気づけば11月も半ば。この2ヶ月は旅に明け暮れました。
まだ終わってなくて
久しぶりに大阪で過ごす週末。
緑地公園にある、シチリア料理専門「クッカーニャ」へ。
ウチから歩いて行ける、シチリア。
南イタリアが大大大好きな私にとって、堪らんのです。
この独特の黒板メニューを眺めながら、まずはのグラスが空になるってもの。
メニューが決めきれないので、前菜を盛り合わせていただく。
鶏レバーと豚のパテ、オレンジのサラダ、リコッタチーズ、
蒸し炒めのニンジンは甘みが深く
椎茸やパプリカなど、ロースト野菜は味が濃ゆい。
「ゼッポリーニ」
生地はサクフワッ。海苔の清々しい香りに癒される。
■ストラッチャテッラ 無農薬イチヂク
「空輸で届いたばかりのストラッチャテッラ」とのこと。
はぁー。ブラータのあの部分だけ!のストラッチャテッラは
ミルキーなんて言葉を遥かに超えた、絹のような舌触り。
清々しくも濃厚な味に、イチジクのすっきりとした甘み
完熟ブドウを煮詰めたソースだろうか、そのコク深い味わいが渾然一体になっていた。
■イカのスミ煮
はぁ〜イカのスミ煮にポレンタ、映えない料理こそほんまに旨い。
イカはプルンと心地よい弾力、奥行きのある旨みに、
シチリア土着・Zibibbo (ジビッボ)の白ワインがとめどなく進む。
滑らかなポレンタは、清らかな甘みを放っていた。
■仔羊のアグラッサート
アグラッサートとはシチリアの方言で“煮込む”を意味する。
いわゆる、仔羊と野菜の煮込みだ。
じゃがいも、ニンジン、セロリ、グリーンピースetc‥
仔羊独特の風味は優しく、野菜の旨みと混じり合い、五臓六腑に染み入る感じ。
■ピスタチオのパスタ
エトナ山の麓にあるブロンテ村はピスタチオの名産地。
ピスタチオの甘やかでナッティーな風味とクリーミーな味わいに
カカオの香ばしさがふわっと。これは毎回頼んでしまう魅惑の逸品。
ドルチェにいこうか迷ったのだが
「“タルガ”マルサラ・スペリオーレ・リゼルヴァ 2007」でまったりと
週末、シチリアの夜を楽しむのでした。
今木シェフ、いつもありがとうございます!
「Cuccagna」では土日祝限定で、ピッツァも味わえるし(昼・夜共に)
ピッツァで昼飲み、腹ごなしに服部緑地公園をお散歩…というコースも最高っす。
「Cuccagna」クッカーニャ
豊中市寺内1-5-7 メゾン緑地1F
06-6867-0830
open :11:30〜14:00、17:30〜21:00LO
close:月曜(祝日は営業)、不定休あり