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「アルコバレーノ」若狭小浜発。地元の魅力をイタリアンで

福井・小浜にある
イタリアン「アルコバレーノ」
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仕事アフター、素敵なムッシュとマダムと会食。
雨がしとしと降る、冬の夜。


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この時期にしか味わえない、あの名作を求めて……。
だけど、黒板メニューにないから、
シケで仕入れが難しかったか、すでに売り切れかなーと思いながら。

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「ROTARI BRUT CUVVE 28 NV」
fromトレンティーノ・アルト・アディジェ州
フレッシュな酸と、上品な味わいが印象的。


■小浜港で水揚げされた 本日のカルパッチョ
〜アルコンバレーノ特製ソース〜
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サワラは、皮目香ばしく、脂の甘みがじっとり広がる。
塩加減は優しいから
トマト主体のソースのピュアな旨みが引き立っていて、
泡がスルスル進む。




■バルサミコ香る フランス産無添加生ハムと
 クリームチーズのサラダ
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カボチャ、カリフラワー、サツマイモ、ブロッコリー、
温野菜がゴロゴロと。さらに、
フレッシュなトマトやフリルレタスと具沢山。
健康的飲酒、嬉しいね。



■小浜産 海の幸のフリット
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この日は「ヤリイカ」。
シャクッと歯触りよく、甘みが強いなー。エンドレス系。



■ボンゴレロッソ ピッカンテ
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アサリの旨みと、ピリリと辛いトマトソースがスパゲティに絡む。
何しろアッツアツの温度がいい。



シェフに料理のことをあれこれ伺っていると、
ふとしたタイミングでひと言。

「そういえば、コッペガニ、ありますよ」

え?今なんて?
コッペガニ、ありますって……。

黒板メニューには載っていなかったから、感動max。
それだけに、この一言の破壊力たるや。
551の「あるとき、ないとき」くらい、気分の振れ幅が違う。

「お願いしてもいいですか?」
こうして、この時期だけの味に巡り合えたのです。


■小浜産コッペガニのトマトクリームパスタ
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コッペの全てがモリッと凝縮。
外子は乾煎りにしていて、そのコクと香ばしさが、
コッペならではの(ズワイより味のある)旨みを助長させている。

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解禁前から予約の多い、年内限定メニュー。
そろそろ終わりかなぁということでした。

コッペ(ゼコガニ)は、新聞紙の上で頬張っていた、いつものおやつ。
そんな、物心ついた頃から食べ慣れていた懐かしさと、
大・大好きなイタリアが交差する。

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パスタソースに自家製フォカッチャ、ダイブ。
恍惚状態。笑




■トレフォルマッジ
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「アルコバレーノ」はピッツァにも定評がある。
生地には、白神こだま酵母を使用、とのこと。
イタリア産チーズ3種は、おそらく(聞き忘れ)
ゴルゴンゾーラ、モッツァレラ、
そしてパルミジャーノ・レッジャーノ。

頬張れば、生地の優しい甘みがじんわり。そこに
チーズの異なる個性が、互いに手を取り合い、ハーモナイズ。

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トレフォルマッジに、
イタリア産「オーガニック オレンジ蜂蜜」
これがすこぶる合いすぎて、ピッツァを持つ手が止まらないのだった。



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オーナーシェフの吉沢顕さんは、埼玉・川越市から小浜へ。
川越と小浜は姉妹都市、
そしてマダムは私と同級生(若狭高校)という、思いがけないご縁も。


水が美味しく、鮮度のいい食材を、
最良のタイミングで調理できる土地・小浜。
ここには、料理人にとって何よりの幸せがあると思う。

地元の方には、慣れ親しんだ食材の新たな表情を。
旅で訪れる人には、小浜のローカルな魅力をイタリアンで。
「アルコバレーノ」は、そのどちらにも寄り添ってくれる。



「アルコバレーノ」-arcobaleno-
福井県小浜市小浜広峰87 人見ビル101
0770-64-5797
https://www.instagram.com/arcobaleno_2018a.y/



# by writer-kaorin | 2025-12-19 06:57 | アルコバレーノ | Comments(0)

 

「京、静華」25年、冬

「京、静華」-京都・岡崎-
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主人・宮本静夫さんの
探究心と感性に、じっくり向き合う夜。


