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肴・和洋酒 マツケン @マツケン食堂の新展開☆

2018年5月8日(火)にグランドオープンする
「肴・和洋酒 マツケン」へ行ってきました@野田阪神
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北新地の喧騒から離れた新店舗は、野田阪神の駅から徒歩数分。
高架下すぐ、暮らしのにおいが漂う、長屋が密集する一角に店はある。
マッチャンこと松本賢司さん、マダム・ジュンさんおめでとうございます☆


プレオープン初日にふらりとおじゃま。
3/28に幕を下ろした北新地「マツケン食堂」の新展開は
「ワイン、日本酒に合う肴料理をちょこちょこと」がコンセプト。
1回転目はおまかせコースのみ。
(21時以降はアラカルトと酒でBAR使いも)
このおまかせコースが…飲兵衛の心くすぐられまくりの内容なのだ。
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「Gaston Chiquet Champagne Brut “Selection”」でシャン杯☆
GWモードの素敵な夜のはじまり。



●北海道 ニシン
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函館「小西鮮魚店」から仕入れる、神経締めがなされたニシンは
ピンとハリがあり、ふくよかな脂の甘みがじわりと。


●北海道 ホッケ
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生のホッケをここ大阪で味わえるとは、テンション上がる。
こちらも「小西鮮魚店」の神経締めもの。
凛々しく、一点の濁りもなく澄みきった風味を放つ。旨みも深いわ。

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そこに合わせる酒は「新政 NO.6 R-type」。
舌にねっとり絡みつくホッケに、生酒ならではの旨み。
はぁ〜どうにでもして〜、な気持ちよさ。



●北海道のオニエビ 1年熟成のカラスミがけ
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オニエビのねっとり濃厚な甘みと、
カラスミの醤油っぽい香りも顔を覗かせる熟成感…。
嗚呼、禁断の組み合わせ。
そこに大阪産のワカメの清々しい海味。

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合わせる酒は、
岩手「民宿とおの」自家醸造の「どぶろく」炭酸水割り。
うわこの、どぶろく、すっごい透明感ある。
しかもどこまでも奥深い味わいなのだ。
乳酸発酵的ニュアンスと炭酸のしゅわしゅわ感が、
カラスミの熟成感と合うわ〜。



●手羽先
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福井・小浜産の鯖魚醤でマリネし、干した手羽先を焼きに。
皮はバリリ香ばしく、身は締まりよく、
ぶわっと溢れ出る複雑かつ凝縮感ある旨み。
ここに、フジマル醸造所の「サンセミヨン」を。
じんわり広がる酸がいいなぁ。手羽先とグラスが行ったり来たり。



●バーニャカウダ風サラダ
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バーニャカウダには、アンチョビの代わりに
私の母が作る鯖へしこ「京ちゃんへしこ」を使っている。
鯖へしこの甘みをも感じさせる旨み、塩味が
えぇ具合にソースになってるわー。
フルーツトマトのようなホオズキや、姫ニンジンほか
野菜も存在感ありあり。



●ハッカクのタレ焼き
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トゥルンとした質感、ほろり崩れる繊細な身は
脂のりよくって、旨みあるわ。
タレのコクと、山椒の香りの余韻が心地いい。


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「VdF Van Nu Rouge 2016 Domaine Les Deux Terres」とともに。



●和牛テールとホホとタンの土手煮
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新地「マツケン食堂」の人気メニューのひとつであった
「テール ド テ(和牛すじ肉の土手煮)」が進化してる!
丁寧に下処理した和牛テールとホホ、タンを
白味噌、そして愛媛・大洲「梶田商店」の“たつみ麦みそ”で煮込んでいるそうな。
和牛の各部位の、異なる食感楽しく
深いコクを感じながらも、味噌の自然な甘み、後味にキレを感じる。



●愛媛今治産 イノシシ バラ肉で巻いた新生姜のフライ
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これも、土手煮と同じく、懐かしくも新しい味だわ。
新生姜の爽やかな香りと、イノシシのキレイな脂がめっちゃ合うてる。
大阪松原のパロマソースのクリアな旨みが、フライの素材感を活かしていたな。
NZのピノノワールとともに頂きました。


●京都産 タケノコと岡山「吉田牧場」のカチョカバロ
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この組み合わせにも唸るしかなかった。
エグミを感じさせない新鮮なタケノコと
「吉田牧場」のカチョカバロが手をつなぐと、
ピュアな甘みのトウモロコシを彷彿とさせる、味わいと香りが現れるの。



●和牛ウチヒラ45日熟成のロースト
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締まりがある赤身肉。噛むほどに
味噌漬けにしたような深い旨みがじわじわ押し寄せる。


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〆は
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炊きたての土鍋ご飯と、マスのヅケ、水ナス。
はぁ〜至福という言葉では括りきれないひととき。

このように気の利いた肴がちょこちょこと小皿で約10皿、〆にご飯物までつく
おまかせのコース料理が、4800円(tax別)だったのには嬉しい驚き。
足で稼いだ、生産者たちとの出会い、食材の目利きはもちろんのこと、
酒飲みのツボを突きまくる、組み合わせの妙味といった、
マツケンならではのクリエイションが至るところに。

そんなお料理たちに、
シニアソムリエであるマッチャン&ジュンさんおすすめの
ワイン、日本酒etc…ときたらもうね、
ふたりに身を委ねて、飲んで食べることができるこの安心感。
酔えば酔うほど、なんとも幸せな気持ちに包み込まれるのです(笑)



7坪の店舗は、オープンキッチン&カウンター10席。
ナチュラルな木の質感をいかしていて、
奥にはウォークインセラーもあり、狭さを感じさせない店づくり。
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たまたま隣り合わせでご一緒できた、毎度な皆さんとマツケン夫妻と☆


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マッチャン、ジュンさん
移転&リニューアル、おめでとうございます!
5月8日(火)グランドオープンです☆




「肴・和洋酒 マツケン」
大阪市福島区鷺洲1-12-37三六荘ビル103号
06-6131-5532(予約がおすすめ)
open :18:00〜24:00
close:水曜(不定休あり)
Facebook
http://www.matsukenshokudou.com/



