いつメン(いつもの皆さま)と神戸・元町「fusible」
メンバーは後ほど紹介させていただくとして、
この日も室之園シェフの味づくり、マダム尚美ちゃんとのタッグに
酔いしれました。まずはペアリングの1杯目
「NOMCRAFT」EBBESESSION
from和歌山・有田川。
昨年、BTURUSのクラフトビール特集取材でお世話になりました。
EBBESESSIONは南国系果実を思わせるトロピカルなニュアンス。
■beignet
キャベツ/ガラムマサラ
シロサバフグのベニエはフワサク、身はむっちり。
ザワークラフトの酸味と、ガラムマサラのエキゾティックな風味
菊芋ピュレの優しさがハーモナイズ。
「Domaine Pfister Riesling Berg」
アルザスの最北端で醸されたリースリングとともに
■clam
フェンネル/柑橘/菜の花
ハマグリとホタテ貝柱のエキス感と
フェンネルの華やかな香り、
そこに菜の花とハッサクの異なるほろ苦さが
ピシッと決まっていた。
ハッサクとリースリングの苦味のつながりが素晴らしい。
ローヌのナチュラル・ワイン。グルナッシュ・ノワール100%
「Carrousel 2021 Petit Bonhomme」
■saucisse
リンゴ/紫キャベツ
神戸ポークの自家製ソーセージは、
ぶりんぶりんで弾ける!その味わいは濃いの。
ソースは2種。
ブーダンノワールのソース、さらには
リンゴと自家製味噌、五香粉をほんのり利かせたソースと共に。
グルナッシュ・ノワールの生き生きとした果実味と、ソースのピュアな味わいが手を紡ぐ。
次のワインは仏・アルデッシュのシャルドネ「Salut à Toi」
■butter fish
ブールブラン/白菜/イカスミ
マナガツオの片面にカダイフを纏わせて。
ベルモットとバターの気品に満ちた優しさと
イカスミの磯の香りが絶妙に混じり合う。
オーストラリア ヤラ・ヴァレーより。
「Soumah Pinot Noir」
優しい旨み、酸の心地よさ、これずっと飲み続けていたい。
なんてバランスのいいピノ・ノワール。
■duck
カカオ/ネギ/ラズベリー
オーヴェルニュ地方のカナールに、艶やかなソースヴァンルージュ。
ラズベリーや黒ニンニクを組合わせつつ、
オレンジをほのかに利かせたカカオ・チップスが名脇役。
■mi-cuit au chocolat
オレンジ/ピスタチオ
魅惑のフォンダン・オ・ショコラだ。
ピスタチオ・クランブルの上にはマンダリンオレンジのソルベ。
デセールにいたるまで唸りっぱなし。
ワインをベースにしたカシスのリキュールに、ハッサク搾り汁のほろ苦さがいいね。
このフィナンシェが本当に好き。アプリコットの香りに癒された。
いつメンの皆さま。
左から、「ブーランジェリー ビアンヴニュ」オーナーシェフ大下 尚志さん
「パティシエ エスコヤマ」オーナーシェフ小山 進さん
名作詞家の松本隆さん
「ポアール」グランシェフ 辻井良樹さん
いつも公私共にめっちゃお世話になっています。ありがとうございます!
食べ疲れるという言葉とは対極にある、もっともっと食べたくなる、
それが「fusible」の味。
素材の意外な組合わせや、感覚が研ぎ澄まされる味や香りの重なり合いなど
室之園シェフ、尚美さんのクリエーションに、唸りっぱなしの夜でした。
「Fusible」
神戸市中央区北長狭通5-1-13 ベルビ山手元町1F
050-3204-3196
open:通常は[木・金]18:00~23:00、
[土・日]12:00~15:00、18:00~23:00
close:月・火・水曜