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ミスチルの余韻とともに「幸菜 福耳」

行ってきました!
【Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス】
オープニングは、7回の転調を経て生まれた名曲「終わりなき旅」。
アウトロで響くピアノの音色に、桜井和寿さんがこんな言葉を重ねた。

「どんなものにもきっと終わりはあるのだと、今はそう思っています。
でも、だからこそずっと! 続いていくことを願って。
だからこそ、今ある情熱のすべてを、エネルギーのすべてを音に、そして声に変えて。
2022年6月1*日、長居スタジアム。
人生最高の音を皆さんにお届けしたいと思っています。最後までどうぞよろしく。
僕らが、Mr.Childrenです」

聞いたことがない始まりに、心をわし掴みにされ
全25曲、完璧なまでのセットリスト。
30周年を迎えたミスチルの覚悟を、目の当たりにすることができた。

余談だけどワタシ、ミスチルのライヴ初参戦は
ちょうど30年前。「'92 EVERYTHING TOUR」OSAKA MUSEでした。


さてライヴ後は、
スーパーパティシエ、スーパーブーランジェ、
音楽家・音楽プロデューサーたちとのお疲れさま会。
「幸菜 福耳」@北新地
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ちょっとしたアメトーク的・ミスチル語り飲みご飯のはじまりです。
「VINOTERRA RKATSITELI 2019 / SCHUCHMANN WINES」


■蒸し鶏の葱生姜ソース
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蒸し鶏は、しっとり感この上ない。
香り高いソースが優しく絡む。



■帆立貝柱の紹興酒漬け
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ねっとりと舌に絡み、甘みをまき散らす。



■海老とトマトと卵の炒めもの
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海老・トマト・卵が高い境地で調和を奏でる。
シンプルでいて奥深く、飲ませる味。



■アコウ 姿蒸し
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鮮魚は、かの名漁師・藤本純一さんより(愛媛・今治)
藤本さんについては、「あまから手帖7月号」の師匠による連載
門上武司が行く ローカル・ガストロノミーの名店(第6回)」をご覧くださいね。

藤本さんから届いたそのアコウは
ムチッと弾力がありつつ、ふわっと繊細な身に
スキッとした味わいのタレが絡む。
香菜や白髪ネギとのバランスも申し分ない。これには一同、唸る。



■鶏の唐揚げ 紅南乳風味
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紅南乳とは、塩漬け豆腐・紅米・麹などからなる発酵食品。
鶏肉の芯まで、その複雑味が浸透。ザクザクとした衣も、堪らん。



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岡山を舞台に活躍する、大岡弘武さんが醸す
「小公子2019/ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン」
ブドウそのものの野生味というエネルギーを感じる。
濃厚かつ柔らかな口当たり。



■鱧の豆豉炒め
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鱧は肉厚!ふっくらとした身に絡む、豆豉の按配にも唸ったなぁ。
そして黄ニラがいい仕事をしている。
この極みの鱧も、藤本さんより。



■空芯菜の炒めもの(酒盗)
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シンプルでいて偉大。
そして、酒盗の風味を利かせたこの汁でまた飲める。



■福耳式 麻婆豆冨
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肉味噌は濃厚、山椒の痺れと複雑な辛みが心地よく調和する。
一見、濃そうにみえるんだけど、
これがスルスル食べてしまいくらい、優しさも兼ね備えている。


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「Estate Cabernet Sauvignon 2016/Turley」
この濃厚な果実感に、やられた。笑



■季節のチャーハン(鰻と山椒)
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鰻の蒲焼き的ニュアンスと山椒の香りが奏でる、偉大なチャーハン!
パラッパラで軽やかだから、いくらでもいけそうな勢いでした。



語り始めたらキリがない。時間がいくらあっても足りない夜。
シェフの“コンちゃん”こと近藤さんの実力に、
ミスチルの余韻に、酔いしれたのでした。
ご一緒いただいた皆さま、飛び入りで参加いただいた大将、
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
そしてKTさん。いつも本当にありがとうございます!




「幸菜福耳」
大阪市北区曾根崎新地1-1-8 アストリアビル2号館 2F
06-6348-0044
open : 18:00〜翌2:00
close: 日曜
https://www.facebook.com/kousaifukumimi



by writer-kaorin | 2022-06-27 20:14 | 幸菜 福耳 | Comments(0)  

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