営業時間短縮の毎日だけれど、外食は自粛できるものか。
この日は、マルケ料理専門「オステリア ラ チチェルキア」ナイツ。
「Ciao Spumante Ancestrale / Terracruda」で乾杯!
カウンターには偶然にも、毎度な方たち。サプライズ万歳でした。
■肉詰めオリーブのフリット
サクフワ、ジュワリ。
薄衣の香ばしさ、塩味優しいオリーブ、迸る肉汁…。
オリーブの塩抜きをするなど手間をかけた、もう名作の域。
■人参のローリエ蒸し
人参はいつものそれと、黄、紫(色素は飛ぶ)
少量の玉ネギと、ローリエと。
シンプルの極み。家で作るけど、同じ味にはならん!
人参は、大地の香り、そしてパースニップのような甘みと香味を放つ。
エンドレスで食べ続けていたい、野菜料理の一つ。
■マルケ産生ハム 水牛モッツァレラ
「イタリアからの豚肉等の、一時輸入停止措置」という
年始のショッキングなニュース。
だから、イタリア産の在庫をみつけると、必ずオーダー。
チチェルキアで味わうそれは、塩味のなかに、深い甘みを感じるのだ。
ブッファラは、どこまでも清らか。
チチェルキアはワインも、マルケ産オンリー。
「Back to Basics Verdicchio dei Castelli di Jesi」
Stefano Antonucci
■鴨のトマトソース マケロンチーニ・カンポフィローネ
カンポフィローネとは、マルケ州にある小さな町。
この町の特産が、マケロンチーニという極めて細い卵麺。
深遠な味わいの鴨肉ソースが絡む麺は、
グッとコシがあり、噛めば噛むほど味わい深く。
■仔羊のフリット サラダ添え
かぶりつく!
仔羊の甘やかな香り、ピュアな脂の甘みと共に。
これはね。3本独り占めしたい旨さなの。
しかも、添えられたサラダが、仔羊に引けを取らない存在感なのだ。
■牛ミートボールのトマトソース
ゴルフボール大。緻密でいてファッファ、そして迸る肉汁!
このトマトソースに涙・・・。いつもそうなんだけど、
現地でお世話になった(私は主に、ナポリとシチリアだけど)
マンマの味を思い出すの。
酔いがさめるくらい、心に響く味。
今年こそ、イタリアへ行く!マルケにも、と
心に誓った夜でした。
「オステリア ラ チチェルキア」
☎大阪市西区京町堀2-3-4 Sun-Yamato Bld.303
06-6441-0731
open :通常は18:00〜翌0:00LO(日曜14:00〜23:00LO)
close:火曜、月1不定休あり
STEAMIN' WITH THE MILES DAVIS QUINTET
「Salt Peanuts」