11月末のコットン倶楽部
東心斎橋「もめん」
Tムさんいつもありがとうございます。
FIFAボトルのTAITTINGERでシャン杯!
■帆立 車海老
帆立は深い甘みを蓄え、車海老は艶ピン。
ジュレ仕立てのリンゴ、その爽やかさがシャンパーニュと響き合う。
■海老芋唐揚げ むかごおかき揚げ
海老芋は、絹のように滑らかで、煮含めた味わいの深みにうなる。
ザクッと香ばしいむかごは、ホクホクッ。大地の香りを撒き散らした。
■白子豆腐と粟餅のお椀
澄みきっただしの深遠。
白子のまろやかさが、だしに深みをもたらす。
粟餅の質朴な味わいと共にに、心がほぐれるわ〜。
■真鯛 マグロ
マグロ赤身は、海苔に巻いて。
艶やかな真鯛は、透き通った脂の甘みがジワリ。
端正な味わい。
■蕪
「こういう料理に、一番神経を使う」と木綿さん。
ごまかしのきかない、最も難しい料理のひとつなのだろう。
蕪を口に含めば、だしの清らかな旨みがじんわり、じんわりと。
添えられた春菊の、香りの余韻に浸る。
■クエ鍋
煮えたぎる小鍋のなかには、クエのアラ。
骨まわりの身の、しぶとい旨みったら!
しゃぶり続けていたい。
艶やかな身をさっとくぐらせて頬張る。
ポン酢醤油とともに、まったりとした深い旨みが口中を占拠。
湯葉がクエのエキスと混じり合う、孤高のハーモニー。
無心で味わい尽くしたのでした。
大好きな楠田さんのワインと共に。あゝ至福。
「KUSUDA Riesling 2020」
■サーモン味噌幽庵焼き
ご飯、汁物、お漬物と共にクールダウン。
穏やかな時間。
トンロリ、完熟の洋梨でフィニッシュ。
映える料理とは対極にある、圧倒的な風格。
その深みに今宵もはまる。
ありがとうございました。
「もめん」
大阪市中央区心斎橋筋2-1-3