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皆さんと一緒に、乾杯シャン杯。
今年も一年お世話になりありがとうございました。
来年、新たな連載やプロジェクトが始動する。
その感謝の意も込めて。旨い酒だ。



■小碟 
小さな一皿
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湯引きしたフグ白子は、クリーミー&ピュアな味わい。
そこにスパイシーなソースの鮮烈。胃袋は全開だ。


■三味春巻
ホタテ トリュフ
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お供には、麻辣シャーベット。

ハフハフ、アッツアツ!
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まずはホタテ貝柱の甘みが迸り、
トリュフの芳しさにニンマリ。

続いて、麻辣シャーベットを頬張れば
温度差と、麻辣の刺激に、感動倍増。
再び、春巻きを齧れば、
吉田牧場「カチョカバロ」のピュアな味わいに口福度max。

まさに名作。
何度味わっても、新たな感動を呼び起こす。




■藕羹
上土蓮根
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静岡・葵区麻機(あさはた)地区で栽培する、上土(あげつち)蓮根。
「すり流しにしただけでございます」と宮本シェフ。
塩は用いず、干し貝柱のだしを少々。
この蓮根が持つ、クリアかつ質朴な味わいが凝縮。
心が洗われる感覚。


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■蜜汁叉焼
サドルバック豚
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鹿児島・ふくどめ小牧場で飼育されている稀少な豚「サドルバック」。
この品種の豚は成長が遅い。
時間をかけて育てることで、上質な脂身をもった豚になるらしい。
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外は香ばしくカリッと、中はジューシー。
そんなサドルバックのロース肉の
旨み濃厚。でも脂はクリアな印象で、後味は清々しい。


豚食にはたまらない逸品。だから「おかわり」となるのです。
グリーンアップル「グラニースミス」のコンポート、その酸味が
口の中をリセットしてくれて、叉焼がなお進む。



■静華魚生
寒ヒラメ
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中華風刺身。
酢橘とオリーブオイルのドレッシングとかけ、混ぜ混ぜして味わう。
旬の寒ヒラメに、クラゲの甘酢漬け、
カシューナッツなど各食材の食感や味わいが重なり合い
その広がりが楽しい。

中国では「捞起」ローヘイ、という言葉があり
皆で箸で高く「魚生」を持ち上げ、
混ぜ合わせる行為を指すそう。
掛け声をかけながら高く持ち上げるのが特徴で、
新年を祝う験担ぎ的な儀式。
そんな、宮本シェフの説明が、すごく学びになるんです。



■周氏木瓜湯
パパイヤ 絹傘茸
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宮本シェフは、香港の凱悦軒(Hyatt Regency)での修業経験も。
その店のスペシャリテを、「京、静華」流に。

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上湯の、清らかでいて奥行きのある味わいにニンマリうっとりする。

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具は、フカヒレや金華ハム、百合根、木耳(黒白黄茶の4種)
絹傘茸、魚の胃袋、豚の脛肉…と具も堂々。
さらに、パパイヤの身を削ぎ取り味わえば
スープは柔らかな表情を見せてくれた。


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■脆皮雞
朝挽き若鶏
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皮のパリパリ感と香ばしさ、
身のふっくらしっとりとした質感の
コントラストが堪らない。ゆっくり咀嚼をするたびに
優しい味わいが気持ちよく押し寄せる。




■清炒青菜
青梗菜
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広東白菜、サイシン、大原のミニ青梗菜、以上。
何も足さない、何も引かない。
シンプルの極みともいえる、心を揺さぶる名作。


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お供がまた最高なんです。
Raymond Dupont Fahn Auxey Duresses Les Vireux 2023



■干焼蝦仁
天使のエビ
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エビチリはどこか懐かしい味わいと、洗練とが交差。
玉子のスフレが名脇役。



■麺或飯
お好みの麺、飯
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4種の中から「1種でも2種でも、全種類でも」と!
最後に、さらなる感動のひと山。

私はドーマンが食べたくって


蟹肉炒飯
浜名湖ドーマン(ドウマンガニ)
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ワタリガニより濃厚、その身は甘味が強く
甲羅いっぱいの内子とともに、ハラハラの炒飯という幸せ。




■甜品二道
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杏仁豆腐。バケツに入ったそれを好きなだけ。
芳しく、儚く、口中に消えた。



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宮本シェフが仕上げているのは
「ロバが転がってると」いう名の、北京の餅菓子「ルーダーグン」


