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カテゴリ:淡路屋直売所( 1 )

 

大阪ディープツアー⑴ @淡路屋直売所

待ちに待ったこの日がやってきた。
「大阪ディープツアー」という名のもと、
東西&ハワイからキーパーソンたちが集結。
メンバー情報はFBのタグ付けにて。
もうお会いしたかった人たちばかりで、高ぶる気持ちをおさえつつ

まず1軒目は、浪速のレジェンド級・名酒場
生野区・田島にある「淡路屋直売所」へ。
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私が初めて、この店の暖簾をくぐったのは
堺筋本町にある名ビストロ「ル・ヌー・パピヨン」
オーナーソムリエ・関本大学さんに連れられて。
関本さんの古典酒場に対するあくなき愛に、こちらが惚れ込み
その後「あまから手帖」の“酒場上手”企画で、関本さんと酒場探訪させて頂くに至った。
「淡路屋直売所」の浜田ご家族にも大変お世話になりました。
御礼申し上げます。


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ビールで喉を潤す。
いつも特等席は、カウンター前のアテがズラリ並ぶショーケース前なのだが
この日はテーブル席にて、皆と飲んで飲んで食べて食べることに。

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カウンター前のこのショーケース、眺めてるだけで飲めるのだ。
(photograph by Yoshiyuki Okuno)


●牛すじどて煮
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やらこい甘みと深いコクに包み込まれた牛すじは、ほろり柔らかく優しい。
キムチがアクセントとなり、箸もビールジョッキも進む。



●スンデ
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この店で供するスンデ、大好物。しかも、ミナミのスナックでバイトしてた頃、
玉屋町にある屋台でよう頂いた懐かしの味なのだ。
朝鮮版ブーダンノワールとでも言おうか。
豚の腸に、豚の血液、餅米、刻んだ香味野菜などが入る。
淡路屋直売所で味わうスンデは、複雑な旨みを感じつつ、じつにクリアな味わい。



●鯖きずし
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よう脂のってる鯖やわ。
〆加減やらこく、まったりとした甘みの余韻。


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「今日はコハダ、脂のっててエェですよ」と大将にススメられたそれは
脂の清々しい甘みがじわりと蕩け、こちらがニンマリ溶けてしまいそう〜。



●鯨 さえずり
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厚み凄くて、ピンと張りもあって。
口中温度で、清新な脂の甘みが容赦なく押し寄せる。


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ちろり白ワイン。渋す。キンキンに冷えたそれがまた…
凛とした料理の数々と、絶妙な均衡を保つのです。
(photograph by Yoshiyuki Okuno)



●鯨 コロと水菜の炊き合せ
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水菜はシャキシャキ、鯨の噛みしめる旨味はもちろんのこと
鯨の深いコクが滲み出た、まさに命のスープ。
酔いさめそうなくらいハッとなった。


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ここらへんで、ちろり赤ワインを。
大阪・柏原産の手頃系ワイン、これがいいんだ。


●鶏肉ときんかんの甘辛煮
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心和む、おっかさんの味。
噛みしめるおいしさがある。


●和牛イチボのビフカツ
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注文を受け、イチボ塊肉を手切りするところから。
そのビフカツは・・・

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断面は見事なロゼ色!ザクッと香ばしい衣を頬張れば、
艶っぽいテクスチャーに笑みしかこぼれぬ。
ゆっくり咀嚼すれば、肉本来の味、清らかな脂の甘み、
デミグラスソースの優しいコクが渾然に。
しかも添えられたポテサラの、丁寧に作られた味わいにノックアウト。

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こないして撮影してたんだwww
(photograph by Yoshiyuki Okuno)



●煮込みハンバーグ
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肉肉しさのなかに、この店ならではの優しさがあるの。
そしてポテサラ、コレ食べ続けていたい。



●アゴハチ煮込み
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牛アゴ肉からだしをとった、ハチノス入り煮込みスープ。
大将曰く、ソルロンタン的なスープを以前、作っておられたそうだが
「アゴ肉、旨み出るからえぇで」などなど、
地元のご常連からいろんなアドバイスがあり、このスープが完成したとか。


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トロミがついたスープは、ゼラチン感堪んない。
濃厚でいて、五臓六腑に染み渡る滋味があるのだ。
「ここのアゴハチは“世界三大スープ”」とは、
塚口にある名ワインバーのY沢さん談(笑)。



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鮮度いいアテや、真っ当な和食、
場所柄、韓国の味、さらには洋食まで、そのどれもが心に響く味。
謳いはせずとも、天然魚や上質な肉などを使うなど、
食材に一切の妥協なし。そして皿の中は実質本位なのだ。

大将はじめご家族やスタッフさんの
実直でいて、おいしいものを食べてもらいたいという気概が客に伝播し、
店全体がいい気に満ちている。近くに住んでたら週3は通っているな。
素晴らしい時間を、浜田さん、そしてディープな皆さん、ありがとうございました。

こちらのお店は、ほとんどのお客様がご常連ですので
空気読みつつ、静かに杯を傾けることをおススメいたします。

大阪ディープツアー⑵へと続く。

「淡路屋直売所」
大阪市生野区田島3-5-37
06-6754-1490
open :16:00〜23:00
close:日曜


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by writer-kaorin | 2019-03-09 19:48 | 淡路屋直売所 | Comments(0)