医療チームと名シェフがタッグを組んだ
冷凍宅食弁当「ME+ -みたす-」 の試食会に伺いました。
「ME+ -みたす-」とは
専門医(糖尿病、婦人科、皮膚科など)・管理栄養士・保健師が
監修・サポートしていて【栄養学】。
さらに。名料理人による味と技【美食学】がみっちり詰め込まれた
冷凍・宅食のお弁当。
キーパーソンたちを紹介しよう。
福島区にある日本料理『楽心』片山心太郎さん (左)
西天満にあるイタリアンレストラン『MAKIBI®』河野 強さん (右)
中央には、保健師・看護師であり
商品開発を医療の目線からサポートする島村実希さん。
じつに3年もの歳月をかけて誕生したというお弁当は、
いまのところ全10種。
自社セントラルキッチン「イートアタック・ラボ」で一つ一つ手作り。
必要なカロリー、それに対する炭水化物・脂質・タンパク質・塩分のバランスを
最優先に考えながら(とくに減塩!)
シェフたちによる、華やかかつ「おいしさ」を追求しまくった商品なのです。
お弁当試食の前に
目隠しをしてとある食材の試食。
・サワラを焼き、温め直したもの
・サワラを焼き、冷凍したものを温め直したもの。
アイマスクをしてじっくり向き合う。
テクスチャー、味わいの凝縮感、油脂分、保水性
微妙な違いをキャッチしながら、答えを見出すひとときは
神経が研ぎ澄まされていく感覚。
冷凍することで保水量が担保されるのだなと実感。当たってホッとした。
お次は
日本の食文化特有の「口中調味」についてのプレゼンテーション。
右から、焼いたサワラの上にトマト酢味噌。
中央は豚と白菜のミルフィユ
そして揚げた鰹節をふんわり盛った白ごはん。
サワラを味わえば、トマト酢味噌のうま味と、ピンクペッパーの香りが広がり
その具を口の中に残しながら、豚白菜を味わう。すると
旨みは深まり、レモンの清々しい余韻を感じた。
そこに、ご飯をかっ込めば、白ごはんと素材の旨みが交わり、
さらに白ごはん、となるとほとよく口の中がリセット。
だから、次の料理を欲する美味しいループが出来上がる。
この「口中調味」こそが、
「ME+ -みたす-」を存分に堪能するためのコツ。
そして試食タイム。
■照り焼き鰤王と大根 レモンジンジャー風味
茶色茶色したお弁当のイメージを覆す華やかさ!
しかも塩分が2.2g。この塩分量が、重要なポイント。
(ちなみにお弁当10種全て、塩分量がそれぞれ3%以下って凄いこと)
鰤の照り焼きは、醤油麹とラカンカの自然な甘みを感じつつ
生姜とレモンの、どことなくスパイシーなニュアンス。
根菜類の素朴な味わい、さらには九条ネギの白玉団子で食べ応えもしっかり!
というか、「これが冷凍弁当なん!?」ってびっくりするくらい
鰤のジューシーさや、野菜の素材らしさが際立っている。
「小柱の茶巾卵」や「人参しりしり かた焼きそば」など副菜も仕事が丁寧。
しかも、解凍後なのに、かた焼きそばのパリパリ感など、食感のアクセントもあって
減塩のお弁当とは思えない、おいしさを感じる。
ごはんは「ケールとほうれん草の雑穀ごはん」
雑穀を使っていて食感も楽しく、何しろ青寄せの彩りが良いし
ほんのりしたケールの苦味で、口中がリセットされる感じ。
先の口中調味の話に戻るけれど、
組み合わせの妙味により、味わいに膨らみが生まれ
食後の満足度は実に高いものでした。
<照り焼き鰤王と大根 レモンジンジャー風味>
カロリー:532kcal
タンパク質:25.5g
脂質:14.8g
糖質:64.2g
食物繊維:6.7g
塩分:2.2g
「食塩を減らしてもおいしい」への追求が随所に光る「ME+ -みたす-」
料理人の視点と技、医学的エビデンスが重なり合うと最強ですね。
そして食べ手は、舌も気持ちも研ぎ澄まされていく感覚に。
食塩を控えるからこそ、素材そのものの味わいに敏感になる
発見の多いひとときだった。
『楽心』片山心太郎さん、『MAKIBI®』河野 強さん
二人の料理人による、「ME+」への想い、
味づくりの試行錯誤などエピソードには深いものがありました。
医療関係者の話にも納得させられます。
詳しくはサイトをご覧ください。
医、薬、食、住の融合をコンセプトに、商業施設などと連動した
複合一体型医療モールを展開する、株式会社グラスプグループ。
代表取締役社長・黄田智也さんによる「医と食のコラボ®」事業、
今後も定点観測させていただきたいです。
食事制限がある人も、
健康に使う方にも
オススメしたい「ME+ -みたす-」
個人的には、冷凍庫にストックさせておきたいし(夜に健康的飲酒が叶う!笑)
離れて暮らす母へ、贈ろうと心に決めたのでした。
「ME+ -みたす-」