大阪・野田阪神
フランス料理「大西亭」
大西敏雅シェフには先日、取材でお世話になりました。フレンチではなくお寿司の(笑)
詳しくは追ってご紹介しますね。
この日は気心知れた皆と、とにかく食べて飲もう、という夜。
ハートランドで乾杯。馴染みのあるコップで。
ほぼ毎週、おじゃましてる近所の角打ちのマイコップと一緒だ。笑
即、アリゴテへ。アミューズは飲ませるパンとチーズ。至福の時のはじまり。
存在感ハンパないパンと、たっぷりのバターでまた飲める。
■前菜盛り合わせ
フランスランド産 白アスパラは、200g近いBigOne!
シャキッと食感良く、そして香り高く、なんてジューシーなんだ。
天然本マグロに添えられたソースグリビッシュの爽やかさとも共鳴。
左のムースは、ひとみ五寸人参。質朴な甘みの中、クミンが心地よく薫る。
サラダはドレッシングの塩梅&絡みのピントが素晴らしく、
香ばしいポークも一緒、となるとこの1皿だけでボトルが空になる。
この日は4人それぞれが注文した主菜を分け分け。
■フランス リムーザン産 仔牛バラ肉ココット焼き
仔牛バラ肉は、噛むほどにピュアな風味がすーっと広がる。
ブイヨンと仔牛バラ肉を煮詰め、エスカルゴバターを合わせたソースで。
付け合わせのジャガイモとの相性は言うまでもない。
■本日の魚料理
この日はヒラメ。ファッとほどけるテクスチャー。
そしてアリッサをほんのり効かせたトマトソース、
アンチョビを忍ばせたイタリアンパセリのソース、それぞれの深みに驚いた。
■丹波地鶏のパートブリック
パートブリックはザクッと香ばしく、中から肉感しっかりの丹波地鶏。
リンゴやベリー、エシャロットやマデラ酒からなるソースは
甘酸っぱくも凝縮感ある味わい。いやーこの皿にも唸りました。
さらなる魅惑的一皿が登場。
■滋賀「木下牛」と青森「短角牛」フィレステーキ盛り合わせ
なんて贅沢な盛り合わせ!
そのフィレ肉は気品に満ちていた。
ソースは紀州鴨レバーと牡蠣、生姜、赤ワインなどを煮詰めた深遠なる味わい。
■クレームキャラメル フロマージュブラン添え
プリンは甘さをギリギリまで控えていて、
泡だてた生クリームの、砂糖のジャリっと感がナイス。
フロマージュの爽やかさが生きていた。
相変わらずド迫力。そして満足感半端ない。
大西シェフならではのアナログな料理が逆に新しく映るのです。
「大西亭」
大阪市福島区鷺州1-9-18
06-6451-0740
open :12:00-14:00LO、18:00-22:00
close:月曜、第3日曜、火曜ランチ
Magic Carpet Ride / Steppenwolf