荘厳な安藤忠雄建築の空間にそのリストランテはある。
神戸「EQUILIBRIO 」エクイリブリオ
2025年1月open
オーナーシェフ・丸山純生さんが営むリストランテだ。
神戸っ子ならご存知、人気イタリアン「ARU」の姉妹店。
神戸の食ならこの男に聞け、という
安藤孝志さんナビのもと初訪問。
安藤さん、平井さん、森ちゃんありがとうございす。
コンクリート打ち放しのクールな空気と、木の温もりが調和。
40坪のフロアに、テーブル3卓と半個室2卓という贅沢な空間使い。
現在は1日2組らしい。
厨房丸見え。視覚に飛び込むもの全てがカッコいい。
万博で2万歩近く歩いた後だったから、ハートランドが実に旨い。
Appetizer.1
えんどう豆 菜の花 ブッラータ ピスタチオ
菜の花のペーストの上には、プチッと弾けるえんどう豆と
クリーミーなブッラータ。春野菜のほろ苦さと香りが堪らん。
メゾンカイザートラディショナルと
ルヴァンリキッドを使った自家製パン。
香ばしく風味よく、のびやかな生地。旨みがじわじわと押し寄せた。
DRAPPIER Carte d'Or Brut
身体に染み込んでいく。
飲み物は、ソムリエ高橋篤史さんに身を委ねて。
ペアリングもあるがこの日はグラスで。
Appetizer.2
富山ホタルイカ 竹の子
チョリソやスモークパプリカパウダーがいいアクセント。
王道の組み合わせながら、意外性があり味わい深い。
BOURGOGNE HAUTES COTES DE BEAUNE VIEILLES VIGNES BLANC 2020
シャルドネ100。
ピュアな印象、余韻はどこまでもエレガント。
Appetizer.3
足赤海老 ハモンセラーノ 人参
海老がもつ濃密な甘みと、人参のピュアな甘みが響き合う。
セルフィーユやカラシナ、クレソンが名脇役。
Pasta.1 -Orecchiette-
ブロッコリー そら豆 からすみ
オレキエッテは王道の組み合わせ、でありながら
白甘鯛のだしで味を調えるなど、工夫が随所に光る。
Fish
サワラ 春ネギ パセリ オリーブ
うるうる美しい断面。そのサワラはトロッもっちり。
オリーブやパセリなどを用いたタプナードは
ライムの皮の香りが清々しく、
春ネギのペーストのピュアな旨みが寄り添う。
Charcoal grill
オーストラリア産 仔羊
深いコクと爽やかさをあわせ持つ、グリーンペッパーソースと共に。
炭火で仕上げた仔羊は、ピュアで初々しく
優しい旨みを漂わせる。
兵庫・小野産グリーンアスパラガスのジューシーな旨みにも驚く。
Granita
土佐文旦
お口直しのグラニテは、清々しい香りとほろ苦さがいい感じ。
そして、DRAPPIERにReturn
Pasta.2 -Tagliolini-
淡路島 奥田トマト 雲丹
加水はせず、トマトの水分とEVオリーブ油のみという潔さ。
そのピュアかつ濃厚な味わいと、ウニの気品が
程よいコシのあるタリオリーニに見事に絡む。はぁ幸せのため息。
Dessert
春苺 ホワイトチョコレート
90℃で1時間、真空調理をした苺は、香りと味わいの凝縮感がすごい。
ホワイトチョコのアイスと、ムラングの、温度や食感の差異が楽しい。
Tea sweets
お茶菓子
フロランタン、抹茶ビスコッティ、洋酒を効かせたトリュフチョコ、
ハーブティーで〆。
イノベーティブとは対極にある、直球に近いイタリアンという落ち着き。
だけど、味づくりの要所要所に、丸山シェフの独創性が光り発見が多いのだ。
安藤忠雄建築の空間美とともに、
印象に残り続けるコース構成だし、流れるようなサービスも心地よく。
リピーターが多いのも頷ける。
「EQUILIBRIO」エクイリブリオ
神戸市中央区山本通2-4-24 RIRAN'S GATE B1F
078-891-9990