私が大好きなお店ばかりが入っている
新地萬年ビルにある「道頓堀あかい 北店」へ。

熟成肉と、大和肉鶏の水炊きを軸に据えたお店だ。
昼に頂ける「鉄板焼ステーキランチ」も、北新地ランチ族にはごっつ有名。
この夜は、水炊きと熟成肉の両方を
ハーフ&ハーフで頂ける、あかいコース@¥5000をオーダー。
*先付け

ばってんなすの胡麻和えと、筍はいずれも熊本産。
程よい弾力があってとろっしたナス、胡麻の香りが生きている。
筍は香りも甘みもしっかり。
*本マグロの赤身、愛媛 シマアジ、徳島 桜鯛

マグロは赤身ながら、ねっとりとまとわりつく質感がいいわ。
3日寝かせたシマアジと桜鯛。
シマアジは、脂が甘いなー。桜鯛はぷりっに続きねっとり、旨みが迸る。
その後、小皿料理が数品続く。
*静岡産 青柳(バカガイ)の酢味噌和え、鯛の酒盗

甘みが強い青柳。
酢味噌は、西京味噌にあけがらしを忍ばせていて、そこに鯛の酒盗とは!
嗚呼、酒を欲す、禁断の組合せ・・・。

ニュージーランドはマールボロの
Dashwood SouvignonBlanc 2013
柔らかな酸に続き、さわやかな清涼感。
*野菜の豚バラ巻き

左はヤングコーンとそのヒゲ。
右はサラダアスパラガス。いずれも箕面ポークで巻き
鉄板で焼き上げている。この豚肉、脂がサラリとしていて旨し。
ヒゲと豚肉、めっちゃ合う。

「45日熟成の薩摩ビーフ・雌牛のね・・」と
店主・亮さんこと赤井亮さんと、熟成肉談義。あー楽しー。

鉄板で、その薩摩ビーフの45日熟成モモ肉を、
焼いては寝かせ、焼いては寝かせ…といった光景を肴に、ワインが進み
*フォアグラパン

飲ませる小皿がまたもや登場!
フォアグラの上にはうずら卵。さらには
自家製の焼鳥ダレとバルサミコ酢からなるコク深いソースとともに。
どんだけ飲ませるんですか、亮さん(笑)
*熟成肉 鉄板焼き(薩摩ビーフ 雌 モモ肉)

はじけるような弾力とともに
溢れ出る旨み。じっくり咀嚼すると、えもいわれぬ香りが突き抜ける。
あかい特製の、このタレがまた旨いのなんの。
塩漬けにした生の黒胡椒とともに味わうと、
すぱっとキレのあるスパイスの香りで、ロゼ色した身はまた違った表情を見せる。
*大和肉鶏の水炊き

見るからに旨そうな白濁とも黄金ともとれるスープのなかには、
奈良・大和肉鶏。

そこに、三重産キャベツ、長野のシメジ、薄揚げを加えてグツグツと。

淡路島のレタス、福岡の水菜をさっとくぐらせ、
ミルで挽いたコショウをハラリとふり、頂きます!
白ワインのあとは、久々に麦焼酎ロック ちょい水。
大和肉鶏のガラからとったスープは、
口当たりまろやかかつ、えもいわれぬ旨み、凝縮。
肉はむっちり、歯応えあって、味が濃い。
しゃきっとしたレタスの甘み、薄揚げの澄んだ風味ほか、
各素材も味がしっかりしていている。

〆は麺か雑炊を選べる。私達は麺に。
野菜と肉の旨みが凝縮したスープが絡む絡む。
でも後味にひつこさはなく、キレイな風味の余韻が心地よい。
鍋は冬のものだけでない、ということを痛感されられた。
この水炊き、夏バテとか、スタミナつけるときに食べたいなぁ〜。そんなおいしさ。
熟成肉を噛みしめ、大和肉鶏の水炊きのしみじみとしたおいしさを堪能。
よくばりな私を、堪らなくシアワセにしてくれる、
あかいさんならではのコース料理でした☆
「道頓堀あかい 北店」
大阪市北区堂島1-3-33 新地萬年ビル1F
☎06-6347-1775
open : 11:30〜14:00、17:30〜24:00
close: 日曜(土日含む連休の場合、連休最終日がお休み)
http://www.doutonboriakai.jp/index.html
Mind Games-John Lennon(OFFICIAL VIDEO)