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「肉料理 二月九日」 兵庫・加東市

思えば遠くへ来たものだ。
兵庫・加東市「肉料理 二月九日
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佐藤倶楽部」の店主・お肉ちゃんこと佐藤さんpresents♪
メディアでお馴染みの皆さまと共に。


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洋菓子屋さん居抜きの店内で、昼夜共に1日1組限定。
決して立地が良いとはいえないロケーションだが
人はわざわざ「二月九日」をめがけてやってくる。


まさに今、店主であり肉焼師・杉浦竜馬さんの
一人舞台が始まろうとしている。
めくるめく肉時間に備え、まずはビールで喉を整えて。



■タン煮込み
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あごダシで10時間煮込んだタンは、
ホロリとやわらかく、清々しい風味を放つ。
上からかけるだけのデミグラス・ソースで味わい深く。


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「生野菜サラダ」やんわり甘めのタレが進ませる。



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竜馬さんの経歴は特異。
甲子園常連の名門ではキャプテンを務めた高校球児。
神戸製鉄を経て「No1になれる何かを」と焼肉の道へ。
焼肉の名宝、足立区「スタミナ苑」で武者修行を経験し、2020年に自店を構えた。

客として幾度となく訪れた「スタミナ苑」に弟子入りを懇願。
断られ続けたが、諦めなかった。
店主も呆れるくらいの熱量を持ち、
粘り勝ちしの弟子入りエピソードは、
聞いてるこちらが呆れる、だけど感動するくらい凄かった。

「数ある焼肉屋のなかで最も、美味しいと思う店が
 ウチであることを知って帰ってほしい」と竜馬さんは意気込む。





■ひとくち29丼! 名物ホルモン!!
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びっくりマークに自信を感じる。
「神戸うすなが牧場」から届く神戸ビーフの小腸は、
はち切れんばかりの脂でぷっくり!
頬張れば、タレのコクと脂のピュアな旨みが混じり合い弾ける!
咀嚼するほどに、山椒と柚七味の芳しさ。
のっけから、おかわりしたくなるやん。



■キムチ盛り合わせ
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自家製。うずら、とうもろこし、オリーブをはじめ
スモークチーズやサラミ、カルパスなど、つまみ系もあり飲ませる。笑


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こんな感じで肉焼師・竜馬さんの語りは、炎よりも熱いのです。
今でこそ、焼き師が肉を焼いてくれる店は増えてきたけれど
基本、声がデカい。笑


「ジャパニーズBBQを極めたいんです」

■タレ焼き
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分厚いカイノミに、小豆色したイチボ。


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炭火は使わず、昭和なガスロースター。遠赤外線が出ないよう
「いかに早く表面を焦がしつつ、肉の芯温を上げないかが重要」。
そこに、こだわり抜いたもみダレを絡めて
メイラード反応を起こし、理想の焼き上がりへ。
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カイノミを頬張る。
まず、もみダレの複雑味がジワリ、さらにはつけダレの優しい甘みと酸味が混然に。
噛むほどに、肉の濃ゆい旨みの怒涛。


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ハイボールを流し込む。何物にも変えがたい至福。



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艶めくイチボ。タレの深みの奥に、端正な味わいが顔を覗かせる。

驚いた。焼肉って、タンや塩物から始まるのが定説だった。が、
竜馬さんは、直球ストレート。
何をどう食べさせたいのか明瞭。気持ち良いくらい。



■塩焼き
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奥から時計回りに
タン、アカセン、
センボンスジ(外モモのハバキのなかの一部)、ミノ
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アカセン凄。


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タンは歯切れを味わうもの。
シャクシャク心地よく、清々しい肉汁が溢れ出た。
特製の塩ダレと共に



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ミノは、ぐりんぐりんの食感。しっかりと味があるわ。


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センボンスジは、脂が弾け出る感覚!
だけと後味はすっきりとしていて驚き。


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「ホルモンはいかに良く焼くかなんです」と竜馬さん。
ぐりっと弾力あり、しっかり蓄えた脂の濃厚な甘み、
焦げ目の香ばしさの見事なハーモニー。



■かたまり肉
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丹波「神戸髙見牛牧場」の髙見牛サーロインが鎮座!
圧倒的。なぬこのサシ!!?!

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このスライス加減にも深い理由がある。
まずは塩ダレと共に。
頬張れば、あのサシの凄さを全く感じさせない。
しっかりとした歯触りを感じ、肉そのものの旨みが濃ゆい。

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次は、赤ワインと玉ネギのソースとともに。
このソース、サーロインに照準を定め作り上げている。
シャクと歯応えあり、しっかり煮詰めたソースのコクや程よい酸味が
ガッチリと手を組む。ちょっと冷めると、上質な脂をより一層感じるのです。

驚いた・・・これは夢か幻か・・・
焼きや包丁入れなどの技も含め
酔いがめるくらい孤高のサーロインだった。




■みそダレ焼き
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まずはカイノミを。

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みそダレは優しくコク深く、その芳しさが堪らない。

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ハツもみそダレにて。
舌触りはなめらか、濃厚な旨みがずっと続いた。



◆特製の〆
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みんなはクッパ。
私はクッ(スープ)のみ。
あっさりとした旨みに、七味の刺激。
心も身体も温まった。

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竜馬さんの奥様・手製の杏仁豆腐で最高のフィナーレ。

決して良い立地とは言えない場所ながら
わざわざ、この店をめがけてお客さんはやってくる。
まさにデスティネーション。
「焼肉屋で初・ミシュランの星を獲得する」をいう野望を胸に
竜馬さんは日々、全力投球。
その燃えたぎる思いを、熱風のように感じた夜だった。
もちろん、生涯一に匹敵するサーロインをはじめ
焼肉の感動は言うまでもない。


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お肉ちゃん佐藤さん、竜馬さん、ご一緒させていただいた皆さん
本当にありがとうございました✳︎✳︎✳︎





「肉料理 二月九日」
 完全予約制
 https://www.instagram.com/nigatsukokonoka
 https://tabelog.com/hyogo/A2804/A280403/28058167/




by writer-kaorin | 2024-12-26 14:42 | 二月九日 | Comments(0)

 

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