大阪・本町
「タヴェルネッタ・ダ・キタヤマ」で、
イタリア料理人、音楽関係の仲間たちと。
フランチャコルタで乾杯!
「Le Marchesine Franciacorta NITENS Brut DOCG」
■伝助穴子のイカ墨衣フリット
漆黒のフリットをザクッと頬張る。
伝助、脂ののり凄いわ。パプリカの爽やかな甘みが優しく微笑む。
フランチャコルタは、メニューをあれこれ選ぶうちにボトルが空になり
(だって魅惑的な料理名ばかりやったから)
次の料理に照準を合わせてコチラを。
イタリア最北のワイン産地
アルト・アディジェ「ヴァッレ・イサルコ」地区より
「Kofererhof」シルヴァーナー100%
■フランス産ホワイトアスパラガスのボルツァーノ
アスパラは大地のエネルギーを感じさせる味わい。
このふくよかな香りに、シルヴァーナーの酸とミネラルが響きあう。
スクランブルエッグのようなボルツァーノ・ソースは、フワッフワ感が堪らん。
キュッと効かせた酸味が、太いホワイトアスパラの甘さを引き立たせていた。
しっとりとしたプロシュート・コットの優しい塩味でまた、飲めるのです。
■トリッパとギアラ、白インゲン豆のトマト煮込み
トリッパとギアラやなんて、大好物たちの共演。
時間をかけて作られた、土着の味わい深さがある。
フォカッチャ進む進む。
■チーズフォンデュを詰めたカペレッティと茸のクリームソース
なかなか見かけないメニューが、この店にはなんて多いことか。
カペレッティを齧れば、フォンデュの深みにハマる。だけど重たさは感じず。
茸とクリームの滋味深い味わいとの調和、唸りっぱなし。
レアなこの子にも出会えました。
「Mademoiselle M17/Alexandre Bain」
ソーヴィニヨン ブランらしい爽やかさを感じながらも、じつに濃密リッチ。
■燻製したタスマニア産 仔羊のロースト ラルド添え
仔羊のジューシーさと燻香にメロメロやわ…。
そしてラルドの甘い塩味が、名脇役。
マルサラソースのコク、
根セロリ・ピュレの優しさ、ラデイッキオの苦み、
それぞれが孤高のハーモニーを奏でていた。
ドルチェへと続く。
■ティラミス & 牛乳のジェラート
酒飲みで甘党の至福。
■ボネ(カカオプリン)
ぐっと広がるカカオの果実味、苦味に癒された。
ナポリに想いを馳せながら…。
北山シェフの味、それはずっと記憶に残り続けるものばかり。
だって、かれこれ10年前にいただいた
「仔牛のオッソブーコ サフランのリゾット添え」の味を今も鮮明におぼえているのだから。
北山伸也シェフ率いる「タヴェルネッタ・ダ・キタヤマ」は
2023/4/29をもって幕を閉じる。
シェフ曰く「僕ら3人、それぞれ違う場所で、
イタリアンの世界で頑張っていこうと思ってます」。
発展的解散。カッコいい。
右から、ソムリエ・鈴木康之さん、北山シェフ、ソムリエ兼料理人・野村泰治さん。
なんか、一世風靡し解散後も個性を放つミュージシャンのよう。
今後の展開は、追って、へべれけ日記で紹介させてください。
その前に、もう何回かおじゃましたい。
お三方とも、これからも宜しくです!
「TAVERNETTA da KITAYAMA」〜タヴェルネッタ・ダ・キタヤマ〜
大阪市中央区北久宝寺町4-3-12 小原5ビル103
☎06-6251-3376
open : 11:30〜14:00LO、18:00〜22:00LO
close: 日曜