人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン

カナダからの手紙。笑
2023年5月、「West Jet」成田=カルガリー直行便が新規就航
カナダ・アルバータ州がめっちゃ近くなったし、快適な空の旅だった。


カルガリーから車で1時間。
どこを見渡してもカナディアンロッキーを臨むことができる絶景の街へ。

「Canmore」(キャンモア)
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13425517.jpg
人気リゾート地・Banff(バンフ)よりも観光客が少なくて落ち着くし、
大自然のなかでゆっくり過ごすことができる。
だから毎年、夏も冬もこの地へやって来る。


軽〜くトレイルコースを歩き、街歩きを楽しんだ後
ディナーはキャンモア中心地にあるレストランへ。


「Sauvage」(ソヴァージュ)
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13430919.jpg
以前は「TAPAS』という名のスペイン色強いレストランだったが、
女性シェフ、トレイシー・リトルさんが店を買い取り、
2021年9月にリニューアルした、とのことで再訪というか、Sauvage初訪問。



「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13432349.jpg
オンタリオ州・ナイアガラ地方の
スパークリングワイン「Cuvée Catharine Brut/Henry of Pelham」
エレガントでいて引き締まった酸。スターターに最適。



メニューはコース1種($100CAD)


◆amuse bouche
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13433256.jpg
自家製チップスの上には、鴨のリエット、ハスカップのチャツネと菜の花。
風味よく、チャツネの甘酸っぱで締まり良き。



◆FROM THE CAMP
bread, smoke, pate, butter
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13445392.jpg
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13450115.jpg
松の燻香とともにやってきたパン。生地には小麦粉のみならず、
松のおかくずを乾かして粉末にしたものを混ぜ込んでるらしい。
小麦が上等だったその昔、かさ増しに入れていたという歴史的背景も。とことん芳しい。


「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13451178.jpg
このパテとバター、齧りながら飲める。笑




◆DUCK AND RUN
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13452287.jpg
ブルーチーズに自家採取の蜂蜜を練り込んで。
鴨のジュとチェリーからなるソース、サマートリュフと共に。
チリオイルのエッセンスも重なり、味の変化も楽しい。




◆NOT TO BOAR
wild boar, sunflower, dandelion, plum
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13454190.jpg
wild boar=猪とのことだが、正しくは野生化した猪豚のよう。地元のハンターが狩猟。
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13454111.jpg
1日近く煮込んだそれは、とろんとろん。
野趣をそこまで感じさせず、むしろ清々しい脂の甘みが広がる。
肉汁とプラムがベースのソース、ひまわりの種とそのバターのピュレ、
雑穀のチップスやタンポポの葉と。



◆PALATE CLEANSER
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13454123.jpg
お口直しは、ベリーとパインの一口シャーベット。


「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13470386.jpg
泡3杯の後は、オカナガンワイン。
「A Sunday in August」
Pinot Gris、Gewürztraminerからなるオレンジを、独り占め。



◆WOOD BUFFALO
bison, currant, reindeer moss
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13472000.jpg
出た、バッファロー。
正しくはバイソン(長い体毛で覆われたウシ科の動物)なのだが、
地元の人はバッファロー(水牛)と呼ぶ。ややこしい。

「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13472225.jpg
テンダーロイン(ヒレ)は、思いの外しっとり。
噛むほどに、野趣溢れるテイスト。
赤スグリのソースの、甘酸っぱさが心地よく
カリフラワーのピュレが優しく包み込む。
茎ニンニクや、シェフが積んできた天然キノコ…と、地元の宝が一皿に凝縮。




◆PRE DESSERT
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13474007.jpg
レモンカード。甘酸っぱさはグッと深く、
素揚げした松の先っちょかな。森の中の香りがふうわり漂う。



◆FROM THE BANKS
raspberry, wild mint, pineapple, chamomile
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13475313.jpg
パイナップル風味のアイス。この蕩ける温度帯がいいね。
地元のラズベリーとそのクリームで後味爽やか。


「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13480381.jpg
ミニャルディーズとエスプレッソで〆。
気づけば20時。まだ外は明るく、テラス席はグッと涼しい。


女性シェフ、トレイシー・リトルさん曰く
厨房でナイフを使っている時以外は、狩猟や釣り、キノコや山野草を摘みに森の中へ。
Canmoreにしかない大自然のインスピレーションに浸るという。
その料理には、幼少期、カナダの大自然と共生してきた、トレイシーさんの深いルーツ、
さらには名レストランで経験を積んだキャリアが、心地よく調和していた。