NICK LOWE - CRUEL TO BE KIND


by writer-kaorin | 2018-05-05 15:26 | 肴・和洋酒 マツケン | Comments(0)  

串かつ 一口 @尾道 昭和の香りと、三代目の新風と。

尾道「ビズー」を後にし、目指すはあの名店。
外はまだ明るい。小躍りしたくなるくらい嬉しい。
なぜなら、まだたっぷり飲む時間はあるのだから。(笑)
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旧き良き繁華街をてくてく歩けば
スナック、スナック、お好み焼き、またもやスナックの文字。
昭和エレジー。尾道ならではのこの空気感、好きやわ〜。



そして到着した「串かつ 一口」
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開店前。席を確保したいお客さんで待機所は賑わっている。
基本的に予約不可。待っていた客が順番に、入店できるシステム。
この日も1回転目に入ることができなかったお客さんが多くいらっしゃった。
3回転はするそうで。その理由は、串かつを食べた瞬間、分かる。



「一口」の大大将の至近距離。カウンター特等席に座らせてもらい乾杯!
この店の数十年の常連オカザキさんに感謝です。
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厨房を覗けば、2年前伺ったときと雰囲気は一変。
御歳81歳である大大将の、
お孫さんが修業から戻り、厨房に立っておられるではないか。
その微笑ましい光景に、思わずビールが進む。

しかもだ。カウンターの縁や、品書きがかけられた壁、厨房もそうだけど、
今すぐに作ろうたって作れやしない、年月の経過を感じるのだが
ダクトはピッカピカ。揚げ油のあのもわっとくる匂いも全くしない。
目に飛び込むもの全てが、清潔なのだ。



のれんに「串かつ」とあるが、ここ一口の串ネタは
瀬戸内で獲れた魚介がメイン。
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まずは「キス」が登場。「レモンを絞って、塩でどうぞ」と大大将。


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アッツアツ。ハフハフやれば、軽やかな衣から透き通った身が顔を覗かせ、
甘やかな香りがぶわ〜っと追いかけてくる。



●小イワシ
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超がつくほどの期間限定。
運良く出会えた小イワシに醤油をジュッとかけて。


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ざくっと小気味よい食感。身はふぁふぁ、儚いくらい繊細。
私が小さかった頃、家の近所の浜辺で釣りをしていた
あのシーンを思い出す、懐かしい香りがした。



●エビ
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衣の具合がかなり良い。ざっくりしながら、軽やかでいて品がある。
蒸されたエビは、しっかりと味があり、質朴な甘みを撒き散らす。



●ニシ
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「ニシ」とは「アカニシ貝」のこと。
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小さなレードルで串にタレを直接かけ、パクリとやれば
ニシの濃厚なエキスが勢いよく溢れ出る!なんて甘いんだ。



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ジョッキの酎ハイ。
感動すら覚える串の数々に、飲みのピッチが加速する。



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「穴子」のお出ましだ。

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まずは、レモンと塩で、穴子が放つキレイな風味
厚みがありながらとっても繊細な身の、ふくよかな甘みを楽しみ


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続いて、反り返った皮目にたっぷりの山葵醤油をのせて味わいます。


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穴子が持つ、深い旨みをダイレクトに感じ、
あんなにたっぷり山葵をつけたのに、ツンとした辛みはない。
むしろ、山葵の清々しい香りの余韻が気持ちいいの。
厚みがある大ぶりの穴子だったけれど、思いの外、軽くってするする胃に収まった。



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ビールに舞い戻る。大大将の前で、飲んで味わって。
ほんのちょっぴりの緊張感はいつしか、居心地の良さへと変わりゆき
時よ止まれな楽しい時間。



●トンから
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常連さん限定の裏メニュー。豚バラ肉の素揚げなのだが
赤身の嚙みしめるほどに広がる味わいと、ジュワッと弾ける脂の甘み
これはもうね……豚ラヴァーには堪らない一品だった。



●タイラギ(貝柱)
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ザクッ、シャクシャクッと歯ざわり楽しく、
旨みの嵐が押し寄せる。



●アサリ から揚げ
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名物メニューの一つ。聞けば、ここ尾道に
アサリの殻剥きを生業にするおばあちゃんがおられるとか。
身はぷっくりとかさ高く、噛むごとに濃厚なエキスが溢れ出る。
あぁ、ずっとずーっと噛み続けていたい。

なにせ、一口の串かつは、素材の味がくっきり濃い。
それはピカイチの食材、熟練の技、間合い…
さまざまな要因が重なってこそだと思うのだが
どことなく懐かしい昭和の頃の味がするのだ。




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厨房には、無駄な動きがひとつたりとも無い大大将と、
真剣に、楽しそうに接客をする、溌剌とした3代目。
そして感銘を受けたのが、2代目である大将の動きだ。

舞台上で主役ふたりの存在を、際立たせる名脇役といったところか。
決して前には出ず、だけれど存在を消しているわけではなく
お客さんが手を挙げる前に、気づいてささっと要望を聞きに行ったり。
背後からそっとふたりを見守りつつ、
そこに言葉はなくとも阿吽の呼吸があり、
3人それぞれの持ち場の仕事が、流れるように美しかった。


こうして「一口」の味が、親子代々、受け継がれていくんやなぁ、と
酒を飲りながらしみじみ考えてたら、胸がいっぱいになった。


「一口」
広島県尾道市久保2-20-2
☎0848-37-9723
open : 17:30〜22:30
close: 日曜、月曜、水曜




Bryan Adams, Rod Stewart, Sting - All For Love



by writer-kaorin | 2018-04-28 10:44 | =酒場= | Comments(0)  

尾道 BISOU(ビズー) @ナチュラルなワインとボーダレスな料理と

尾道旅情。
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ローカル線の車窓から。
尾道大橋と向島が、視界に飛び込んできただけで、
もうワクワク感が高まる高まる。
大好きな港町・尾道へやってきた。


