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「もめん」の潔さ。2022.4

心斎橋「もめん」でコットン倶楽部な夜。
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いつもありがとうございます。



■ホタテ 赤貝 酢味噌
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濃密なホタテ、ピュアな赤貝。いずれも清々しく
まろやかでコク深い、酢味噌が絡む。



■稚鮎のフライ
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ザクっと香ばしく軽い。
甘やかな苦味が、この時期ならでは。
そして、空豆が香る。



■どんこ椎茸 湯葉真薯の椀物
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出汁のふくよかな香り、そしてぎりぎりの塩味にハッとする。
肉厚の椎茸を頬張れば、旨みの相乗。
真薯がホクッとほどけ、吸い地がさらに深遠なる世界へ。




■初ガツオ たたき
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程よいもっちり感がありながら、
あっさり清々しい後味。香りもいい。



■焼き穴子
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「山葵をつけて、レモン絞って」と、木綿さん。
聞けば数十年ぶりに供したレア(珍しい)ものらしい。
穴子はクリアな脂を蓄えていて、
レモンの爽やかさと山葵の風味がクロスオーバー。
その気持ちいい余韻がずっとずっと続く感じ。



■筍 ふき
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端正。美しいお料理は、美味しさに奥深さがある。




■お肉とわらびのお鍋
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これはもう、上等な“肉うどん”にしたいくらい(笑
心揺さぶられる旨さ。まず、このダシで飲める。
わらびの程よいねばり心地よく、上等な肉が存在感を放つ。



そして、もめん定食へと。
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ご飯と共に、太刀魚塩焼き、おじゃこと大根おろし、漬物。
太刀魚の脂はどこまでも清々しく、その繊細な身は舌の上でふわり消えた。




■さちのか ミルクのプリン
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さちのかは凝縮感ある味わい。
裏漉ししたプリンの滑らかさが気持ちいい。



春味、そして
すぐそこに来ている初夏を感じる清々しさと、変わらぬ潔さ。
「ほんなん、てきとーや」と店主・木綿清次さんは言うけれど、
この地で40年以上、割烹を営む
木綿さんの心根に、惚れた夜。


「もめん」
大阪市中央区心斎橋筋2-1-3


怒涛の〆切続きなので、気分は夏色の妄想
■大滝詠一「君は天然色」


by writer-kaorin | 2022-04-12 20:44 | もめん | Comments(0)  

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