■鮮果茶
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素朴な甘さのあんこ、きな粉の香ばしさ、餅米生地が三位一体に。
手の込んだ小菓子と
「鮮果茶」と共にリラックスタイム。



料理の背景を語る宮本シェフとの対話もまた、
ここでしか味わえない贅沢。
ご一緒させていただいた皆さま、
毎度ながら楽しいひとときをありがとうございました。
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「京、静華」
京都市左京区岡崎円勝寺36-3 2F
☎075-752-8521
http://kyoseika.com/
https://www.instagram.com/kyo_seika/

# by writer-kaorin | 2025-12-17 06:50 | 京 静華 | Comments(0)

 

「健民ダイニング」新装開店!GFの中国料理店へ。

「健民ダイニング」神戸・海岸通
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ケンミンの焼きビーフンでお馴染み
「ケンミン食品」による「健民ダイニング」が、
2025年12月1日、リニューアルオープンを迎え、早速訪問。


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特筆すべきは小麦不使用の“GF中国料理店”へと生まれ変わったこと。
しかも。焼ビーフンなど馴染みの味はそのままに、というのが超嬉しい。
※GF(ジーエフ=グルテンフリー)
内外観はガラリを変貌を遂げ、店内にはカウンター席も。


中国料理でGF? すんごいチャレンジだと思うんだけど
その挑戦は万博から始まっていた。

「きっかけは、大阪・関西万博で出店した
GFラーメン専門店『GF RAMEN LAB』でした」。
そう話してくれたのは、ケンミン食品の高村社長だ。

「小麦を食べられない来場者にも、安心して食べてもらえる一杯を。」
そんな思いから、ボストンの名店「Tsurumen Davis」大西益央さんと
ケンミン食品がタッグを組み、プロジェクトは動き出した。

そして万博期間中。
「“おいしかった”だけじゃなく、“ありがとう”の声を本当にたくさんいただいて」
と社長は振り返る。

その気づきが、次の挑戦につながった。
「健民ダイニングでも、小麦粉を一切使わないGFに挑戦したいーー」
そんな声がスタッフから上がったらしい。

小麦文化が深い中国料理で、あえてGFに挑む。
当然、ハードルは高い。
米醤油、米粉、米油、米粉の中華麺……
新しい食材や調味料をそろえ、料理を一から組み立て直したという。

料理長・松本竜太さんは、取材の日にこう語っていた。
「豆板醤や甜麺醤など、使う調味料もできる限り自家製に切り替えました」。

とことん手間を惜しまない姿勢に、心底しびれた。
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お昼どき。何にしようか(ビーフンとビールもえぇな)と思いつつ
ランチセット(1800円)をチョイス。
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彩り前菜の盛り合わせを筆頭に、
シェフのおすすめ一品料理(4種からプリフィクス)
健民式焼米粉(ビーフン)
さらに、プチスイーツや中国茶までつく、満腹至福のセット。
完食できるかな・・と一瞬たじろぐ。笑


前菜「淡路どりの冷製ネギソース」
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淡路どりもも肉はしっとり繊細。ネギソースで食指が動く。


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「ビーフン入り生春巻き」は、軽やかすっきりテイスト。
フレッシュな野菜も摂れるのが嬉しいね。


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「神戸ポークの香料煮込み」はアニスの香りがいい感じ。
ビールを欲するが、グッと堪えた。
そのほか「サツマイモのレモン煮」や「季節野菜の甘酢漬け」など
前菜だけで、ビール瓶1本空きそうな。笑

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シェフのおすすめ一品料理から「酢豚」をチョイス。
もちろん小麦粉不使用。
ということで、神戸ポークに「米粉」をまとわせ、揚げているという。

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ほおばれば、衣はザクッと歯応えあり香ばしく
豚そのものの旨みもしっかりと感じる。さらに、
米醤油とケチャップをベースにした餡の、清々しいほどクリアな味わいに
ニンマリとしてしまうわ。そして別腹作動となる。


健民式焼米粉(ビーフン)
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好きやな〜ケンミンの焼ビーフン。
ビーフンは強いコシを感じ、ハラハラ軽やか。
豚肉と野菜たっぷりで(キャベツが甘いの)
箸と持つ手が止まらない。
流行りとは無縁の、不変の味をじっくり堪能。



