神戸・元町「Fusible」
いつメン(いつものメンバー)とのプライベートな時間。
■Oyster
キヌア/コリンキー/海藻/パッションフルーツ
今だけの“卵持ち”牡蠣。
アリオリ風のコリンキーや、マリネした海藻などと一緒に。
キヌアのプチプチ感や、果実のトロピカルな風味が重なり合う。
今回も、一皿目でハートを鷲掴みにされた。
「CLOTILDE DAVENNE/SAINT BRIS 2020」の
ミネラル、溌剌とした酸味が合うね。
■Peach soup
セロリ/バジル
なおみちゃんの実家近く、和歌山・荒川の桃を用いたそのスープは
桃のいい部分だけをスッと抜き出したようなピュア感。
バジルオイル、サワークリームの清々しさが共鳴。
ロゼのペティヤン「Tiphaine Rose Petillant Sec 2017」と共に。
■Ayu
西瓜/スダチ/エストラゴン
コンフィにした鮎の風味に、清々しいスイカのハーモニー。
エストラゴンやフェンネルの香りの利かせ方にも唸る。
そしてペアリングが秀逸でした。
山形「YellowMagicWinery ORDINARY ROUGE 2020」
するするいけるだし感、そして優しい甘さが
鮎の内臓の甘い苦味にピタッと。
「悔しいくらいおいしい」とは、隣でご一緒させていただいた名シェフ。
■Poulet Jaune
メキシコ風
仏産の若鶏の、ムネ、モモ、ササミを
「アボカドをイメージした」というクリーム、
パプリカやコーンのソースと共に。
このコーンがトルティーヤを彷彿とさせる!まさにメキシコの風。
ペアリングは「Frankland Estate Rocky Gully Riesling 2019」
炭火で炙った若鶏は、
メキシコ・マンザニーラへ行ったときに味わった、
母と息子で営む屋台、その鶏炭焼きを思い出した。(懐かしいー画像や)
香りが記憶を呼び起こしてくれる。さらに
室之園シェフの味重ね、そして食後感には、洗練が宿る。
パンもしみじみ美味しい。
そして次のワインは、ジャケ買いしたくなるようなラベル!
「Altos Las La Danza Malbec 2020」
■Galicia pork
トマトソース
豚肉が主食のワタシにとって、堪らん光景…。
トマトソースのみという潔さに、
ガリシアポークのキメの細かさ、
あっさりとした脂の甘みがくっきり浮かび上がる。
おまけ付き。このメインは永遠に食べ続けていたかった。
■Belgian waffle
パイナップル/ココナッツ
パティシエールである、マダム・ナオミちゃん作。
焼きたて。その香ばしさがいいね。
ラム酒と、黒糖でキャラメリゼしたパイン、ココナッツのアイス、夏。
ナオミちゃんのフィナンシェも大好物です。ハーブティーで〆。
日本の夏、さらにはフランス、メキシコ…
脳裏に旅の思い出がよぎる、Fusibleの夏でした。
「Fusible」
神戸市中央区北長狭通5-1-13 ベルビ山手元町1F
050-3204-3196
open:通常は[木・金]18:00~23:00、
[土・日]12:00~15:00、18:00~23:00
close:月・火・水曜
Jackson Browne Stay