あれこれ用事を済ませ
ずっとおじゃましたいと思ってた「BISOU(ビズー)」へ。
常連ドラさんと合流し、昼酒的至福時間。
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梁むき出しの店内。棚にずらり並んだワインボトルを眺めてるだけで
ニヤニヤしてしまう。だって、タイプの子たちが多いんだもの。


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陽光差し込む店内は、カウンター5席、テーブル10席。
店主の岡本真人さんがマダムとともに営む。
この空気感、まさに「小さくて強い店」のにおいムンムン。

店先の黒板には
「ナチュラルワインと自由な料理の
 カジュアルな酒場です」の文字。

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早い時間から、泡をクゥィ〜ッと。た・た・たまらん。


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「Despina 2015 Quarticello」from エミリア・ロマーニャ。
酸がキレイで軽快な飲み口だからするするいける。


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鏡にざっと書かれたメニュー名をみれば、
地元の鯛のカルパッチョや、パテカンはじめ
春菊のスパイスフリットといった、見てるだけでお酒欲しなる揚げもん、
「サイウア」という名の、自家製・チェンマイのソーセージがあったり
牡蠣とパクチーのオムレツでしょ、鴨のコンフィもあるわ
ラムカレーのクスクスにいたるまで
国やジャンルの垣根を越えた料理がずらり揃ってて、ワクワクする。




●キャベツとチキンのサラダ
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キャベツは甘く、チキンはしっとり。それぞれの食材の切り方がいいんだ。
くるみやニンジンなど、食感や味わいの差異楽しく
自家製マヨのコクと酸味がいぃ仕事してて
あぁ、飲ませるサラダなんだこれが。



●マントゥ
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トルコや中央アジアなどで主流の
“小さな肉入り餃子”といったところか。マンティとも呼ばれる。
小粒ながらむっちりした生地と、なかに詰めた羊肉のキレイな風味。
複雑なスパイス感がまた良くって、
濃厚なヨーグルートと、梶谷農園のミントが放つ清涼感が、全体をまとめ上げる。



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湯気とともに登場した次の品は、アサリとジャガイモと…

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豚肉を合わせた「塩漬け豚のアレンテージョ」。
じつは、我が家でも豚とアサリの煮込み料理をよく作るのだが
ビズーへやってきて、この組み合わせは
ポルトガル・アレンテージョ地方の郷土の味だと知った。
山と海の旨みの嵐。そのエキスを受け止めるジャガイモがこれまた名脇役。
しかも塩漬け豚というのが、味わいに深みをもたらしてくれるし
イタパセやレモンがアクセントになって、もうどうにも止まらない〜でした。



次の予定まであと15分、といったところでタイムアップ。
あぁ、まだまだ頂きたいボーダレスな料理、
ナチュラルなワインがあったのだが、次の楽しみに残しておくとしよう。
それにしても、この店の近所に住む人が羨ましい。近くなら通ってる(笑)
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岡本さん、マダム、ありがとうございました☆
外はまだ明るい。尾道へべれけ旅、まだまだこれから♪♪♪


「BISOU(ビズー)」
広島県尾道市久保2-5-24
0848-38-9700
open :火〜木曜・土曜/16:00〜22:00LO
    金曜/11:30〜14:00LO、17:00〜22:00LO
close:日曜、月曜
https://www.bisouonomichi.com/



The Waterboys: "Fisherman's Blues"


by writer-kaorin | 2018-04-25 08:14 | =旅= | Comments(0)  

Mっ邸 @左党の隠れ家 2018.3

大阪のダウンタウンにある「Mっ邸」にて
気の利いた肴とともに銘酒三昧な夜。
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ハートランドで乾杯!
ぐっさん★Mattさん、ありがとうございます!
大相撲大阪場所もはじまり、街の先輩・敷島親方をお連れ♪



●玉子豆腐
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料理名とビジュアルとの、このギャップよ…。Mattさんらしい(笑)
山陰のズワイガニの身どっさり、
驚いたのが北海道産の“蒸しウニ”。
ふっくら、ふぁっふぁの質感で、味の凝縮感が凄いの!
玉子豆腐はふるふる。餡はマグロ節からとっただしがベース。
コク深く、生姜の絞り汁を加えていて、あったまるわ。



●金華豚の生ハムのサラダ
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生ハムはねっとりしっとり、
しっかり味がある葉野菜とのバランスいいわぁ。


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「豊香 純米吟醸 おりがらみ無濾過生原酒」(長野・岡谷市/豊島屋)
フルーティーなニュアンス感じつつ、切れの良さがしっかりある。
生ハムのコクとばっちりな相性。



●スルメイカのマリネ
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噛み噛み、イカの旨みとマリネの酸、いくらの塩味のバランスを楽しみつつ、
日本酒グビリとなるワケで。


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思わずジャケ買いしてしまいそう!
「中野中 Episode1 ちえびじん 白麹」(大分・中野酒造)

ちえびじん(中野酒造)五代目・中野淳之さんと
東鶴(東鶴酒造)五代目・野中保斉さん。
九州を代表する、気鋭の蔵元による夢の競演。

このサイトを見てテンション上がった!
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのLPレコードを彷彿とさせる
東鶴酒造・野中さんの、黄麹と飲み比べしてみたい。



●徳島産 タケノコ
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ホクホク、香り高いタケノコは、酒を誘う程よい甘辛さだ。


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「ツブ貝、メカブ、ワサビの茎和え」なんて日本酒泥棒な肴、続々と。


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「奈良萬 中垂れ 純米 無濾過生原酒」(福島・喜多方市/夢心酒造)は
爽やかジューシー。じわじわと旨みを感じる品だし


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「山形正宗 辛口純米」(山形・天童市/水戸部酒造)
溌剌とした酸に続く、抜群なキレ感。
これはタイプやな。晩酌に飲み続けていたい(妄想)



●金華豚チャーシュー
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肉の噛みしめる旨みありつつ、脂がおいしいの。

