。
リブロース「母牛」は、ミルキーで甘やかな香りがずっと続く。
そしてグッとしぶとい旨みのインパクト。
ボルドーの赤に切り替え、ひたすら、肉とワイン。
■鹿児島 特選黒毛和牛 ヒウチ
鹿児島のヒウチは、消える魔球。
清々しい脂を撒き散らしながら、味わいの輪郭はくっきり。
堪りませぬ。
■鹿児島 特選黒毛和牛 フィレミニョン
シャトーブリアンばかりフューチャーされるフィレだけど
それよりもフィレミニョンの旨みは強いと思う。
これは安田さんの熟成と焼きの妙でもある。
■近江牛ランプ(右)、そして左は近江牛35日熟成のイチボ。
ランプ肉はしぶとい旨みを放つ。
そしてイチボは複雑味を感じながらも、甘く清らかな後味。
美しき熟成具合。
月にわずか一頭、完全放牧野生牛「ジビーフ」のホルモンとな。
超がなんぼついても足りないくらい稀少なホルモンたち。
ミノ、テッチャン、アカセン、ギアラ、ハツ。
ハツもミノも、他のホルモンも何しろオーラが違う。
そして牧草のような香りの余韻。
〆は遊山のカレー。私は炭水化物なしのルー・オンリー。
最初は甘やか、そして徐々に複雑なスパイシーさ。飲ませる味。
美山「うちゅうの夜明け卵」とDari Kのチョコを用いた
ガトーショコラ。さらには手製のキャラメルアイス。
別腹作動。赤ワインと共にじっくり味わうひととき。
安田さんが手塩にかけて育て(熟成させ)ている肉塊。
何しろ、肉について語り、肉を愛でるように焼き上げる安田さんの熱量が凄いし
肉好きにとっては堪らない場所。
素晴らしい肉時間を、安田さん、マダム夕紀さん、ありがとうございました。
Arcade Fire - Intervention