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「210K」 孤高のラーメン、清らかな水の如し。

大阪「210K」
基本的には会員制。(一般客に開放日もあり)
営業時間も何もかも、ミステリアスなラーメン店。

「210K」のラーメンを食べたことがないのに
私のハートをこんなに鷲掴みにするのはなぜなんだ!?と
悶々とした日々を送るなか、
念願の訪問が叶った。
ご常連の遠藤くん( @sho_stagram_oo)ありがとう!


カウンター6席のワンオペ営業。
写真撮影は入口と料理のみ、食べログへの投稿は禁止。
スープに納得ができない日は、臨時休業することも。
いい意味で一刻者(頑固者)の店主に、お会いする前から惹かれる私。笑


「210K」のシグネチャーメニューをいただく。

■ aqua
「210K」 孤高のラーメン、清らかな水の如し。_b0118001_17384121.jpg
aquaという名の塩ラーメン。
具はチャーシューと薬味のみという潔さ。
麺は「棣鄂」のストレート細麺。

何ちゅうても、この澄みきったスープの美に引き込まれる。
口に含めば、鳥肌が立った。
どこまでもクリアでいて清らかで、その旨みは強すぎず薄すぎず。
やや低めの塩分濃度がまた絶妙で、身体にスーッと馴染む心地なのだ。
細麺を噛めば、スープの清々しい旨みと綺麗に調和する。

そして
金華豚チャーシュー(左)はクリアな風味を放ち、
太湖豚(タイフートン)は赤身の旨み深く、香り個性的。
艶やかなテクスチャーのチャーシューに酔いしれ、
徐々に深みを増すスープ滋味に嵌り
無意識のうちに、飲み干した。

命のスープは骨ガラ不使用。
奥久慈軍鶏(茨城県)、天城軍鶏 (静岡県)、梅山豚(茨城県)
平田牧場の三元豚(山形県)の4種の肉(野菜含む)のみで引いているという。
店主曰く、今までは鳥・豚2種だったところを最近、
「喉越しを上げたくて」4種に変えたそうな。塩ダレについては聞き忘れ。

「210K」 孤高のラーメン、清らかな水の如し。_b0118001_17393041.jpg
まさに、シンプルの極み。
心が洗われるかのような、孤高という言葉がぴったりの
ラーメンの凄みに魅了されっぱなし。
食中も食後も、まるでズワイガニを喰らうかの如く皆さん、無心・無言。笑
麺持ち上げとか、スープすくってヨリとか、そんな余裕はなく、一心不乱。

ラーメンを味わい、ここまで清らかな気持ちになれるって初体験。
「食は良き薬であり、心と体を養うもの」
ふと、禅の心に通じる何かを感じた。

また近いうちに伺える日を楽しみにしています。


「210K」
https://www.instagram.com/_210k_osaka/


by writer-kaorin | 2024-03-15 17:41 | =プライベート= | Comments(0)  

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