千葉・木更津「KURKKU FIELDS」-クルックフィールズ-
いやしかし、このサステナブルファームの愉しみは縦横無尽だ。
ファミリーで自然や食や農と戯れる時間はもちろんのこと
レストラン「perus」は、宿泊施設「cocoon」とセットで
食の感度が高い大人だけでじっくり過ごしたい場所。
今回、ファーム内で幾度となく訪れた場所が
「地中図書館」でした。
土の下にひろがる洞窟のような図書館。
地中に潜り込み、まだ見ぬ本と出会い、没頭。
ときどき、読書の小部屋で仕事というのが堪らないのです。
<地中図書館の入館にはメンバー登録と予約が必要>
ひとしきり一人時間を愉しんだ後は、
宿泊先「TINY HOUSE」で、明るいうちから、アペリティーヴォという至福。
奥多摩のマイクロブルワリー「VERTERE」のこれが好き!
「VERTERE Deserti Session IPA」
爽やかな苦味の余韻が心地いい。
後ほど紹介する新施設「Market」には、少数精鋭のクラフトな酒が並ぶ。
BBQデッキへ移動し、
まだ明るいうちから、続・アペリティーヴォという至福。
農楽蔵「ノラポンンヌ・ブランシュ 2021」
ノラポン(ンヌ)・ブラン(シュ)の名をもつこちらは
もちろん亜硫酸添加なしだし、残糖ありのほんのり甘口。沁み入ります。
この日のワインは
「クルックフィールズ・シャルキュトリー」スタッフであり
ソムリエール・岡田綾乃さんセレクト。
ディナー前、シャルキュトリーにおじゃまして
あれこれワインを物色するのも楽しみの一つです。
「クルックフィールズ・シャルキュトリー」岡田 修シェフから届いた
シャルキュトリーやパテ・アンクルートが、グラスを進ませる。
岡田シェフは、猟銃資格をもつハンターであり、シャルキュトリー職人。
さらにはフレンチ料理人の顔も持つ。
夕暮れと共にBBQディナーは始まる。
もちろん主役は、岡田シェフがつくるソーセージやベーコン、
場内で栽培している有機野菜やハーブに「Lanka」のパンたち。
私たちが採ってきたラディッシュやスイスチャード、菜の花も。
つまり産地は0km。なんという贅沢。
さらに、「さわやか豚」をはじめ千葉県内の食材も揃い、ますます食指が動く。


採れたての野菜でサラダを作ったり
ハーブチョッパーでハーブを刻み、肉に香りづけをしたり。
飲みながら、仲間と過ごす最高に楽しい時間がここにはある。
焼き奉行もいてるので、私は飲んで食べて撮影する専門。笑
岡田シェフがつくるソーセージは、清々しい肉の旨みはもちろん
季節野菜の“らしさ”を生かした、大地の味がした。
陸育ちサーモン(木更津産)は、場内で採れたハーブやレモンと共にホイル焼きに。
「perus」の山名新貴シェフが駆けつけてくれるというサプライズも!
薪火でじっくり焼き上げたタコは、
明石タコと並んで日本の2大産地と呼ばれている千葉・大原産。
スライスして味わえば、噛めば噛むほど広がる濃ゆい味わいに驚くばかり。
近くの富津漁港で水揚げされた太刀魚。
程よく寝かせ、蓄えたしぶとい旨みと、射込んだ海苔の芳しさが堪らん。
山名シェフ、ありがとうございました。次は「perus」に伺います!
はぁ、何本も撮り忘れているけれど、良い酔い時間よ止まれなひととき。
この日は友人の誕生日だった。
場内にある「
シフォン」で、大好物のシフォンケーキを購入し
スペシャルなデコレーション。
まーちゃん企画の、サプライズBD-Partyも大成功。
みーちゃん、おめでとう!
その後も遅い時間まで飲んで食べて…は続き、
「TINY HOUSE」前で焚き火を楽しみ(私は早い時間から飲み過ぎて、すでに爆睡)
深い眠りについたのでした。
朝も気持ちよかった。小鳥や虫たちの声で目覚め
皆それぞれ、思いのままに
散歩をしたり、地中図書館で読書をしたり。
朝食には農園野菜や卵をもちいたわっぱ弁当と、
自家製パンをもちいたホットサンドのどちらかをチョイス。
もうひと遊びして、ファームを後にしたのでした。
最後にニュース。23年4月末
「KURKKU FIELDS」のエントランスに、新施設「Market」が誕生!
駐車場に車をとめてすぐ、という便利な場所。
場内で採れた旬野菜、自家製シャルキュトリーやパン、シフォン、
なんとなんと、水牛乳チーズ職人・竹島英俊さんがつくるチーズや
ボーンブロスヌードルといった加工品など、
ファーム内の店舗からピックアップした商品がズラリ。
さらに、千葉の生産者がつくるストーリーの深い商品、クラフトなお酒もあり、
瞬きを失う楽しさだし、財布の紐が緩みまくりでした。笑
食べる、という本質的な喜びのなかにある、いのちのてざわり、そして循環。
自然豊かなフィールド「KURKKU FIELDS」で過ごす時間は、
私たちに多くの気づきを与えてくれるのです。
いつもありがとうございます。これにて旅日記は終了。
最後の最後に、小林武史さんつながりで「ap bank Fes」情報!
2023年7月15日、16日、17日(土・日・祝月)
「つま恋リゾート 彩の郷」で有観客では5年ぶりとなる「ap bank Fes」が開かれます。
夏の楽しみがまた一つ増えた!
小林武史さん、そして櫻井和寿からのメッセージ、ぜひご一読を。
「KURKKU FIELDS/クルックフィールズ」
〒292-0812
千葉県木更津市矢那2503
0438-53-8776
営業時間・定休日はHPをcheck