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「京、静華」25年、冬

「京、静華」-京都・岡崎-
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主人・宮本静夫さんの
探究心と感性に、じっくり向き合う夜。


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皆さんと一緒に、乾杯シャン杯。
今年も一年お世話になりありがとうございました。
来年、新たな連載やプロジェクトが始動する。
その感謝の意も込めて。旨い酒だ。



■小碟 
小さな一皿
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湯引きしたフグ白子は、クリーミー&ピュアな味わい。
そこにスパイシーなソースの鮮烈。胃袋は全開だ。


■三味春巻
ホタテ トリュフ
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お供には、麻辣シャーベット。

ハフハフ、アッツアツ!
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まずはホタテ貝柱の甘みが迸り、
トリュフの芳しさにニンマリ。

続いて、麻辣シャーベットを頬張れば
温度差と、麻辣の刺激に、感動倍増。
再び、春巻きを齧れば、
吉田牧場「カチョカバロ」のピュアな味わいに口福度max。

まさに名作。
何度味わっても、新たな感動を呼び起こす。




■藕羹
上土蓮根
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静岡・葵区麻機(あさはた)地区で栽培する、上土(あげつち)蓮根。
「すり流しにしただけでございます」と宮本シェフ。
塩は用いず、干し貝柱のだしを少々。
この蓮根が持つ、クリアかつ質朴な味わいが凝縮。
心が洗われる感覚。


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■蜜汁叉焼
サドルバック豚
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鹿児島・ふくどめ小牧場で飼育されている稀少な豚「サドルバック」。
この品種の豚は成長が遅い。
時間をかけて育てることで、上質な脂身をもった豚になるらしい。
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外は香ばしくカリッと、中はジューシー。
そんなサドルバックのロース肉の
旨み濃厚。でも脂はクリアな印象で、後味は清々しい。


豚食にはたまらない逸品。だから「おかわり」となるのです。
グリーンアップル「グラニースミス」のコンポート、その酸味が
口の中をリセットしてくれて、叉焼がなお進む。



■静華魚生
寒ヒラメ
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中華風刺身。
酢橘とオリーブオイルのドレッシングとかけ、混ぜ混ぜして味わう。
旬の寒ヒラメに、クラゲの甘酢漬け、
カシューナッツなど各食材の食感や味わいが重なり合い
その広がりが楽しい。

中国では「捞起」ローヘイ、という言葉があり
皆で箸で高く「魚生」を持ち上げ、
混ぜ合わせる行為を指すそう。
掛け声をかけながら高く持ち上げるのが特徴で、
新年を祝う験担ぎ的な儀式。
そんな、宮本シェフの説明が、すごく学びになるんです。



■周氏木瓜湯
パパイヤ 絹傘茸
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宮本シェフは、香港の凱悦軒(Hyatt Regency)での修業経験も。
その店のスペシャリテを、「京、静華」流に。

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上湯の、清らかでいて奥行きのある味わいにニンマリうっとりする。

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具は、フカヒレや金華ハム、百合根、木耳(黒白黄茶の4種)
絹傘茸、魚の胃袋、豚の脛肉…と具も堂々。
さらに、パパイヤの身を削ぎ取り味わえば
スープは柔らかな表情を見せてくれた。


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■脆皮雞
朝挽き若鶏
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皮のパリパリ感と香ばしさ、
身のふっくらしっとりとした質感の
コントラストが堪らない。ゆっくり咀嚼をするたびに
優しい味わいが気持ちよく押し寄せる。




■清炒青菜
青梗菜
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広東白菜、サイシン、大原のミニ青梗菜、以上。
何も足さない、何も引かない。
シンプルの極みともいえる、心を揺さぶる名作。


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お供がまた最高なんです。
Raymond Dupont Fahn Auxey Duresses Les Vireux 2023



■干焼蝦仁
天使のエビ
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エビチリはどこか懐かしい味わいと、洗練とが交差。
玉子のスフレが名脇役。



■麺或飯
お好みの麺、飯
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4種の中から「1種でも2種でも、全種類でも」と!
最後に、さらなる感動のひと山。

私はドーマンが食べたくって


蟹肉炒飯
浜名湖ドーマン(ドウマンガニ)
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ワタリガニより濃厚、その身は甘味が強く
甲羅いっぱいの内子とともに、ハラハラの炒飯という幸せ。




■甜品二道
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杏仁豆腐。バケツに入ったそれを好きなだけ。
芳しく、儚く、口中に消えた。



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宮本シェフが仕上げているのは
「ロバが転がってると」いう名の、北京の餅菓子「ルーダーグン」


■鮮果茶
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素朴な甘さのあんこ、きな粉の香ばしさ、餅米生地が三位一体に。
手の込んだ小菓子と
「鮮果茶」と共にリラックスタイム。



料理の背景を語る宮本シェフとの対話もまた、
ここでしか味わえない贅沢。
ご一緒させていただいた皆さま、
毎度ながら楽しいひとときをありがとうございました。
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「京、静華」
京都市左京区岡崎円勝寺36-3 2F
☎075-752-8521
http://kyoseika.com/
https://www.instagram.com/kyo_seika/

by writer-kaorin | 2025-12-17 06:50 | 京 静華 | Comments(0)

 

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