そうそう、前日、知り合いがおじゃましていたのだが、全く違う料理。
Mattさんの凄いところが、メニュー内容を日々、変えていること。
本業もあるなかで、ほんまに凄いなと感心させられる。


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「来福 純米 吟吹雪」(茨城・筑西市/来福酒造)も登場し
〆の痛風丼へと続きます。
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●痛風丼(小)
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煌めくイクラどっさり!
ゴマ油の風味を利かせた甘辛なマグロの漬けと、
ふくよかな甘みすら感じさせるふぁっふぁのシラス。
この丼、〆のはずが締まらない、日本酒欲する味わいなの。



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お隣の、痛風丼(大)。これに追いイクラとなるわけだから
痛風の皆さんごめんなさい(笑)



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初めましての皆さんとも、あっという間に大盛り上がりの
愉快な夜となりました★皆さんありがとうございました。


さて。店情報非公開・予約困難な「Mっ邸」は
2018年5月1日の予約から価格改定を実施するそうです。
改定後:通常コース¥7000(税込/おまかせ料理+日替わり厳選日本酒)

価格改定、大賛成!
「Mっ邸」を愛するお客さんの誰しもがそう言うと思う。
なぜなら今の価格、こちらが恐縮してしまうくらいだから。

時を同じくして
「裏Mっ邸コース着弾!」ということで
価格要相談の極みのコースも提供するそうな。[貸切or指定日のみ]
こちらは、裏おまかせ料理+日替わり厳選日本酒(プレミアム日本酒含む)

次おじゃまできるのはいつかなぁ。。(遠い目)
「ラヴィリンス」ぐっさん、Mattさん、ありがとうございました!



Jet - Are You Gonna Be My Girl




by writer-kaorin | 2018-03-15 12:35 | Mっ邸 | Comments(0)  

備中倉敷葡萄酒酒場 @大岡さんのワインに、あの肉料理に出会った

倉敷遠征のきっかけは、この店の存在だった。
「備中倉敷葡萄酒酒場」
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倉敷駅から南へと。飲み屋のネオン煌めく「一番街商店街」を通り抜けた、
ほの暗い住宅街のなかにポツンと佇む。

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築90年の古民家を改装。
目立った看板はなく、冬場は吊るされた干し柿が目印。
夏になれば、オブジェのように配した蚊取線香、これがカッコエェの。



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友人であるDオカザキ氏がFBで紹介していた
この店の主人・呉明俊さん(みょん君)が生み出す
料理の美しさ、店づくりのセンスに、“感電”ともいえる衝撃を受けたワタシ。
「倉敷行きたい!この店おじゃましたい!」ってことになり
広島と大阪から、愉快な仲間たちが集結となったわけ★


料理もヴァンナチュールも、みょん君にお任せで。
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のっけからテンション上がるワイン!
仏・ローヌ在住の日本人醸造家として名を馳せる
大岡弘武さん(ラ・グランド・コリーヌ)が、
なんとなんと岡山でも、ワイン造りをスタートさせたのだ。


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記念すべき、初仕込みのワイン。
「ル・カノン ミュスカ・ダレクサンドリー2017」
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「マスカット オブ アレキサンドリア」を使った微発泡ワイン。
甘やか&華やかな香りが広がりつつ、意外や意外、爽快ドライ。
身体にすーっと沁み入る感覚、堪らん。
岡山ならではの葡萄を使った、サン・スフルのワインを
地元で味わえるなんて、岡山県民が羨ましいよ。



●太刀魚昆布〆とモズクのテリーヌ
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みょん君ならではな素材の組み合わせ。
太刀魚は肉厚にして繊細な身質。
〆の塩梅やさしいから、身の甘みを感じるな。
そこにモズクのテクスチャー、ケッパーの塩味がいい仕事してる。



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「DOMAINE MARC TEMPE Epice 2013」
美しい色してる。蜜のような甘みと洋梨の香り。
キレイな酸も印象的だ。


●渡り蟹と里芋のコロッケ
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渡り蟹の身、どっさり!
里芋はマッシュにしたものと、サイコロ切りのものと。
その食感の違いが心地よく、質朴な甘みのおかげで
カニの濃厚な旨みが引き立つ。グラナパダーノも合うわ。


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オーストリアより。Quantum Winery
「Ein Quantum Muschelkalk 2015」
上質なジュースのようにするする飲める。



●岡山 牡蠣の燻製
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程よい燻香。
身はぷっくり肥え、食べ応えある。そしてミルキー。



●三重のシジミとムカゴのパスタ
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シジミの深い旨みが、メッツェマニケ(半袖パスタ)に絡む。
ムカゴのシャキッほくっ感も、バランスすこぶるいい。
パスタとシジミ、ムカゴのサイズをあえて合わせるのだろう。
おいしいに集中できる、食べやすさがあった。


●グラタン
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ゆるゆるなベシャメルソース、そしてチーズのコクと、
ゴロゴロ入った分厚いベーコン。
優しさと力強さとが共存していて、ワイン泥棒な味わい。


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シチリアより。Marco De Bartoli
「Integer Zibibbo 2015」 とともに。嗚呼、沁み入る味わい。



●佐賀産黒毛和牛 ハネシタのロースト
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このビジュアルに惹かれ、倉敷行きを決意したといっても過言じゃない。
ソースやピュレなどはなく、広島産レモンのみという潔さ。

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すっとナイフを入れ口に運べばもうね、官能的としか言いようがない。
しかも塩の決め方がドンピシャ。肉の芯まで塩味が程よく馴染んでいて、
ハネシタが持つ甘みを際立たせてる。
レモンを絞れば、その香りとまろやかな酸味で、きゅっとシャープな味わいに。

USはカリフォルニアより。Broc Cellars
「Sogi Pinot Noir Gamay Central Coast 2013」
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杉玉のようなラベルが目を引く。
ピノ・ノワールとガメイのいいとこどりで、
何とも透明感あるピュアな味わいだこと。
ハネシタの潔さとめちゃくちゃ合ったのでした。


みょん君が生み出す料理。
ムカゴやモズクなど、ともすれば和で使いがちな素材も難なく、
自身の料理に昇華させていて、そのどれもが唸る味わいだった。
シニアソムリエでもある、みょん君セレクトのワインは
ほとんどがヴァン・ナチュール。
今、話題の大岡さんの初仕込ワインも頂けたし、
好きな生産者のボトル、初めましてなワインもあって、楽しいし勉強になったわ。


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内装はじめ、超ミニマムな厨房など
店づくりのノウハウも勉強になったな。
「とん平」もここ「備中倉敷葡萄酒酒場」も、
近所にあったら毎週通ってる。そんな力強いお店さんでした。
余談だけど、近所の美観地区観光は15分だけ(てかパンを買っただけ)。
そんな週末日帰り倉敷美食旅(笑)
みょん君、毎度な皆さーん★ありがとうございました!



