RESTAURANT GASTRONOMIQUE Hajime @再訪
やっとこさ、落ち着いておじゃますることができた、
RESTAURANT GASTRONOMIQUE Hajime
レセ後、ご丁寧にもステキなお葉書をいただき、そこには
『「大阪から世界に発信できる素晴らしいレストランを造る」という
高い目標を軸に、全力を尽くしたいと思っております』
といったシェフのお言葉。もう、そのひと言だけで、こちらも朝から意気揚々(笑
先日も述べたが、米田 肇シェフは
洞爺の「ミシェル ブラス」や、大阪「ベカス」ほか、フランス修業の経験も。
某店の店主曰く「米田さんの料理人としての視点は凄いんです。
いい意味で、巷であまり見かけないタイプの人」とも。
席に着き、menuを見るやいなや、シェフからのmessage
これから始まる、あらゆることへの期待と想像、膨らむ膨らむ。
詳しく述べると、楽しみ半減なので、おじゃまして確かめてくださいまし。
まずはシャンパーニュより。
で、お料理の前に、、、
えております〜的、introduction
ヒャッホ〜ッ!!めじゃぐじゃ好きな「ル シュクレ クール」のパン。
それも、お店ではお目にかかれない、Hajimeさんオリジナルな数々(>v<)
まずは、
・ヒラメのカルパッチョ
ねっとり、なめらかなヒラメ。
時間差でやってくる味わいと香りの変化がいい。
・アミューズ☆1
半熟卵のコクと優しい甘さのピュレとの味重ね、ステキ。
ここで、やってきました☆シュクレのパンは、
・ニンジン&ディル
パンそのものの香りが素晴らしい。
このニンジン&ディルも、サーヴされると同時に、
パン本来の香りと、ニンジンの甘い香りがふわ〜んと立ち上る。
・エシレの、有塩&無塩
・アミューズ☆2
ホタテのムース、ニンジンのピュレ、ミョウガ&セロリ(みじん切り)
泡泡内にある、実に細かいミョウガやセロリの食感・風味がアクセントに。
ピュレをつけると、グッと優しさが広がる。さまざまな側面が楽しい逸品。
ニンジンとディルのパン、ホタテの風味とよく合う。
白にチェンジ
・Henri de Villamont
辛口具合は、好みだわぁ。
mer
・ガシラ、根セロリのピュレ、柚子のビネグレット
「魚の脂肪の融解温度を狙います」
ということでこの火入れ、見事だわ。口のなかでと・と・とろける…。
柚子香、この季節にドンピシャなやさしい爽やかさを醸し出す。
涼しげな器もステキ♪
&
・オレンジ&アーモンドのパン
アーモンドのナッティな感じが、コクを与える。
crevette
・天使のエビ、空豆、セロリの葉、オレンジ(粉末)
「表面のみさっと火通し&残りは余熱で」、この火入れの妙、感服…。
そしてエビのコク・旨み・甘み・全て凝縮のスープ。
ガツンッと力強い味わいながら、セロリの葉や粉末オレンジの香りが
いぃ感じのアクセントに。
escargot
・エスカルゴ、ヘーゼルナッツの泡ソース、
クルミオイル、オゼイユ、新玉
ニンニクの香りを付けた乳清で表面を焼いたという
ブルターニュ産エスカルゴ。この独特の風味がいぃワ〜。
シャキッな新玉は甘く、オイルやソースの香りとも響き合う。
ガラスの器、まるで水中みたいに涼しげだ。
&
・ヘーゼルナッツのパン
コレ、お隣サマからの差し入れ(>v<)
いつもお世話になってマス。
Iさん、ホントにご馳走サマでした(--)
agneau
・アニョー
このスローなキュイッソン、めっさ好み♪そして肉汁も脂も甘い!
肉に合わすのはヨーグルト、カルダモンの香り、そしてゲランド塩。
ヨーグルトのまろやかな酸味が、妙に合う。
シェフのご実家がある三田で摘んできた山野草「オクサリス」のほろ苦さもいぃ。
力強くもあり、優しくもあり、そしてちょっぴりエキゾチックさもあり、
ひと口ごとに、創造力が膨らむ膨らむ。
&
・黒米のパン
噛めば噛むほどな旨み、じわりじわり。
fromage
ワゴンでフロマージュ、までぬかりなし。
思わず全種、いっちゃいました…^^;
・Chateau neuf du pape 2003(M.CHAPOUTIER)
&
パンは、ドライフルーツ、そしてゴマ
ハァ…。ワインとチーズとパンだけの生活を、毎日送りたい…(w
・イタドリ(スカンポ)のソルベ
・フィグのコンポート
赤ワインで煮詰めたソースや、イチジクのグラニテなども添えられ、
温度差、食感…いちじくの様々な表情が楽しい。
焦がしバターのムースで、コクぷらす。
・エスプレッソ
・カスタード,ブドウ,マンゴーソース,少々黒コショウ
・チョコ
と、お店にinしてから4時間弱!
エキサイティングな素晴らしいひとときだった…。
最初のメッセージにはじまり、メニューを開いたところのメッセージもそう、
食べての想像力がかき立てられるような、
まるで舞台の始まりのようなあのワクワク感。
そして、素材感と季節感を大切にしながらも
クリエイションなお皿の連続。
素材の多様さや、火入れの妙、スパイス使いはもちろん、
盛り付けや味の組み立てが実に繊細。
そしてパンだ・・・。
料理と組み合わされた、それぞれのパンとともにお料理を愉しむと、
ひと口目、ふた口目とはまた違った、味わいの膨らみがあり。。
最後まで飽きることなく、また、
満足感はしっかりあるのに、それが満腹を超えた苦しさにならないのは、
お料理の構成、そしてコースとしてのバランスが実に秀逸だからだと
しみじみと実感。
メートル ドテル・稲垣さんは、ベテラン感漂う。
稲垣さんをはじめサーヴィスの皆さんとのコミュニケーションは
心地よくもあり、いぃ意味でふわっと緊張感を解してくれる感じ。
気が付けば0時…といった、
時間を忘れさせてくれる居心地の良さ。
夜は1万2600円〜。
このレベルの新店、久しぶりだったが、
うん、この内容、クオリティ、空間、人、ひととき、だったら納得だわ。
また絶対に行きたいレストラン。
「RESTAURANT GASTRONOMIQUE Hajime」
大阪市西区江戸堀1-9-11 アイプラス江戸堀1F
06-6447-6688
営&休は聞き忘れ
by writer-kaorin | 2008-05-23 02:15 | Hajime | Comments(2)
メインのキューイッソンって、プライムリブなんですか?
イタドリのソルべが面白いね~。