食後は地元を散歩。まだ21時なのにこの明るさ。
「Sauvage」🇨🇦キャンモアの風土を感じるレストラン_b0118001_13484414.jpg


「Sauvage」
633 10 STREET
CANMORE, AB T1W 2A2
https://www.sauvagerestaurant.ca/
https://www.instagram.com/sauvagecanmore/



# by writer-kaorin | 2023-08-21 07:30 | =Canada= | Comments(0)  

from CANADA 2023summer

8月初旬からカナダに来ています。
from CANADA 2023summer_b0118001_22374628.jpg

from CANADA 2023summer_b0118001_22383268.jpg
from CANADA 2023summer_b0118001_23060367.jpg
こんな眺めの下だから、ワーケーションも捗る。笑

毎日、移動距離がハンパなく、へべれけ日記滞っていますが
落ち着いたタイミングで、アップしたいと思います〜!




# by writer-kaorin | 2023-08-17 23:06 | =Canada= | Comments(0)  

京都「cenci」 ひと夏の経験。

いつメンの皆さんにお誘いいただき
「cenci」夏の夜。
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14080013.jpg
アイスハーブティーでクールダウンの後
シャンパーニュ「RÉMI LEROY EXTRA BRUT」で幕開け。
続くワインは
マネージャー兼ソムリエの文屋隆志さんに全任せのペアリング。



◆烏賊 雲丹 ガスパチョ
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14082117.jpg

京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14083389.jpg
イカスミと米粉のチップの上には、ぷっくり肥えた雲丹。
忍ばせているのは卵黄や烏賊ワタ、アンチョビからなるソース、
細かく刻んだ発酵青マンゴーと炙り烏賊と共に。
台湾の香辛料・マーガオのレモングラスのような爽やかさが
夏なんです。

京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14091538.jpg
「ガスパチョ」といっても坂本シェフらしさ炸裂。
夏野菜を発酵させたダシと、鳥取「井尻農園」のミディトマトを組み合わせ、
焼き茄子やディル、レモンの搾り汁、オリーブオイルを合わせている。
野菜たちは夏の香りを撒き散らしながら、
乳酸発酵特有の、まぁるい酸味の余韻が堪らんかった。



◆ペルシュウ
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14092856.jpg
「BON DA BON」多田さんがつくるペルシュウは、24ヶ月熟成。
どこまでも甘く、舌の上でスッと口どけると、旨みはじっくり深く。

京都「田鶴農園」インカのめざめ10ヶ月熟成は、蒸して素揚げに。
「吉田牧場」のリコッタチーズの爽やかさが、
芋の素朴な香り、優しい甘みを引き立てる。

京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14094252.jpg
ドイツ「Makalié Chardonnay 2020」
乳酸発酵のニュアンスが、ペルシュウの熟成香にピタリ。
さらには樽熟成の香りが、質朴な香りのジャガイモと響き合う。



◆とうもろこし ズッキーニ 甘海老 パクチー
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14095457.jpg
甘海老は、オキアミの塩漬けでマリネ。
愛知のゴールドラッシュは、蒸しとピュレとクルトン3種の調理法で。

夏野菜にはパインのビネガーや、柚子塩麹のビネガーが絡み
沖縄のピパーチやコリアンダーの鮮烈な香りがいいね!
様々な熟成香と、コーンのピュアな甘み、食感の差異も楽しく
なんとも爽やかな後味。
夏のさまざまな記憶を呼び起こしてくれる、クリエーションに脱帽!


京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14100601.jpg
「Windchaser Gewurztraminer 2019」の
ライチを彷彿させる清々しさが、とうもろこしの皿には似合う。


京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14102052.jpg
目の前には鮎の骨せんべい。パリポリ楽しく


◆新生姜 キャベツ 胡瓜 鮎 ライム
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14103282.jpg
自家製の全粒粉タヤリンを使った冷製の一皿。
麺はライム果汁と昆布だしで和えていて、
鮎魚醤と麹のソースが、絶妙な按配を奏でる。

炭火で焼いた鮎のほろりとした苦味が全体を引き締め、
胡瓜のピクルスや新生姜、
乳酸発酵させた松浪キャベツ芯のまろやかな酸味が
絶妙にいい仕事をしていたし、
マイクロエゴマやライムの皮、パラペーニョの香りに異国へトリップ。