「備中倉敷葡萄酒酒場 (びっちゅうくらしきぶどうしゅさかば)」
岡山県倉敷市稲荷町7-4
086-434-6006
open : 18:00~Last(食材とワインがなくなり次第終了)
close: 不定休
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今日はJeff Lynne's ELOな1日デス♪♪♪
●Electric Light Orchestra - Mr. Blue Sky







第2回プラチナブロガーコンテスト



by writer-kaorin | 2018-01-20 11:35 | 備中倉敷葡萄酒酒場 | Comments(0)  

「とん平」 昭和28年創業。倉敷の名酒場


この日は倉敷遠征。
目指す1軒目は、昭和28年創業の名酒場「とん平」だ。
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駅にほど近い、昭和レトロな酒場横丁。
路地のどんつきに、静かに佇む。
このロケーションからしてもう唆られまくり。


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気になる料理名の多いこと。ずっと眺めていたい。
店にBGMは流れておらず、聞こえてくるのは
トントントン、ジュワ〜、グツグツ…といった旨そうな調理の音のみ。
太田和彦さんがしっぽりと杯を傾けていそうなこの空気感、堪らんなぁ。



この店の常連・ドラゴン&良子さんご夫婦ナビのもと
「いっとかなあかん」メニューを。
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素揚げにした「小慈姑」は、
甘みと、ほろ苦さとのバランスいい。
そらビールが進む。



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次の料理の付けダレに、からし白味噌とポン酢が供された。



●どぜう空揚
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活どじょうを使った店の名物だ。まずは何も付けず。
臭みが全くないどころか、どこまでも香ばしく、ふんわりホックホク。
やらこい苦みもあり、繊細な身のいい風味が際立っている。
からし白味噌のコク、ポン酢との相性もばっちり。



●かわピー
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鶏皮とピーマン。だから「かわピー」。
親鳥の皮だそうで。カリッむちっジュワッ、
程よい塩味とニンニクの辛味の利かせ方が秀逸なの。
そこにピーマンの甘みと青い香りで、清々しく。
でもって再び皮、を繰り返す止まらないおいしさ。



●なす からし漬け
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大鉢料理より。
なすの瑞々しさ、そして塩梅と辛味のバランスがいい!
ずっと食べ続けていたい味でした。



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女将はじめ、女性スタッフ3人のチームワークはじつに良く、
オーダーが入った際、一言もしゃべらず、
まさに阿吽の呼吸で、料理を仕上げたり酒を作ったり。
状況に応じすべき事を心得て、黙々とこなしてゆく。
よって客も、酒と肴と、じっくり対峙することができるのだ。



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10数年前、この界隈で火事があり、幸いにも類焼を免れたという。
昭和時代から今にいたるまで、時代をつくってきた店ならではの心地よい緊張感。
ああ、この店のカウンターでまた飲りたい。



「とん平」
岡山県倉敷市阿知2-3-3
086-422-0778



SoulなPaul、最高でした♪♪♪
Paul Stanley's Soul Station
"Tracks of my Tears" Live at The Roxy








第2回プラチナブロガーコンテスト



by writer-kaorin | 2018-01-18 09:28 | =酒場= | Comments(0)  

Mっ邸 @店情報非公開、左党の隠れ家

浪速のダウンタウンに、店情報非公開・取材拒否の隠れ家がある。


目当ての店は、住所も連絡先もオープンにしておらず
紹介がないと行くことができない。


その名は「Mっ邸」。


常連である大阪新町「ラヴィリンス」店主・ぐっさんに連れられ、
いそいそととおじゃま。ぐっさん、ありがとうございます★
「ラヴィリンス」といえば、カレーとスパイス料理の名店だ。
近々、こちらにも迷宮入り予定🎶


さて友人や知人からも噂は聞いていた「Mっ邸」。
看板もなければ目印となるもの何もなし。
入店したい場合は、この店の常連に連れていっていただくしかない。
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カウンターのみの店内。
バックカウンターにずらり並ぶ酒のボトルに目がテン!
「ようこんな酒、入れられますねー」なレアもんだらけ。
入手困難な名酒はもとより、新政の一升瓶なんて初めてみた。



おや???
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おいしいもん繋がりでお世話になってます!の、Y岸弁護士のサイン発見!
テンション上がりましたわ〜www


料理と酒は、店主・Mattさんにお任せで。
それらのペアリングを楽しませていただきます。


*白和えと釧路のウニ
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すきっと端正な味わいの白和えに、
ぽってり重量感あるウニの、濃厚な甘みと香りが絡みに絡む。


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「鍋島 純米吟醸生 New Moon」(佐賀・富久千代酒造)
旨みと酸のバランスいいわ。搾りたての果実を口に含んでいるかのよう。



*だし巻き イクラ
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痛風の皆さんごめんなさい。(笑)
だし巻きが放つ、だしのうま味に
プチッと溢れ出るイクラの塩味。


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「上喜元 翁 生詰」(山形・酒田酒造)
味に円味のある、まろやかな口当たりは、イクラの甘みを際立たせる。



*宮崎牛ローストビーフ
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口内の温度で、スッと溶けゆく脂はサラリとしている。
噛めば旨みと香りとが、じわりじわり。そこに上喜元をクイッと。
プハァ〜ッ、まるで温泉に浸かったような心地よさ押し寄せる。



