2024年3月10open
神戸・三宮「佐藤倶楽部」
1日1組限定の焼肉店だ。
“お肉ちゃん”の愛称で親しまれる佐藤宏樹さんワンオペ営業。
この店の常連・安藤さんに連れられ
安藤・平井・森・カオリンナイツ。皆さんいつもありがとうございます★
赤星で喉を潤す。
あれ?どこかで見たビジュアル。
何よりも、クッと吸い込まれる愛嬌たっぷり・お肉ちゃん。
元・駅伝選手の佐藤さんは(若い頃ガリガリw)、JA加古川勤務時代、
加東市「肉料理 二月九日」に多大なる影響を受け、肉の道へ。
三宮「小望月」での研修を経て40歳で独立。
肉への愛を感じるトークと共に、めくるめくお肉ちゃんナイツの始まり。
礼文島香深産の利尻昆布にくぐらせて。
*和牛タンしゃぶ
すっきりとした旨みと共に、
ポン酢のやらこい酸味、辛味大根の鮮烈な辛味が広がる。
*牛ほほ肉煮込み ポテサラ添え
ポテサラは細かく刻んだタン入り。
ホクッと甘くシャクッと食感楽しい。
ほほ肉はほろりほぐれ、旨みじんわり。
「松前漬けキムチ」なんて肴も。もうね、酒泥棒、甚だしい。
ハイボールに切り替え、かぶりつきで、スタンバイ。
宮崎牛「タンモト」、左は「マルシン」
奥の大きな赤身は、腰からお尻にかけての「ラン尻サーロイン」
小豆色で、いい表情しているわ。
「タンモト」はぷりんっと歯ごたえよろしく
澄んだジュが弾ける。塩だれの清々しい味わいもいいね。
続いて「ラン尻」
きめの細かい肉質。霜降りと赤身の良さが交互に溢れる。
わさびを少しつけて味わえば、より清新な味わいに。
「マルシン」はファッと柔らかで風味豊か。
んもうね、飲める勢い。笑
「ハツ」と「塩アカセン」へと続きます。
鮮度いいなー。清らかな風味が堪んない。
アカセンは、隠し包丁美しく
噛むほどに上品な甘みが広がり、飲み込みたくない。笑
続いて「安藤スペシャル」という名をもつ
「宮崎牛ヒレ」のお出ましだ。
このレア感。歯を入れると妖艶な姿をみせる。ねっとり舌に絡み、
赤身の濃ゆい味わいと、キレイな脂の甘みのハーモニー。
無農薬フリルレタスのチョレギサラダ。
お肉ちゃんは、食と健康について一家言ある店主。
食べ手に優しい味づくりが、嬉しいのだ。
しかも誠実で明るくてオモロい、
お肉ちゃんのキャラが最高なんです。
この後、タレ焼きへと続く。
皆は白ごはんを、私の主食はお酒で。
ちなみにこのお茶碗は、おにくちゃん手づくり。ようできています。
「佐藤倶楽部」の壁には、
お客さんの名前とともに何やら暗号のような数字が書かれている。
その真相が、“お客様独自の調合ダレ”。
おにくちゃん特製のつけダレ(元ダレ)をベースに
にんにく、コチュジャン、ゴマ、味噌玉、
それぞれを1〜5段階にわけて、自分好みにタレをカスタマイズできるのだ。
お客さんがカードに書き記すシステムだった。
ネックとその周りの肉は、噛み締めるほどに深いコクが響く。
何しろ、おにくちゃんのタレが、旨い。
もみダレは味噌のコクと程よい辛味が絡みあい、
ほんのり甘めのつけダレは、スキッとした後味が印象的だった。
二口目以降は、
ご常連・安藤さんの流儀に則り
にんにく、コチュジャン、ゴマ、味噌玉=1:2:2:1の割合で。
やや多めのコチュジャン・ゴマの風味が韓国へと誘う。
ミノこそ、カスタマイズしたタレの
複雑味をダイレクトに感じることができたし
小腸はジュワリ迸る脂の旨みが堪らん。
焼きの手を動かしながら、場を和ませるおにくちゃんのトークが心地よくって。
飲みのピッチが加速してしまうのでした。
*カレーといぶりがっこ
私はご飯なし、赤星に戻り、ルーとビール、ルーとビール。
いい肉の端っこがゴロゴロと入る。程よくスパイシーで、コクは深く。
いぶりがっこがまった、いい仕事してるんです。
〆はジャージー牛とホルスタインの牛乳から作られたアイス。
濃くまろやかな甘み、清々しい後味。どちらの良さも感じるアイスでした。
神戸、焼肉の新星「佐藤倶楽部」にて
腹の底から笑い、肉を喰らう最高の時間。
日々進化し続ける、お肉ちゃんの今後が楽しみです。
ありがとうございました。
「佐藤倶楽部」
神戸市中央区中山手通1-1-9
080-4391-6430
「佐藤倶楽部」の詳細は、ジモンさんのchannelをチェックです(4:50頃から)
↑これはオープン前、寺門ジモンさんが「佐藤倶楽部」に訪れたときの様子。
コテンパンにやられているおにくちゃんですが
ジモンさんの肉愛、そして、おにくちゃんへの愛を感じますね。続編、楽しみにしています!