オーストリア「Liszt Individualiszt 2020」の
(ソーヴィニヨンブラン、ヴェルシュリースリング)
すっきりしつつ、きゅっとくる酸やほのかな苦味が
鮎の苦味や、発酵の丸い酸味とハーモナイズ。




京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14104543.jpg
滋賀「大地堂」のディンケル小麦を使ったロデヴは
「café kocsi」の2号店、「Année」メイド。
始まりのフォカッチャも、ロデヴも、料理に寄り添い、かつ味わい深い。



京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14110014.jpg
次の料理は、目の前で…
鶏ダシと穴子のダシ、「とおの屋 要」のどぶろく酢と
レモングラスからなるダシを注ぎ入れて。


◆トマト オクラ 穴子 クミン レモングラス ワカタイ
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14111261.jpg
炭火焼きの伝助穴子はふっくら感この上なく、
ダシの滋味深い旨みと丸い酸味に、レモングラスが心地よく香る。
サフランとクミンで炊いた黒米と丸麦の香り、さらに
ペルーやエクアドルなどの南米料理には欠かせないハーブ「ワカタイ」の
甘やかな香りが、追いかけてくる。

また、煮物椀の椀種のようなトマトの存在が絶妙。
だしにトマトのやらこい酸味がじわじわと滲み出る、味の変化も楽しいのだ。


お口直しのアチャールは、
まくわうり、ヨーグルトソース、愛媛の河内晩柑、ブラッククミン。
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14112703.jpg
「先インド、ムンバイのレストラン「noon」のシェフとコラボして
 インスピレーションを受けました」と坂本シェフ。
インドのエッセンスを感じさせながらも、行きすぎてない加減が秀逸だった。

京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14114153.jpg
「Dario Princic Sivi」
スパイスの香りとの相性がすこぶる良い、ピノグリージョ。



◆上賀茂唐辛子 賀茂茄子 フェンネル ピスタチオ 酢橘
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14115749.jpg
ヴィーガンな一皿。
唐辛子と茄子は揚げ浸しにしていて、
大豆からひいた精進だしと、そら豆醤油で味を調えている。
さらに、フェンネルとその実、ピスタチオと塩麹のソースを絡めて
フィンガーライムの果肉と一緒に。

とろりとした茄子の旨みが舌を喜ばせるし
大葉のオイルや枝豆ピュレの香りに、感覚が研ぎ澄まされてゆく。
しっかし食べ応えのある一品。


京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14121112.jpg
最近、急逝したチェコの巨匠の
「Kambrium Cuvèe 2019 Dobra Venice」を。
爽やかさと複雑味をあわせもつ。




◆アスパラ 大豆 麦 経産牛 黒にんにく
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14122212.jpg
「サカエヤ」で手当をした経産牛は、
うるうる艶っぽく、この幸せをずっと噛みしめ続けていたい。
北海道のアスパラガスには古代チーズ「蘇」が添えられ
お肉に負けない健やかさ。

ホタテの麹ソース、黒ニンニクと玄米小麦のソース
炒り玉ネギののソースと共に。

京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14123427.jpg
「N°3 2004 BRESSAN」
18年樽熟成、唸りますわこれは。



京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14124400.jpg
お口直しは、スイカとブラッドオレンジのグラニテ。
ジン、レモンビネガー、乳酸発酵させたミックスベリーという、清新な味。



◆つるむらさき 牡蠣 檸檬 フェットチーネ
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14125692.jpg
仙鳳趾の牡蠣のエキス、無農薬レモンの爽やかさが
フェットチーネに絡む。このホッとさせる味わいに皆、ニンマリ。



京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14130992.jpg
チェコ「Chardonnay 2017 Jaroslav Osicka」の
蜂蜜っぽさやくっきりとした酸が、レモンのニュアンスと実に合う。


そしてドルチェへと続きます。

◆放牧牛乳 桃 フレッシュ
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14132128.jpg
桃はコンポート、ソルベ、スープにて。
吉田牧場のフレッシュチーズのエスプーマと、爽やかな今を奏でる。
ハスカップのコンブチャスープと共に。



◆アマゾンカカオ バナナ マンゴー パッションフルーツ
京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14133244.jpg
バナナジェラートの下には、
アマゾンカカオ入りの半生チョコケーキ。
カカオニブとクランブル、マカンボ(カカオの仲間)のキャラメリゼに
カカオのチュイル…と、中南米のカルチャーが香る。
沖縄のマンゴーはとんろり、
パッションフルーツのスパッとキレのある酸味も良かった。