*がんも炊いたん
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ハフハフ頬張れば、やや甘めのだしがじゅわりと。香り高いわ。
はぁーこれまた幸せなため息。
だしには、まぐろ節を使っている。
雑味なく、じつに上品でまぁるい味わいだった。



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店主のMattさん激写が、ピン浅すまぬ。。。


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供された品は「金華豚のトンテキ」。山形庄内産かな。
繊細な肉質。タレはコク深く、脂の甘みと共鳴していた。


〆のご飯ものは・・・


*親子親戚丼
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「親子親戚丼」ってウケるわ!!!こちらはお隣さんの「大」サイズ。
讃岐サーモンの造りに、
秋鮭フレークは、焼いて手でほぐしたという手間のかけよう。さらに
北海道のイクラは、これでもか!といわんばかりの盛っり盛り。
箸を持つ手がとまらない、禁断の丼だ。
痛風の皆さんごめんなさい、アゲイン。(笑)


酒は、上記のほかにも
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「千代の光 純米吟醸 KENICHIRO 白ラベル」(新潟・千代の光酒造)


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「澤屋まつもと 守破離 朝日」(京都伏見・松本酒造)ほか撮影し忘れ多数。



酒を誘う気の利いた肴揃い、しかもレア酒多数につき
日本酒好きにはたまらなく心地よいパラダイス。
しかも懐にもやさしいというか、その値打ち、圧巻だった。
店主セレクトの洋楽ロックなBGMもすこぶるイイ肴のひとつかも。
Mattさん、ぐっさん、ご一緒させていただいた皆さん、ありがとうございました★



「Mっ邸」


Foo Fighters / Walk.



by writer-kaorin | 2017-12-05 18:00 | Mっ邸 | Comments(0)  

和洋酒菜 ひで @めくるめく美酒佳肴

酒呑みの聖地「和洋酒菜 ひで」@ミナミにて愉快な仲間たちとの愉しい夜。
西は広島・福山から、ひでさんならではの味を求めて現地集合。
Gコ、セッティングありがと★
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錫のタンブラーでビールをクィ〜ッと。



*シラス釜揚げ
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醤油漬けにしたとんぶりとともに味わえば
シラスの甘みが持ち上がり、山椒の香りがほんのりと。



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メンバー全員が即、日本酒の口にwww
我が地元・福井が誇る、黒龍酒造の「九頭龍 純米」(製造2017.10下)を。
洋梨のようなニュアンスを感じる爽やかな飲み心地。



今の時季ならではの“旨い”を、ひと切れずつ。
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鹿児島の「天然シマアジ」は、端麗な脂を蓄えている。


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「上喜元 純米吟醸 五百万石 完全醗酵 超辛」(山形・酒田酒造)を。
皆、ピッチ早っ。アスリートに囲まれてマラソン走ってる気分(笑)


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続く「白甘鯛」の、濃密な脂の旨みにニンマリとなる。


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皮目を炭火でさっと炙った「〆鯖」は、
その塩梅、脂の甘みを感じる温さ、どれも申し分ない。



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しっとり、キメ細かい舌触りの「金目鯛 炙り」に唸った……。


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ねっとりと舌に絡む、官能的な「鰆 ヅケ 炙り」だこと。
漬けダレの加減よく、何とも味わい深く
口内でほろり解けゆくその感覚に心奪われた。


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「帆立貝柱と鯛酒盗」は好物の逸品だ。
危ういまでに酒を呼ぶ、酒盗の塩気と発酵臭に、
帆立の強い甘みぐぐっと際立っていた。



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「正雪 特別純米 秋あがり」(静岡・神沢川酒造場)
“秋あがり”という素敵なネーミングは、ひやおろしの意味。
まぁるい味わいのなかに、深みを感じるなぁ。



*煮 牡蠣
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味を含ませた後、炭火で炙ったそれはぽってり重みがあり身詰まりよい。
表面は香ばしく、深い旨みを感じ、
すっと歯を入れれば、絹のようになめらかな舌触り。


*あん肝
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エアリーでファッフア。
と同時に、濃厚なコクが広がる。日本酒どうにも止まらない。



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テンション上がる光景だ。



*セコガニ
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美しい。嗚呼、ずっと見続けていたいが、
カニエリアで生まれ育ったワタシ、本能むき出しにwww
身の甘み、濃厚な旨みはもちろんのこと
内子も外子の食感味わい、んもうどれをとっても無言になるおいしさ。
この時期の料理人さんの仕込みのご苦労を、しみじみ味わい尽くすのでした。


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「徳次郎 特別純米 ひやおろし原酒」(京都・城陽酒造)
まろやかで円熟味ある酒。



*鯨と白菜
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コロ(皮と皮下脂肪)とさえずり(舌)が入る。
鯨から出たエキスだけでとっただしは、どこまでも味わい深い“命のスープ”だ。
その旨みが染みた白菜の甘みも唸り、キレのよい後味が印象的だった。



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「而今 特別純米 火入れ(2016BY)」(三重・木屋正酒造)



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「韓国ズッキーニ」の炭火焼。この厚みがいい。
淡雪塩の甘みで、溢れ出るジュはクリアな甘みが一層引き立ってた。


*ポテトサラダとソーセージ
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ひでさんのポテサラLove。ここでしか出会えぬ味。ほかのお料理もそうだけれど。
まろやかでコク深いポテサラに、ヒシウメソースとそばの実の香ばしさ。
そして、ぶりんぶりんのソーセージはじつに肉肉しい。




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クライマックスは「蝦夷豚ロース」。
この蝦夷豚にハマッた!
ブリブリの脂は、甘みを帯びていて、でもキレイな風味。
目を閉じて味わえば、牛肉ともとれる野趣溢れる味。
まずはそのまま食らいつき、次は粒マスタードとともに
その次は薬念醤(ヤンニョムジャン)つけて…と、味わいの広がりを楽しんだ。



