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「cenci」25年、冬

京都「cenci」
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待ちに待った夜。


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Champagneは、
Jacques Lassaigne Reserve/Emmanuel Lassaigne
酸のキレは良く、果実味ふくよか、後味まろやか。




■馬告 キャッサバ ニゴイ
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淡水魚のニゴイ。その身のつみれと、キャッサバのフリット入り。
スープは、セタシジミと、ニゴイのダシからなり
その優しい旨みと、発酵白菜の酸味が重なり合い
マーガオのレモングラスを思わせる爽やかさが心地いい。

琵琶湖の恵みとアジアの香りにて幕は開けた。




■ペルシュウ
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24ヶ月熟成。甘やかで味わい深く。
右はドーサ。南インドの郷土味であり
豆と米を発酵させて作ったクレープ生地のようなもの。
チェンチのドーサは「吉田牧場」のリコッタ入り。
フェンネルのピクルスや、根パセリの甘みがいい感じに混じり合い、
胃袋全開。



■蓮根 葱 ヨーグルト 鰆
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答志島のトロさわら。伊勢湾の奇跡とも称されるくらい
マッチョな身質と脂の乗りがすごい。

そのトロさわらの芯部はレア、皮目は炭火で香ばしく、
堪らんテクスチャー。
ポロネギと飛騨ネギからなるテリーヌにも感動したし、
鮒寿司とヨーグルトからなるソースは
発酵の風味と、エキゾティックな香りを響かせていた。
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Windchaser
Gewurztraminer 2021
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アルザスではなく、カリフォルニアのゲヴュルツトラミネール。
樽の香りを感じながらも、総じて端正でクリーンな味わい。
前後のお料理とすこぶる良き相性を見せてくれたのでした。

余談だが家でのキッチンドリンクは、
ゲヴュルツでスプリッツァーを作ることが多い私。
(ワイン8.5:炭酸水1.5)




■真菰筍 山わさび 雲子
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昆布だしと真菰筍の葉(発酵)からなるお茶を
ジュワ〜ッと注ぎ入れて。

雲子(タラ白子)は米粉の衣を纏いザクとろふわっ。
ソテーした真菰筍は優しい旨みを放ち、
荒くおろした発酵蕪やモズクが層をなす。
白麹のヴィネグレットで締まりよく。って、この発想はどこから?
という驚きと、安堵が入り混じる味わいだ。
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■百合根 コブミカン 豆腐 足赤海老
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北海道・十勝近郊の百合根「月光」のニョッキは、
安納芋を思わせる濃密な甘み。
そこに足赤海老の弾力と旨みが寄り添い、
豆腐と海老だしをベースにしたスープと
コブミカンの葉のオイルという、
食の文化のクロスオーバーに、驚きと発見多数。



■ちぢみほうれん草 大根 小芋 アーモンド
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ビーガン料理。
大根餅と切り干し大根、異なる文化が見事に融合している。
そこにちぢみほうれん草の冬らしい甘み、
小芋のピュレの質朴な味わいがスッと寄り添う。
ローストしたアーモンドの食感と香ばしさがいい仕事をしてました。



■牛蒡 ブルーベリー 柿 猪
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炭火で焼き上げた猪は、
皮目の弾けるような食感と、深い味わいが印象的。
そこに、柿のソースの質朴さ
柿のローストのまったりとした甘み
黒ニンニクとメキシコの燻製唐辛子のピュレもそう、
一口味わうごとに驚き、続々。



■洋梨 根セロリ ジン
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青レモンのグラニテと共に
清々しい香りが気持ちいい。



■蕪 カシューナッツ 牡蠣 タリオリーニ
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〆パスタというのが嬉しく、
アーリオ・オーリオという潔さがいいね。
蕪はまったり甘く
混ぜ合わせて味わえば、
牡蠣の食べるソース、鮎魚醤と発酵唐辛子の旨みや刺激が
心地よく押し寄せる。そして着地点はイタリア。
これはもうK点超え。




■アマゾンカカオ みかん 完熟山椒
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ボネ(Bonet)とカカオのクリーム、
みかんの甘酸っぱさ、相性絶大。
完熟山椒でキレも良い。



■林檎 生姜 カモミール
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カモミールのアイスと共に。
生姜風味のタルトタタンは、
クロモジのゼリーが冬の森へと誘う。

緻密に考え抜かれた料理の構成や流れはもちろん、
ドルチェの手仕事もさすがの一言でした。



坂本健シェフのクリエーションは日々、進化と深化を遂げる。
冬の京都らしさと、国境を超えた文化が交差する
一口ごとに新たな感情が押し寄せるコース展開でした。
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和やかでエキサイティング。
両方の感情が交差するひととき。
ご一緒させていただいた皆さん、坂本シェフ、スタッフの皆さん
いつもありがとうございます。



「cenci -チェンチ-」
京都市左京区聖護院円頓美町44-7
☎075-708-5307
http://cenci-kyoto.com/
https://www.instagram.com/cenci.kyoto/



by writer-kaorin | 2025-12-25 06:30 | cenci | Comments(0)

 

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