千葉・木更津。
サステナブルファーム&パーク
「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」内に誕生した
villa(ヴィラ)に来ています。
その名は
「cocoon(コクーン)」
念願の訪問!
敷地を見下ろす高台にあり、cocoon=繭の形にデザインされた客室が7棟、
さらにはキッチンラウンジ、レストラン、サウナの小屋が点在。
もうめちゃくちゃ感動したので、ヘベレケ日記を前編&後編で。
cocoonのコンセプトは、“創る暮らしを体感するvilla”。
音楽家であり「KURKKU FIELDS」総合プロデューサーの
小林武史さんプロデュースのもと
宿のディレクションは、ファッションデザイナーの
皆川明さん、
建築・設計は、京都を拠点に活動する建築・家具の設計・制作ユニット
「ikken(イッケン)」
吉田隆人さんが手がけたという。
視覚に入るものすべてにセンスを感じつつ、繭に包まれたような温もりを感じる
飲み物は「Uf-fu(ウーフ)」の農園指定のダージリン(リシーハット農園)、
木更津「MIFUNEYAMA COFFEE」のコロンビア(ブーゲンビリア農園)、
柚ヶ浦市の山本義雄さんの緑茶…と、ストーリーを感じさせるものばかり。
アメニティ、シャンプー類、カップやドリッパーなど道具いたるまで、
安全と環境に配慮したもので統一されている。
贅沢なしつらえや特別なサービスではなく、
ここに泊まることで、日常では体験できないことを
能動的に感じ取ることができる場所。
それが「cocoon(コクーン)」
なかでも、「サステナブルな食の体験」にリアルに出会えるのが嬉しい。
敷地内にはキッチンラウンジと、レストランがある。
「takka(タッカ)」と呼ばれるこのキッチンラウンジでは、宿泊客自らが、
ファームの食材を使い(野菜・ジビエ・シャルキュトリー・チーズ…)料理を作る。
暖炉で薪火料理もできるって、料理好きには超オススメ。
ちなみにtakkaにはスタッフが常駐しているから、調理のフォローも抜かりなし。
何が嬉しいって、「KURKKU FIELDS」ではスタッフのガイドのもと、
野菜やハーブの収穫もできるファームツアーも開いていること(要予約)。
だから、自分たちで収穫した野菜やハーブを、「takka(タッカ)」で
調理して味わうこともできる。子連れファミリーにも超オススメやね。
ワイン・日本酒・ビールのラインナップに、これまたそそられるのです。
調味料にいたるまで、自然な造りがなされたものがズラリと揃う。
そして、カウンター8席のみのレストラン「perus(ペルース)」の存在が大きい。
わざわざ、このレストランを目掛けて木更津へ行く価値がある。
食の感度が高い方に、是非とも行っていただきたい「perus」
その詳細は、後編で伝えるとしよう。
サステナブルに自然体験ができる宿泊施設「cocoon(コクーン)」
キッチンラウンジ「takka(タッカ)」、
レストラン「perus(ペルース)」と並んで大注目の施設が、
2月16日(木)、敷地内に新しく誕生するの「地中図書館」
すり鉢状の土地の地下に作られた、まるで洞窟のような空間に
約8000冊(現在は4000冊)の書籍がズラリ。
セレクトは、「book pick orchestra」の川上洋平さん(選書家)。
子ども向けの本、自然や農、食に関するものをはじめ
詩や哲学、歴史、宗教、科学や経済…。ジャンルは様々だけど、
それらが自然とつながっているようなレイアウトが素晴らしいの。
一番奥には自然光が気持ちいいホールも。
ドーム状の壁一面に本が並んでいる景色は圧巻!
子どもと一緒に訪れて、本の読み聞かせとかめっちゃいいと思う。
もうね、半日以上、居座っていたい場所やね。
「地中図書館」はプレオープン期間中につき、いまは宿泊客のみ利用可。
日常では体験できないことを感じることができる。
それが「cocoon(コクーン)」 だと思う。
小林武史さんは、こうおっしゃっていた。
「COCOONは思考する場所というか。
夜をまたいでこの場所で、自然の中で浮遊感のようなものを
感じられる場所を作りたいなという思いがあった」
ファームやキッチンでの食体験はもちろん、
夜に敷地内を散歩して自然の声に耳を傾けたり、地中図書館で読書に耽ったり。
環境、農業、食材、生き物たちに触れ、命のつながりを感じることで、
日々の暮らしを考えるきっかけというか、新しい視点や意識の変化につながる場所。
だから私はこの場所に、足しげく通うと思う。
後編へ続く。
「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」
「cocoon(コクーン)」