以上。ひでさんならではの技と酒飲みのツボをつきまくる美酒佳肴に、
皆がメロメロになったのでした。
ひでさん、ありがとうございました★
「橋弥一門会」の皆さ〜ん!次回会合も楽しみにしてるwww




「和洋酒菜 ひで」
大阪市中央区心斎橋筋2-1-3
06-6211-3391(完全予約制)



This Time Tomorrow - The Kinks



by writer-kaorin | 2017-11-30 08:35 | 和洋酒菜 ひで | Comments(0)  

塩干 しおから @11/1open 「道頓堀あかい 北店」の姉妹店

肉好きのための聖地
新地「道頓堀あかい 北店」が
店隣に姉妹店をオープン。
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「塩干 しおから」
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2017年11月1日開店。
「道頓堀あかい 北店」が、大和肉鶏の鍋や熟成肉など
 ワインを欲する肉攻めなのに対し、
「しおから」は、日本各地の生唾もんな“塩辛”、さらには
 季節の魚菜など、日本酒プリーズな肴を揃えている。

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カウンターのみの店内。
早い時間はこの品書きを軸にしたコース6500円を提供(11/1現在)。
2回転目の時間帯以降は、あれこれ単品の注文もOK。
遅がけの訪問だったので後者で飲ることに。



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ビールで喉を潤しつつ、「長芋とオクラのポン酢和え」を。
長芋とオクラの心地よいぬめりとともに、すきっとした酸味広がる。


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「レンコンと鶏肉の南蛮炒め」はじめ、
小皿料理をちょいちょい楽しませていただきます。


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今日はワインな気分。あとに続く塩辛に合わせ、
オーストラリアのソーヴィニヨン・ブランを。
蜂蜜的コクを感じさせつつ後味清々しい。


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お造りは、食べた先からひと切れずつ供されるスタイル。
「愛媛のタイ」は程よい弾力、じわじわ旨みが押し寄せ


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「島根のシマアジ」はまとわりつく濃厚な甘みが堪らん。
かたや「愛媛の剣先イカ」は上品な甘みが現れた。


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「マグロ」はいい香りを残しながらすーっと溶ける消える。


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「クジラベーコン」はピンッとハリがあり
口中の温度でじわりと、旨みが解き放たれる。



*サーモン塩辛
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しっとり脂がのったサーモンに、麹独特の旨みとプチプチ感。
その塩梅よろしく、マヨネーズのまろやかな酸味が妙に合う。
日本酒の口になりかけたが、ワインとの相性もすこぶる良い。
あー食べ続けていたかった。www



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焼き物は、和歌山産の「灰干しアジ」にした。

“灰干し”とは、火山灰など灰のなかでほとんど空気を通さず、
魚の余計な水分を抜く伝統的な製法。
だからこのアジ、天日干しなど通常の干物と比べて、実にしっとり。
旨みの凝縮感をしっかり感じたのだった。


〆に「秋鮭と舞茸の釜飯」といっときたかったが、
ここはグッとこらえ、またの機会となりました★


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まともな顔してくれへん(笑)
店主の赤井亮さんと、「塩干 しおから」料理長の中野陽介さん★
オープンおめでとうございまーす!!!


系列店ではあるがコンセプトが全く違うから
がっつり、おまかせコースの楽しみもありつつ、
お隣の「道頓堀 あかい北店」の帰りに「塩干 しおから」立ち寄って、といった
ビル中ハシゴ酒も楽しいと思う★



「塩干 しおから」
大阪市北区堂島1-3-33 新地萬年ビル1F
080-5331-5629


The Doors - Riders On The Storm

https://youtu.be/lS-af9Q-zvQ

by writer-kaorin | 2017-11-06 18:01 | 道頓堀あかい 北店 | Comments(0)  

SABAR 京都烏丸店 @ギネス級!?「とろさば」しゃぶしゃぶの凄み

ずっとおじゃましたいと思っていた
「とろさば料理専門店 SABAR」
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我が地元・福井県小浜市の食文化といえば鯖!
母の実家は焼き鯖専門店「朽木屋」!
という環境で育った私は、鯖が大好物だから、
念願の訪問というワケなのだ。



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この日は「京都烏丸店」へ。
魔法のレストランのプロデューサーであり、飲み友達&先輩の平井直人さんと
人気放送作家・小林仁さんたちと突撃。
明治時代の町家を改装した店は、2017/9/1に「鯖街道体験酒場」としてリニューアル。


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店内には鯖街道や小浜グルメについての紹介コーナーが設けられていたり


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なんと鯖の神社も!外国人のお客さんにもウケそう。
この奥には、おくどさんや、梁むきだしの吹き抜け空間もあり風情漂うのだ。


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小浜市と提携しているとのことで、同市にとってものすごくいいPRになると思う。
がんばれー!小浜ー!
って、小浜小浜とうるさくてすみません;県民愛、お許しを(笑)



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「京は遠ても十八里」というキャッチコピーで有名な鯖街道。
小浜から京都へと、鯖を担いで歩いた先人たちの営みを、垣間見ることができる。


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おっ!平井さんっ!


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ヨッ!仁さんっ!

このカゴ、実際に鯖を担いでいたときの重量らしく、
ずっしり、かなり重たかった。


店内を巡るだけで、小浜ならではの鯖文化エンタメ感満載なのだが
「さば寿司作り体験」や「若狭塗のお箸づくり体験コース(伝統的なさば料理付き)」
など、おいしい体験も堪能することができる。詳しくは新聞のサイトをcheck


前置きが長くなったのだが
私たちが味わった、鯖オンパレードな料理の数々を、紹介しよう。


*小浜3種盛り
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「さばのへしこ」は塩気と旨みのバランスいいなぁ。
「〆さばの沼田(ぬた)和え」。小浜でぬた(酢味噌和え)といえば必ず、〆鯖が入る。
「さばのなれずし」は、ぬかと塩で仕込んだ鯖を、
 麹と米でさらに漬け込んだ発酵食品で、寿司のルーツとも称される。
 ほんのり広がる甘み、発酵特有の酸味広がり、まるで上質なチーズのよう。
 さばのなれずし、子供の頃から大好物だったなー。
 私にとっては、いろんな思い出がよみがえる、懐かしの3品だ。



