「北酒場」といえば細川たかしさんの名曲。
ここはキタの名酒場「すえひろ」。
花金の夜。
天王寺と梅田にある大衆食堂でのアペを経て、たどり着く。
公私共にお世話になっているYukoさんとともに。
早くお邪魔したくてウズウズしていて久しぶりの訪問。
何が楽しみって、
コの字カウンターの真ん中には、店主・山ちゃんの奥様
麻里絵さんが立たれているのだから!
彼女は長年、フジマルグループのお店でソムリエとして活躍。
だから、すえひろのお酒のラインナップに
ナチュラルな造りがなされたワインが加わった。
付出し「きずし巻き」を味わいながら至福のとき。
「きんぴら」は、細く丁寧に切られたゴボウの繊細な口当たりが堪らん。
そしてほっと和みの味。
待ってましたの「おでん」へ。このだしを眺めながら呑める。
そして麻里絵さんの胸元には、ソムリエバッジが煌めいている。
■コロ 牛スジ
コロはじゅんわり深い旨みを蓄えている。はぁ〜ふぅ〜って幸せのため息。
牛スジは程よく歯ごたえがあり、噛みしめつつワインを煽りつつの至福。
■ねぎ巾着 銀杏
巾着から滲み出るだしに癒されて。
■手羽唐
干した手羽を揚げてるそうで、味わいに凝縮感あり。
そして山椒油がいい仕事をしていた。
トスカーナの白(ヴェルナッチャ100%)
「Vernaccia di San Gimignano 2021」
はぁこの辺りけっこう酔うていた。目の前の微笑ましい光景に。笑
気づけば閉店の時間。ということで、
改めてじっくり伺うことを約束してお店を後にしたのでした。
先代が培ってきた味と技、そして空気感をそのままに
舞い降りた新たな風。
足しげく通いたくなる理由が「すえひろ」には多い。
「おでん・一品料理 すえひろ」
大阪市北区芝田2-2-8
06-6373-1714
open : 18:00〜22:00(21:30LO)
close: 土・日曜、祝日