京都「cenci」 ひと夏の経験。_b0118001_14134309.jpg
そして、食後のお茶でホッと一息。


コース前半〜半ばにかけては、
国境を軽く越えながら、坂本シェフの今を感じさせる、夏と独創性。
肉やパスタは、どこまでもシンプルに、深く、研ぎ澄まして。
この緩急が、食べ手を魅了するのです。
坂本シェフ、みなさん、いつもありがとうございます。


「cenci -チェンチ-」
京都市左京区聖護院円頓美町44-7
☎075-708-5307
open : 12:00〜12:30入店、18:00〜19:00入店
close: 月・火曜、日曜不定休
http://cenci-kyoto.com/
https://www.instagram.com/cenci.kyoto/



# by writer-kaorin | 2023-08-10 07:07 | cenci | Comments(0)  

海外ゲストと「パセミヤ」の夜。

旅先からヘベレケ日記。なんか毎月のように国内外の旅は続く。
この日は、カナダから来客がありの「パセミヤ」ナイツ。
よっちゃん、チエさん、シンガポールからおかえりなさい!

海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20213290.jpg
一杯目はアルザスの泡。
「La Découverte 2021 / DENIS HEBINGER」
ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、半々のペティアン。
やわらかな果実味、清々しい酸にグビグビ、即2杯目。




◆ヤングコーン ホイル包み焼き
海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20215139.jpg
じっくり火を入れたコーン。香り高く、ピュアな甘みを撒き散らす。
そしてヒゲまで美味しいの。




◆前菜盛合せ
海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20215946.jpg
(手前右から)
・「淡路の鱧 ネパール山椒風味」はトマトと玉ネギの旨みと
  山椒の鮮烈な香りが生きている。
・「北海道産 グラスフェッドモッツァレラチーズ」は
  清々しい風味とコクある味わいが共鳴。
・「オリーブのアチャール」は香辛料と酸味がいい感じで、飲ませるよ。
・「貝柱のスパイス和え」は、複雑なスパイス感と、貝柱の甘みの融合。
・「タロイモとココナッツミルク」はスパイスの辛味と、まろやかな甘みが混じり合う。
・「ごぼうのプラム煮」は、梅干し水だけで煮たザ・シンプル。夏にぴったりの酸味。
・「ひよこ豆 ココナッツパウダーと青唐辛子」も、ワインに合うスパイス感。
そうです、店主・よっちゃんこと中川善夫さんによる、
南インドや中東のエッセンスを取り入れた前菜の数々は、
ワインを誘いつつ、カラダが喜んでいるのがわかる。


海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20221062.jpg
「Cuvée Tengeijis ESPOIR KOSHU 2021」
エレガント、樽香程よく、じつにふくよかな味わい。




◆鶏もも肉のスパイス煮
海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20221051.jpg
チキンほろほろ。
野菜の深い旨みを感じさせながら、辛味と酸味の調和が堪らん
よっちゃん手製、渦巻き状のパン「パロタ」との妙味、最強です。


◆サワラのトマト煮込み
海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20221033.jpg
サワラは厚みあり、ふっくら繊細。
タマリンドの甘酸っぱさや、ニョクマム的な香りも。
暑さに疲れた胃が、開く!

南インドの味は、スパイスの豊かな香りを感じながらも野菜たっぷり、癒しの味。



海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20221056.jpg
「2020 シャルドネ クヴェヴリ/ココ・ファーム・ワイナリー」
与市「木村農園」のシャルドネを、クヴェヴリで醸造した白ワイン。
これまた見事なキュヴェ。
ボリュームをしっかり感じ、ブドウそのものの質朴な味わいと凝縮感にハッとなる。



海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20235062.jpg
カウンター前の鉄板では、まさに好物の品が完成間近。


海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20235038.jpg
よっちゃんと、姉・チエさんの阿吽の呼吸も、見てて心地いいのです。



◆野菜たっぷり 海鮮焼きうどん 醤油味
海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20235049.jpg
くたっと、やらこい(柔らかい)うどんに、
野菜だしと醤油の、優しくも深い味わいが馴染みまくってる。
海鮮はもちろん、野菜もそれぞれ味くっきり。健康的な気分で飲めるし、
ずっと食べ続けていたいおいしさがある。