*SABA カルテット盛り合わせ
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このビジュアルに……心のなかで狂喜乱舞(笑)
「とろさば刺身」
「とろ〆さば」
「漬けとろさば」
「とろさばの薫製」のカルテット(4重奏)というわけだ。


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「とろさば刺身」はエッジ美しく、さすが“とろ”だけあり、脂ののりすこぶる良し。
 その上質な脂が口中でスーッと溶けゆく悦楽といったら…。ため息しか出ないわ。


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「とろ〆さば」も脂、甘いなー。
この脂ののりゆえ、ある一定の時間、酢〆にしても
酸味よりかは爽やかな甘みが際立っている。



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「漬けとろさば」は醤油ベースのタレで漬け込んでいて
刺身とはまた違い、ぐっとコクが増していた。


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「とろさば薫製」のスモーキーさ、いいねー。
こちらは脂うんぬんというよりかは、
程よい薫香と、肌理の細かさを楽しんだ。



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そら日本酒の口になるでしょ、ってことで


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「陸奥八仙 特別純米 緑ラベル ひやおろし」を(青森・八戸酒造)
落ち着き感ある甘い香り、心地よい熟成感が、「とろさば」の上質な脂と合う合う。



*さばの浜焼き
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国産(この日は焼津沖)の鯖を、丸ごと1本串焼きに。
ノルウェーなど外国産とは違い(輸入物は脂のりすごいの)、
国産は、むっちり身の締まりがよい筋肉質。
噛むほどに深い旨みがじわりじわりと押し寄せる。

ちなみにオーナー右田さんは、偶然にも
母の実家「朽木屋」で、さばの浜焼きの技を学ばれたという。
まさかそんな繋がりが小浜であったとは、驚いた。



そして「京都烏丸店」ならではの名物料理
「とろさばと野菜のしゃぶしゃぶ」のお出ましだ。
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何が凄いって、ツヤッツヤの「とろさば」はもちろんのこと


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だしの味の要となる「鯖節」。
これが私的・ギネス級のビックリだったの。


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店には、鯖節削り機がある。この機械は、
かつお節削り機をメインに水産物の加工機械を開発している
エムズネットヤマキタ」という大阪にある業者さんが製造したんだとか。 
削り機専門の機械メーカーさんがあるというのにも驚いたのだが


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鯖節をなななんと、0.01㎜の薄さに削ることができる。
0.01㎜って、想像つかないんだが

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天女の羽衣のような、今にも飛び立ちそうなふんわり感。
引き立てなので、とにかく香りが良いの。
思わず舐めながら飲んでしまうよ(笑)
その鯖節を「これでもか」というくらいふんだんに使う
「とろさば」のしゃぶしゃぶが、京都烏丸店限定メニューというわけ。



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あらかじめ、鰹節や鯖節などからとっただしに
どっさりの鯖節を入れ、沈みきらないうちに揚げる。なぜなら
鯖節特有の渋みを出さないようにするため。


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グッとコクを感じつつ、そのうま味はどこまでも上品。



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刻んだ白菜ほかどっさりの野菜を入れ、
「とろさば」を、さっとくぐらせること数秒。


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だしの馥郁たる香りが立ち込めたと思えば
「とろさば」からは、じつに上品な脂がじわ〜っと。
そこに野菜の優しい甘みが重なり合うのだ。
嗚呼、これもズワイガニのように、無言で食べ続けてしまう。


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だしをアテに飲んでしまうから、
追加のだしと、追い鯖節。


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別腹作動だ(笑)
サラリとしたいい脂だから、食後感も清々しいの。


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ここらで「麹でつくった酒蔵の甘酒」を頼み酵素摂取。


クライマックスは、「さば節たっぷりの卵かけごはん」
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こちらも京都烏丸店、限定の品。


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「さば節」の舌奥に訴えかけるうま味と、卵のコクとが混じり合い
ツヤ甘ごはんに絡むのだ。味わいのバランスに唸り、
ボリューム満点ながら、怖いくらいにすいすい胃袋におさまったのでした。



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この日はオーナーの右田孝宣さんがお店におられた。
(sabades Tシャツ超似合ってるww)
2012年に、とろさば寿司の販売店「鯖や」をオープンさせ、
今や、鯖料理専門店「SABAR」を国内外に14店舗、展開するまでに。
そんな右田さんの鯖愛、小浜への想いを、
たっぷり聞かせていただくことができて嬉しかったなぁ。
右田さん、ありがとうございました!



そうそう「SABAR」は今週末@大阪、来週末@小浜での
美味しいイベントに出店されるみたいですよ〜★

●「第1回 天満天神 収穫祭」 
開催日時:10月14日(土)~15日(日)10:00~16:30(雨天決行)
場所:大阪天満宮

<サイトより>
大阪天満宮の神嘗祭(かんなめさい)の奉納行事として初開催。
収穫への感謝を込めて、各地の食を「見て、食べて、飲んで、買う!2日間」。
プロが厳選した日本酒の飲み比べ横丁をはじめ、ご当地おでん、
サバ博士がプロデュースする鯖ブース、新鮮な魚、野菜等、そしてお米。
秋の収穫がいっぱい!


こちらは我が地元・小浜で開かれる鯖イベント★
●「鯖のまちフェスタin若狭おばま海の駅
開催日時:10月21日(土)〜22日(日)9:38(サバ)〜15:38(サバ)
場所:御食国若狭おばま食文化館周辺
Facebookページ 

皆さんぜひ来週末は、美味しい秋の小浜旅へ〜!
(っと、小浜の宣伝で〆てみたwww)



「とろさば料理専門店 SABAR 京都烏丸店」
京都市下京区高辻通新町西入堀之内町287
075-754-8738
open : 17:00~23:38(22:38LO)
close: 無休 ※不定休有り
http://sabar38.com/



Kenny Loggins - Whenever I Call You "Friend"



by writer-kaorin | 2017-10-13 07:47 | SABAR | Comments(0)