スープと白ごはんもいただき、
満腹至福なんだけれど、
食後感は驚くほど清々しいのだった。
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次はディナータイムに。
お酒と一緒にじっくり、GF中国料理に没入したい。



そんな「健民ダイニング」では
「GF RAMEN LAB大阪・関西万博店」が
間借りラーメン店として不定期営業を始めた。
新たに設けられたカウンター席で、あのGFラーメンが味わえるのは嬉しいよ。
スケジュールはInstagramでチェックを。



「健民ダイニング」
神戸市中央区海岸通5-1-1 ケンミン食品本社ビル1F
078-366-3039
https://www.instagram.com/kenmindining_kobe/




# by writer-kaorin | 2025-12-11 08:21 | GF RAMEN LAB | Comments(0)

 

うめきたの余韻を連れて。「すえひろ」で沁みる冬の酒とおでん

メルボルンから知人が来日。
シェフおっくんとBenと、うめきたクルーズの一日だった。
ランチの模様は追って紹介するとして。
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待ち合わせは「タイムアウトマーケット大阪」で。
まだ外は明るい時間に、幸せのアペリティーボ。

「Saboten Taqueria」(サボテン・タケリア)の
選べる2種のタコスから、
「フィッシュ・タコス」と「ポーク・タコス」を
2セット、チョイス。
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好みのタコスを選べるのが嬉しいね。
青とうもろこしを用いたトルティーヤは香りたかく、
ポークはホロホロ。その旨みとサルサの清々しさが共鳴。

フィッシュはザクふわっ、白身の繊細なテクスチャーが堪らん。
チレを効かせたまろやかピリ辛ソースが、胃袋をキュンと掴む。
ビールを煽る、至福のアペだった。


そんな「タイムアウトマーケット大阪」で
パーティープラン(宴会・グループプラン)が始まっている。
詳しくはLmaga.jpをチェック。
来週、ワタシはメディア関係の忘年会で楽しむ予定。


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キンと冷えた夜気がくぐる、うめきた公園を抜けていく。
その先で私を呼ぶのは、
キタが誇る名酒場
「すえひろ」


うめきた公園から徒歩3分の場所に酒場遺産。
このギャップがたまらない。
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店先に立った瞬間、ふっと鼻先をくすぐるのは、上品なだしの香り。
暖簾をそっとくぐれば、ぎっしりと種が並ぶおでん鍋の湯気が、
まるで「おかえり」と迎えてくれる。

おでんと酒が、いちばん恋しくなる季節。
コの字カウンターのどの席に腰を落としても、
ここではもう、最高の夜が始まる予感しかしない。
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付出しは「鱧皮ときゅうり」
"鱧皮ザクザク”という名で親しまれる大阪の郷土料理の一つ。
大阪では昔から、かまぼこの原料に鱧の身が用いられていた。
残った皮は、キュウリと和えて酢の物にしたことで"鱧皮ザクザク”が生まれたとも。

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キュウリのサクッとした歯触りと、
鱧皮の噛み締めるほどに広がる旨み、三杯酢の按配が
個性を出し合い、渾然一体に。あー次の酒、ください。



泡好きの集いだったので、
シャンパーニュ(RM)という振り出しに戻る幸せ。
Frédéric Maletrez
Champagne Brut Tradition
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爽快な果実味と酸味。すっと体に馴染む、軽やかさがいいね。



■こんにゃくの煮物
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しみしみ。その味の馴染み具合にニンマリ。
もう一品は、茄子の炊いたん。郷愁の味わいだ。




■お造り3種
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「鯖 生ずし」はこのエッジに見惚れるわ。
脂の甘みを感じる浅めの〆加減が好き。
「本鮪まぐろ」は上等、上品な味わい。
アオリイカは深い甘みが口中を占拠する



■う巻
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フルフル揺れるだし巻きのなかに、
鰻の蒲焼きがゴロゴロと。甘醤油ダレと粉山椒のバランスもお見事。
食べ続けていたい、そんな魅惑の味わい・



ほなそろそろ、おでん、いっときますか。
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豆腐、玉子、牛すじ、鯨コロ、梅焼。
どの品も、煮込みの加減がいい感じなの。
女将は、鍋につきっきり。いい頃合いの種を、器に盛ってくれる。