◆豚玉
海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20235055.jpg
いつもはホームラン焼きをいただくのですが、この日は
大阪スタンダード的、シンプルな豚玉を彼らに味わってもらおうと。
フワサク、キャベツの澄んだ甘みが生きている。



◆豚焼きそば
海外ゲストと「パセミヤ」の夜。_b0118001_20235162.jpg
豚玉もそうだけれど
甲子園のあの焼きそばに使われている「ワンダフルソース」の
「パセミヤ」オリジナルブレンド。
食べるほどにお腹が空いてくる口福がありました。


「パセミヤ」ならではの
南インドの味。さらにはお好み焼きや鉄板料理と、ワインとの妙味。
その感動は、国境を超えるというか。
国内外の食べ込んだゲストたちと、いつも飲みすぎてしまうという幸せ。
よっちゃん、チエさん、今宵もありがとうございました。


「Pasania - パセミヤ」
大阪市北区中之島3-3-23 中之島ダイビル3階
☎06-6225-7464(要予約、予約は4名様まで)
営業時間、定休日は下記ホームページをチェック。
https://pasania.osaka/
https://www.facebook.com/okonomiyaki.pasania/
※お店より:
禁煙、強い香りの香水・整髪剤などをつけての入店はお断りする場合がございます。


# by writer-kaorin | 2023-08-05 20:27 | パセミヤ | Comments(0)  

天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。

天神橋は、祭りのあとの静けさを漂わせていた。
そして念願の「ゆにゆも」で、念願の3人会。
天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17085430.jpg
料理人御用達のうつわ屋さん「Meetdish(ミートディッシュ)」磯部さんと
SAVVY 竹村編集長と。https://savvy.jp/


天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17092873.jpg
ビールで喉を潤す。
風呂上がりの家から直行だったからサイコウ。


◆水茄子茗荷煮
天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17093707.jpg
水茄子はハリがあり、じゅわり澄んだ旨み炸裂。



◆極上のり
天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17094545.jpg
香りも味わいも極上。



◆ゴマ鯖と海ぶどう 土佐酢仕立て
天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17095478.jpg
皮目だけを炙った鯖は、脂の旨みジワッと。
そこに加減酢のやらこい酸味、
プチプチとした海ブドウの塩味がナイス。
ビールに続き、お茶ハイ(ジャスミン×ジャスミン)でスッキリ、クールダウン。



◆初夏にピッタリ蟹とう桃こし
天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17100621.jpg
桃のピュレは優しい香りと甘みを蓄え、
蟹の凝縮感ある旨み、とうもろこしのピュアな甘みが共鳴。
この発想はどこから?なオドロキの新味。これクセになる。



◆カツオの炙りにタルタルソースを乗せる暴挙
天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17101532.jpg
やっとあなたに巡り会えましたよ、カツオの暴挙。笑
「美味しんぼからヒントを得て」とは店主・葛尾さん。
うんうん、思い出すわそれ(全巻持ってる派です)!なんて盛り上がりながら…。
ハリツヤのいいカツオの上には、タルタルソースと酒盗という、最強の暴挙。
これが、左党のツボをつきまくる最強の組合せなのです。



◆新蓮根の炭火焼き
天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17102560.jpg
シンプルな炭火焼きでホッと、クールダウン。
淡雪塩(我が家でも愛用)の甘い塩味が、香ばしい新蓮根の甘みを際立たせていた。
その後は瀬戸内レモンチューハイを。
てか、チューハイというのがいつぶり?ってくらい久しぶりで新鮮でした。



◆ええ感じのもち豚リブロース 無花果とタスマニアマスタード
天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17103311.jpg
一日一豚やからいっとかんとね。
リブロースは、ほんまにえぇ感じな…赤ちゃんのほっぺ的うる艶感!
無花果とマスタードの融合も、それはそれは美しく美味でした。


毎度な皆さま、ありがとうございました!
天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17104499.jpg


天神橋「ゆにゆも」 センスのいい酒場でゴキゲン呑み。_b0118001_17105259.jpg
食後は北浜×東横堀川を南下し、堺筋本町「wapiti」で酔い夜。
この日の出会いが新たな仕事につながる。ご縁に感謝です。


「ゆにゆも」
大阪市北区天神橋1-10-1
https://www.instagram.com/yuniyumo


「wapiti」
大阪市中央区安土町1-4-5
https://www.instagram.com/wapiti2017/


# by writer-kaorin | 2023-08-04 17:11 | ゆにゆも | Comments(0)