京都・御所南
いつメンの皆さまとのご近所会は、
イタリアンの新星「Zucchero」ズッケロにて。
2024年1月open
腕を振るうのは、京都のイタリアンの名店で
20年以上経験を積んだ勝村和彦さん。
開業前には「祇園さゝ木」で魚の扱いなど、和の技法を徹底的に学んだ実力派。
勝村マダム・羽衣さんのご実家は、
京都市中央市場の鮮魚商「日ノ丸水産」ということもあり、
なんせ魚介を駆使した料理が旨い。
しかも骨太なイタリア料理だって唸る味。
それらをアラカルトで楽しめるもんだから、
絶対にお連れしたい!って、この夜は御所南・ご近所会。
私はロゼのPÉT-NATをグラスで。
「Domaine Sebastien Brunet "100%"」
フレッシュ感のあるベリー系果実の風味、清々しい酸味が
ジョギング後の身体に染み渡る〜。
ちなみにズッケロのワインセラー、凄いです。
イタリアワインのバックヴィンテージがあれば
あの自然派のマグナムもあり(大好きなCase Corini含む)
新進気鋭の作り手の一本に至るまで。瞬きを失う楽しさ。
詳しくは、来店してのお楽しみに。
日替わり2品のストウッツィキーノ(付き出し)は嬉しいね。
この日は、ガスパチョと、キノコのブルスケッタ。
ガスパチョはトマトの清々しい風味が堪らんかったし、
ブルスケッタや優しく深い味わいが広がった。
アラカルトは、魅惑的なメニューが多すぎて決めきれない!笑
4人だったので1皿のポーション、1.5〜2倍にしていただきお料理、続々と。
*天然活〆真鯛のカルパッチョ
淡路の真鯛を、愛媛の晩柑と、八幡・野井農園の菊菜のジェノベーゼとともに。
むっちりとした身は、清々しい風味を放ちながら、旨みが濃ゆい。
さすが鮮魚商直営だけあり、その質、京の料亭や割烹レベル。
晩柑やジェノベーゼによる、味わいの起伏も良き。
「Domaine Robin Chablis 2021」
シャブリの王道。透明感のある味わいが、真鯛の存在感を助長する。
*苺とブッラータ プロシュート添え
名残の苺の存在感たるや。
その甘酸っぱさとピュアな香り、苺ソースのまろやかな旨みが
どこまでもクリーミーなブッラータ(チーズ)に絡む。
ここにプロシュートの塩味、いい仕事してます。
全粒粉のグリッシーニはしみじみ旨い。
*宮城産アイナメのフリット サラダ添え
「アイナメの新子も入ったので」と親子競演。新子とは珍しい!
衣は軽やかだし、分厚い身はトゥルントルゥン。
皮と身の間の、脂がまた旨いんだ。
そして新子は骨も当たらずサクホロ、上品な味。
発酵トマトのソースやらこい酸味が、アイナメの素材らしさを引き立たせる。
蓮根フォカッチャはしっとり。素朴な旨みがじんわり広がる。
*イタリア ヴェネト州 ホワイトアスパラガスのソテー
久々の白アスパラ、しかもヴェネト産。
ジュワッと広がるエキス感と、ほんわり広がる苦みと甘み、今だけ。
Chablisに続き、グラスのストックに嬉し泣き。
スロヴェニア「MOVIA SAUVIGNON 2021」
溌剌とした個性を感じつつ、程よくリッチなテイスト。
*ねぎ尽くしパスタ
野井農園 九条一遍ねぎを練り込んだ自家製タリオリーニ
ソースもタリオリーニも、あしらいも、THE・ネギ。
ネギってこんなに甘みがあるんや…て驚くほど
深みのある味わいだった。
*タリアテッレ ボロネーゼ
肉がゴロゴロ。
ソフリットの深みや赤ワインの程よい酸味と、肉の旨みが見事に調和。
タリアテッレを噛み締めるほどに、その奥深い味わいが響く。
*北海道 羅臼のウニたっぷりリゾット
ウニたっぷり、贅沢!
名前の通り、ウニの濃厚かつ澄んだ甘みが、米ひと粒ひと粒に絡む。
これはもうね、食べ続けていたい味わいだった。
野生のルッコラのソースの風味もいい。
満腹至福。でもまた間髪開けずして味わいたくなるのは
日本の旬も、イタリアの郷土も、その両方を感じる味わいだから。
仔牛カツレツ・ミラノ風など色褪せない地方料理も多く、イタリア好きは堪らんのです。
勝村シェフ、羽衣さん、ご近所会の皆さん、ありがとうございました。
アフターは近所のこちらで
静かな夜のひとときを楽しんだ。
「Zucchero」ズッケロ
京都市中京区二条通高倉西入ル松屋町55-1 西本ビル2F
050-1809-5335