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「黒牛 純米吟醸」をツィーッと。
まろやかさとコクが、
おでんのだしの旨みと最強タッグを奏でる。


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巾着はネギ派だ(餅かネギを選べる)。さらに
椎茸、ちくわ、ロールキャベツ。
素材それぞれの存在感はもちろん
練り辛子までもがしみじみ美味。



気づけば、指先までぽかぽか。
湯気に包まれ、だしに浸り、酒にほころぶ。
そんな冬のご褒美がここにはある。
今夜もまた、「すえひろ」のおでんに
身も心も甘やかされてしまった。
奥野シェフ、Ben-san、楽しい夜をありがとう。



「タイムアウトマーケット大阪」
大阪市北区大深町5-54
https://www.timeout.jp/time-out-market-osaka/ja


「おでん・一品料理 すえひろ」 
大阪市北区芝田2-2-8 
https://www.instagram.com/oden_suehiro_1975/


# by writer-kaorin | 2025-12-09 08:37 | すえひろ | Comments(0)

 

「谷町 ふる里」大阪・日本橋

「谷町 ふる里」
大阪・日本橋、国立文楽劇場の斜向かい
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谷町九丁目で半世紀に渡り愛され続けてきた老舗うどん店が、
ビル老朽化に伴い移転オープンを遂げたのは2025年6月のこと。

谷九時代は、ほんまにお世話になりました。
24時間営業だから、スナックバイト時代のアフターに
ミナミで朝までコース後の朝ごはんに
他にもこの店での思い出は数えきれず。懐かしい。

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「従業員も古い家具も何もかも、一緒に連れてきました」と女将。
かつて壁際にあった極狭カウンターは、大工さんがテーブルに改造したとか。

全60席の広々とした空間で味わえるのは、
ショーケースから好みのものを選ぶ寿司セットも、
やんわり甘めの出汁を効かせたきつねうどんも、移転前と変わらない。

そんな「ふる里」で私はいつも蕎麦前、ならぬ“うどん前”を愉しむ。
そう、酒の肴にとっておきの一品が
壁に掲げられた品書きに潜んでいるのだ。
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「カンパチ造り」
ブリンブリン。引き締まった歯ごたえがえぇ感じ。
脂のり良く、上品な旨みがじんわりと。


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ビールをクイッと。黒ラベルで通す。


入口すぐの場所にあるショーケースから
この日はサーモンにぎり。
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■串カツ
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どことなく懐かしい味。ビールが止まらんで。
野菜もたっぷり。ワシワシ食べる。



〆は、寒い夜だから〜
■豚肉のハリハリうどん
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これこれ〜。
年季の入った木箱と、鍋で出てくる。
「この木箱、出前とかの名残りなんかなぁ」とか言いながら郷愁に浸る。

寒い時期に注文することが多いなぁ。
何しろ豚好きなんで。
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どっさりの水菜のなかから、豚肩ロースが顔を覗かせる。
ハフハフ頬張れば、きつねうどんよりも甘さ控えめな、
すっきりとしただしの旨みが広がる。

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うどんはやんわり柔らかくて程よいコシも健在、
水菜のシャキシャキ感と豚肉のコクが相まって、
箸をもつ手が止まんない。

削った柚子皮の清々しい香りの余韻も心地よく、ふわっと冬の香りが漂う感じ。
別添えの柚子胡椒で“味変”するのもオススメ。

オススメといえば。
先日(12/4)OAの
関西テレビ「よ〜いドン!」の「オススメ3」で
「豚肉のはりはりうどん」を紹介させていただいた。

「オススメ3」こだわりが光る!名物ランチ
①食堂 みづ木の「生姜焼き定食」1500円
②谷町 ふる里の「豚肉のハリハリうどん」1380円
③CHICKENHeartの「黒黒白チキンセット」1800円


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場所は、なんば駅からも近く。
この日は吉本の芸人さんも来ていて「まいどです〜」なサプライズが嬉しかった。
「近くに来てくれてほんまに嬉しいわ」とその芸人さん。
「チャリで坂道を登らなくて良くなった」など常連客の評判も上々のようですね。


「谷町 ふる里」
大阪市中央区高津3-2-30ヴァンデュール日本橋City 
06-6779-3090
24時間営業
https://www.instagram.com/tanimachi_furusato/



# by writer-kaorin | 2025-12-06 11:12 | =プライベート= | Comments(0)